Epilogue
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
爽やかな午後の昼下がり。都内の新しい診療所。過ごしやすい秋晴れの今日、資材庫で薬のチェックをしてると、勢い良くドアが開いた。
「名前、ちょっと匿って!!ケンチンに追われてるんだ」
その声はうっとりするような美声だけど、めちゃくちゃ焦ってる。あれれ??ここは、スタッフオンリーの筈なのに。
私は目を丸くして、驚きながら振り返る。
「佐野さん!一体、どうしたんですか??」
現れたのは佐野万次郎さんだ。彼は『プロのバイクレーサー』で、この診療所の近くにある、サーキット場で練習をしている。私はここで働く『新米の看護師』で、彼はしょっちゅう軽傷を負って、私の所へやってくる。でも今日は違うみたいだ。
「もしかしてまた、龍宮寺さんから逃げてるんですか??」
「そう。だから匿って!オレ、今日はもう練習したくねぇ気分なんだよ」
彼は27歳には見えない、まるで少年のようにやんちゃな笑顔でそう言った。彼は私より6つも年上だけど、本当に若々しい。初めて会った時は、同い年かと思ったくらいだ。
でも彼が若いのはこの見た目だけじゃない。だって彼は練習をサボる為に、メカニックのケンチンこと龍宮寺さんから逃げてるのだ。
すごい、相変わらずだなぁ!!私は思いきり笑顔が零れる。
「じゃあ、奥に隠れててくださいね」
暫くすると、彼は嬉しそうに私の前にやってきた。
「よし!もうケンチンは追ってこねぇな。有難う、名前。助かったよ」
私は彼の顔を改めてまじまじと見て、思い切り胸が熱くなった。わぁ~!!佐野さん、今日も会えた!!相変わらずカッコいい!!肌白い、顔小さい、金髪も素敵!!
彼は私の患者さんだけど、私は密かに、彼の「大ファン」だった。彼は華奢で小柄で、少し長めの金髪が美しい。いつもラフな恰好だけど、気品に満ち溢れてる。漆黒色のアーモンド型の瞳が印象的で、いつも凛とした雰囲気を纏ってて、本当に魅力的な人だ。
佐野さん、今日もカッコいいなぁ!!私、彼みたいな人と職場でしょっちゅう会えて、ほんとに幸せだなぁ!!
それに彼は、本当に優しい人なのだ。新人の私の事を、いつも気にかけてくれる。佐野さんは眩しい笑顔で聞いた。
「お前、仕事は順調なの?」
「はい!!先輩達も親切に教えてくれますので。まぁ、実際私はおっちょこちょいだから、色々ミスもあって、凹みますが……」
「また試験とかあるの?」
私は瞬時にして顔が引きつる。
「……はい。来週あるんですが、私、またパス出来そうにないんです……」
家族や友達の応援もあり、なんとか看護師になる夢を叶えたものの、私は前途多難だった。実は看護師って、なった後もいっぱいテストを受けなくちゃいけないのだ。私は勉強が大の苦手だった。
しょんぼりしてると、彼はにっこり笑顔で言った。
「いい事教えてあげる。眼鏡かけたら頭良くなるよ」
私はその言葉に、思わずふき出しそうになる。すごい!!「眼鏡かけたら頭良くなる」って、古いようで新しい!!流石は佐野さん、発想が自由だなぁ!!
ところが佐野さんとエントランスまで戻ると、背の高い精悍な顔立ちの男性が現れた。わぁ、龍宮寺さんだ!!彼は案の定怒ってるみたいで、佐野さんを見るなり静かにキレた。
「おい、マイキー。また練習サボってんじゃねぇ!すぐに帰るぞ」
佐野さんは真っ青だ。
「やべぇ。名前、またね!!」
彼は反対方向に走り出した。龍宮寺さんは落ち着いた人だから、走り出したりはしない。私に「いつも悪りぃな」と言って、悠然と歩いて追いかける。彼の額には生き生きとした"黒い龍のタトゥー"が彫られていて、今日もすごくキマってる。
私はその2人の姿を見て、心の底からほっこりした。あはは!!ほんとにあの2人って、いいコンビだなぁ!!
また笑顔になりながら、私はよし、今日は帰りに伊達眼鏡を買いに行こう!!って決めて、意気揚々と仕事に戻ったのだった。
‥ おしまい ‥
So sweeeet secret love!
執筆期間2025.12.10-2026.1.12
管理人 りぃ
「名前、ちょっと匿って!!ケンチンに追われてるんだ」
その声はうっとりするような美声だけど、めちゃくちゃ焦ってる。あれれ??ここは、スタッフオンリーの筈なのに。
私は目を丸くして、驚きながら振り返る。
「佐野さん!一体、どうしたんですか??」
現れたのは佐野万次郎さんだ。彼は『プロのバイクレーサー』で、この診療所の近くにある、サーキット場で練習をしている。私はここで働く『新米の看護師』で、彼はしょっちゅう軽傷を負って、私の所へやってくる。でも今日は違うみたいだ。
「もしかしてまた、龍宮寺さんから逃げてるんですか??」
「そう。だから匿って!オレ、今日はもう練習したくねぇ気分なんだよ」
彼は27歳には見えない、まるで少年のようにやんちゃな笑顔でそう言った。彼は私より6つも年上だけど、本当に若々しい。初めて会った時は、同い年かと思ったくらいだ。
でも彼が若いのはこの見た目だけじゃない。だって彼は練習をサボる為に、メカニックのケンチンこと龍宮寺さんから逃げてるのだ。
すごい、相変わらずだなぁ!!私は思いきり笑顔が零れる。
「じゃあ、奥に隠れててくださいね」
暫くすると、彼は嬉しそうに私の前にやってきた。
「よし!もうケンチンは追ってこねぇな。有難う、名前。助かったよ」
私は彼の顔を改めてまじまじと見て、思い切り胸が熱くなった。わぁ~!!佐野さん、今日も会えた!!相変わらずカッコいい!!肌白い、顔小さい、金髪も素敵!!
彼は私の患者さんだけど、私は密かに、彼の「大ファン」だった。彼は華奢で小柄で、少し長めの金髪が美しい。いつもラフな恰好だけど、気品に満ち溢れてる。漆黒色のアーモンド型の瞳が印象的で、いつも凛とした雰囲気を纏ってて、本当に魅力的な人だ。
佐野さん、今日もカッコいいなぁ!!私、彼みたいな人と職場でしょっちゅう会えて、ほんとに幸せだなぁ!!
それに彼は、本当に優しい人なのだ。新人の私の事を、いつも気にかけてくれる。佐野さんは眩しい笑顔で聞いた。
「お前、仕事は順調なの?」
「はい!!先輩達も親切に教えてくれますので。まぁ、実際私はおっちょこちょいだから、色々ミスもあって、凹みますが……」
「また試験とかあるの?」
私は瞬時にして顔が引きつる。
「……はい。来週あるんですが、私、またパス出来そうにないんです……」
家族や友達の応援もあり、なんとか看護師になる夢を叶えたものの、私は前途多難だった。実は看護師って、なった後もいっぱいテストを受けなくちゃいけないのだ。私は勉強が大の苦手だった。
しょんぼりしてると、彼はにっこり笑顔で言った。
「いい事教えてあげる。眼鏡かけたら頭良くなるよ」
私はその言葉に、思わずふき出しそうになる。すごい!!「眼鏡かけたら頭良くなる」って、古いようで新しい!!流石は佐野さん、発想が自由だなぁ!!
ところが佐野さんとエントランスまで戻ると、背の高い精悍な顔立ちの男性が現れた。わぁ、龍宮寺さんだ!!彼は案の定怒ってるみたいで、佐野さんを見るなり静かにキレた。
「おい、マイキー。また練習サボってんじゃねぇ!すぐに帰るぞ」
佐野さんは真っ青だ。
「やべぇ。名前、またね!!」
彼は反対方向に走り出した。龍宮寺さんは落ち着いた人だから、走り出したりはしない。私に「いつも悪りぃな」と言って、悠然と歩いて追いかける。彼の額には生き生きとした"黒い龍のタトゥー"が彫られていて、今日もすごくキマってる。
私はその2人の姿を見て、心の底からほっこりした。あはは!!ほんとにあの2人って、いいコンビだなぁ!!
また笑顔になりながら、私はよし、今日は帰りに伊達眼鏡を買いに行こう!!って決めて、意気揚々と仕事に戻ったのだった。
‥ おしまい ‥
So sweeeet secret love!
執筆期間2025.12.10-2026.1.12
管理人 りぃ
1/1ページ