男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(月島蛍の考察。)
教室の端の前から3番目の真ん中の席。
僕の席は端から二列目の一番後ろ。
そこから彼女の席はよく見えていた。
「(また寝てる。授業中寝てばかりのくせに何で授業について行けるわけ?意味わかんないんだけど…)」
窓の方に顔を向けて堂々と眠る彼女に何故か教師も起こさない。
それは彼女の成績がいいのとたまに目の下の隈が酷く顔色が良くないからだ。
もともと色白の方なのに真っ青。
その癖部活の時は元気すぎて他の人に気付かれにくい。
いったい今は何をいくつこなしてんのか分からない。
たかだか部活のために代替え医療の資格まで取って…いったいどれだけ勉強しているのやら。
それに何処までやるのだろうか。
もう十分すぎるほど勉強し、サポートに回ってるくせにこの子の向上心は限界が無いのか…。
胸を張ってトレーナーだと言えばいいのに謙遜してまだまだ勉強中ですなんて言っちゃって…。
何なんだろう。
日向みたいにバカじゃ無い。
王様みたいに不器用なわけでは無い。
山口みたいに平凡なわけでも無いのに…。
どうしてそこまでストイックにやんのか僕には理解できない。
努力してのめり込んだっていずれ終わりは来るのに…。
君は一度バスケをやめたから知ってるはずなのになんで…どうしてそこまで?
僕には理解できない。
理解しようとも思えなかった。
じっと見ていればユラっと体を揺らして起きたらしい彼女。
しばらく見ていれば少し振り返って周りを見回して目が合えばニッコリと笑って小さく手を振る。
彼女がこういう事をするのは別に僕に対してだけでは無い。
彼女は基本的にクラスの中心にいて誰とでも仲良く話せるようなコミュニケーション能力が高く所謂人気者だ。
でも目があうとちょっと嬉しそうな顔をして笑う顔を見れば誰だって勘違いするでしょ?
同じ部活で最初はあまり話しかけて来なくて、周りのうるさい女子とはちょっと違ってうるさく媚びてこないし一緒にふざけるし…でも笑い上戸だからやっぱりちょっとうるさいけど嫌いなものは嫌い好きなものは好きとさっぱりしてる性格はいいと思うし…。
そう言えば初めて僕が高尾さんを認識したのは山口に言われたからだった…。
山口がうるさくクラスに綺麗な子がいるって騒いでたから。
黒い髪が長くて綺麗で少しつり目なのにあんまきつそうに見えないのはいつも笑っているから。
いつも爪は丸く切り整えられていた。
同年代の女子は少し伸ばしていたりするけど僕はその綺麗に整えられてる方がいいと思った。
…僕が嫌味や軽口を叩いても平気で笑ってむしろ言い返してきたり一緒になって乗ってきたり…。
最初は変なやつ程度だったけど、趣味が妙にあったり、彼女がいい趣味をしていたり、クラスが同じで一緒に過ごす時間が長いせいか君を知るたびにどんどん惹かれていく。
じっとオレンジのカチューシャをした後ろ姿を見ていれば気がついてまた振り向いて笑う。
ポケットの中のスマホが小さく震え確認すれば彼女からのメッセージが来てた。
[今日はよく目があうなー!!]
バカじゃ無いの?
目が合うのは僕が君を見てるからでしょ?
君が僕を振り返るからでしょ?
なんで気付いてないの?
気付いてないフリでもしてるの?
嬉しいけど素直になれなくて
[ちゃんと前見て授業受けなよ]
とだけ送り返す。
携帯をバレないように確認してまた振り返って嬉しそうに笑う君の顔が僕は…
堪らなく好きだ。
別にいうつもりもないんだけど。
教室の端の前から3番目の真ん中の席。
僕の席は端から二列目の一番後ろ。
そこから彼女の席はよく見えていた。
「(また寝てる。授業中寝てばかりのくせに何で授業について行けるわけ?意味わかんないんだけど…)」
窓の方に顔を向けて堂々と眠る彼女に何故か教師も起こさない。
それは彼女の成績がいいのとたまに目の下の隈が酷く顔色が良くないからだ。
もともと色白の方なのに真っ青。
その癖部活の時は元気すぎて他の人に気付かれにくい。
いったい今は何をいくつこなしてんのか分からない。
たかだか部活のために代替え医療の資格まで取って…いったいどれだけ勉強しているのやら。
それに何処までやるのだろうか。
もう十分すぎるほど勉強し、サポートに回ってるくせにこの子の向上心は限界が無いのか…。
胸を張ってトレーナーだと言えばいいのに謙遜してまだまだ勉強中ですなんて言っちゃって…。
何なんだろう。
日向みたいにバカじゃ無い。
王様みたいに不器用なわけでは無い。
山口みたいに平凡なわけでも無いのに…。
どうしてそこまでストイックにやんのか僕には理解できない。
努力してのめり込んだっていずれ終わりは来るのに…。
君は一度バスケをやめたから知ってるはずなのになんで…どうしてそこまで?
僕には理解できない。
理解しようとも思えなかった。
じっと見ていればユラっと体を揺らして起きたらしい彼女。
しばらく見ていれば少し振り返って周りを見回して目が合えばニッコリと笑って小さく手を振る。
彼女がこういう事をするのは別に僕に対してだけでは無い。
彼女は基本的にクラスの中心にいて誰とでも仲良く話せるようなコミュニケーション能力が高く所謂人気者だ。
でも目があうとちょっと嬉しそうな顔をして笑う顔を見れば誰だって勘違いするでしょ?
同じ部活で最初はあまり話しかけて来なくて、周りのうるさい女子とはちょっと違ってうるさく媚びてこないし一緒にふざけるし…でも笑い上戸だからやっぱりちょっとうるさいけど嫌いなものは嫌い好きなものは好きとさっぱりしてる性格はいいと思うし…。
そう言えば初めて僕が高尾さんを認識したのは山口に言われたからだった…。
山口がうるさくクラスに綺麗な子がいるって騒いでたから。
黒い髪が長くて綺麗で少しつり目なのにあんまきつそうに見えないのはいつも笑っているから。
いつも爪は丸く切り整えられていた。
同年代の女子は少し伸ばしていたりするけど僕はその綺麗に整えられてる方がいいと思った。
…僕が嫌味や軽口を叩いても平気で笑ってむしろ言い返してきたり一緒になって乗ってきたり…。
最初は変なやつ程度だったけど、趣味が妙にあったり、彼女がいい趣味をしていたり、クラスが同じで一緒に過ごす時間が長いせいか君を知るたびにどんどん惹かれていく。
じっとオレンジのカチューシャをした後ろ姿を見ていれば気がついてまた振り向いて笑う。
ポケットの中のスマホが小さく震え確認すれば彼女からのメッセージが来てた。
[今日はよく目があうなー!!]
バカじゃ無いの?
目が合うのは僕が君を見てるからでしょ?
君が僕を振り返るからでしょ?
なんで気付いてないの?
気付いてないフリでもしてるの?
嬉しいけど素直になれなくて
[ちゃんと前見て授業受けなよ]
とだけ送り返す。
携帯をバレないように確認してまた振り返って嬉しそうに笑う君の顔が僕は…
堪らなく好きだ。
別にいうつもりもないんだけど。