男主とコンパスキャラのあれこれ
名前変更
本棚全体の夢小説設定基本的に男主しか出てきません。
女主も登場しますが夢小説ではありません。物語のいちキャラとしてお楽しみください。
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「よぉ、たーいしょっ!」
「お、サーティーンおはよ」
後ろから肩に腕を回され胡散臭い笑顔に顔を覗き込まれる。俺はサーティーンに笑顔で挨拶を返した。
「それにしても大将ひどい顔だなぁ?昨日ちゃんと寝たか?」
その言葉にギクリと肩を揺らし、目を泳がせる。昨晩はアリーナで使うデッキの再編成をしていたら思いのほか悩んでしまい、気がついたら時計の針がてっぺんに登っていた。
「その顔...ちゃんと寝てねぇなー。どーせ、遅くまでデッキの編成でもしてたんだろ?」
「え、なんでそんなこと...」
本当のことを言い当てられ驚きを隠せなかった。そんな俺を見て、サーティーンはふふんと得意げに笑うと、
「まぁ、僕ちゃん相棒のことならなーんでもお見通しだしぃ?これも死神の力ってやつぅ?」
「死神ってそんな力もってんの?」
心底信じられないという目を向けると、サーティーンは両手で俺を制してわざとらしく溜め息を吐いた。
「冗談だって!そんな目で見んなよ相棒!!」
「じゃあなんで知ってんだよ!!」
「俺たちもう1年の付き合いだぜ!?相棒の行動くらい把握してるっつーの!!」
サーティーンはそう言い終わると少し恥ずかしそうに口ごもった。
「まぁ...俺だって相棒の心配くらいするし...」
その言葉にぽかんと口を開け固まってしまった。あのサーティーンが?俺を心配?しかもちょっと恥ずかしそう??
でもその気持ちが嬉しくて自然と頬が緩んだ。
「ちょ、おい!なんで笑ってんだよっ!」
「ふふっ、いや、嬉しいなって思ってさ。ありがとなサーティーン」
そう言って笑うと、サーティーンもニカッと白い歯を見せてはにかんだ。