男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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そして、5月6日。
朝8時50分。
烏野総合運動公園球技場。
ザッザッとボールやら部品を此処で持つ選手に混じりいつも通り機材と筆記具の入ったリュックを背負って歩く。
「……高尾、先生よ。」
「…はい。」
「…なんすか?」
「俺タバコくさくねぇかな?締めるぐらいにはファブリーズしてきたんだけど…」
「大丈夫!ラベンダーの香りですよ!」
「ぶはっ!!ナイスギャップ。あははっ」
「笑うな高尾。無香料にすべきだったか…」
しばらく歩いて入れば運動公園の体育館前で音駒が並んでるのをいち早く大地先輩が見つけた。
「集合!!」
だだだっと選手は駆け寄り整列する。
これが初対面かーと翔陽の隣に立てば犬岡以外の音駒選手にちらりと見られたのでニッコリ笑っておく。
「あっ!!?」
隣の翔陽が誰か知ってる人でもいたのか驚いていたが周りに見られぱっと口をふさいだ。
「挨拶!」
「お願いしアス!!!」
「しあーす!!!」
挨拶が済めばみんなバラバラに準備するために体育館に向かう。
「いやー高尾ちゃんが烏野とはねぇ…」
「はよございます。黒尾さん」
「犬岡は知ってたの?」
「もちろん。てか、猫又監督と直井コーチも知ってましたよ。私は別に隠すつもりなかったんですけどあの2人ニヤニヤしてましたからねぇ」
「あちゃーじゃあ俺たちは大人組にしてやられたって訳ね。」
「多分?」
寄ってきた黒尾さんと話して入れば大地先輩が来たので主将同士話もあるだろうと離れた。
「研磨!」
「あ!」
「ねね音駒だったの!?」
「あ、うん。そっちも高尾さん烏野だったんだね。」
「高尾さん?」
「合宿の1日目音駒さんの所にスカウティングしに行ってたの。」
「えっ!?本当に?」
「そ、ちなみに昨日は白鳥沢。」
「え゛っ。って研磨なんで教えてくれなかったんだよ~」
「だって聞かれてない…」
「でもお前最後にまたねって言った。何か知ってたんだろ!!」
「Tシャツに烏野ハイスクールって書いてあった。」
「うぐっ…」
「体操着じゃそりゃそーだわ。孤爪さんよく見てますね。」
「ヘイヘイヘーイうちのセッターに何か用ですか?」
3人で話して居れば孤爪さんの後ろから怖い顔をした山本さんが…多分私には気付いてないのだろう。
気付いてたらこの人あんまり女子に免疫ないのか絡みに来ないからね。
あの日一日中遠くから何故かガン見されてたから…ずっと。
明らかに怯えた翔陽に見かねて孤爪さんが止めようとするがこちらも翔陽の背後から龍先輩がやって来た。
「そっちこそうちの一年に何の用ですかコラ」
「た、田中さん!?」
あ、これダメなやつだ。
2人ともヤンキー質な同族なのか険悪だ。
「なんだコラ」
「やんのかコラシティーボーイコラ」
「やんのかってやるんだろコレから試合なんだから。あとシティーボーイとかやめろハズカシイ。和樹も居たんなら止めなさいね。」
「山本お前すぐ喧嘩ふっかけるのヤメロ。バカに見える。」
「いや止めようとしたとこにスーさんと夜久さん来たし。おはようございます夜久さん山本さん。」
「高尾ちゃんおはよう。烏野だったんだね。なんかすみません恥ずかしい奴いて…」
「うちもすみませんお恥ずかしい。」
「「……。」」
「!?はぅあっ!?た、高尾、さんっ!!!?」
「はい、高尾です。」
今頃気付いたのか…山本さん。
「和樹ちゃんボトルの準備行くから手伝ってもらえる?」
「あ、了解っす」
「うぇっ!?」
なんか山本さんが私と呼びに来てくれた潔子先輩とを見比べるように見たあと胸を押さえてなんだかよくわからないが体育館へ走って言ってしまった。
一体なんだったのやら…。
とりあえず荷物をベンチに置いてドリンクの準備に潔子先輩と行く。
戻ってくればアップがすでに始まっていた。
潔子先輩はボール出しに入り、何故か私はコーチに呼ばれた。
「おっ!」
「お!」
「8年ぶりか?なんだよ烏養そのアタマ」
「…うっせーな。お前は変わんな過ぎだろ直井。」
懐かしそうに手を握り握手をする2人。
学生時からも仲が良かったのだろう…。
ニコニコと武田先生と見て居ればこちらを振り返り、
「「俺ら万年ベンチ温め組!!」」
「その分コートの外からの風景はイヤってほど見て来た。」
「天才は下手くその気持ちもできない理由もワカンねぇけど」
「下手くそは下手くその気持ちもなんでできないのかもよく分かるんだぜ」
一先ぴったりの2人。
にししっと笑うその姿は長年のライバルたるものだろう。
「おはよーございます。直井コーチ」
「お、高尾さんはよ。」
「あ、早速ですがこれこの間のです。」
「サンキューな。あ、このノートは…どうしたらいい?」
「差し上げたものなのでいらなければ処分してください。」
「いや、大事に使わせてもらうよ。」
焼き回ししたDVDを鞄から取り出し直井コーチに差し出せば前回渡したノートを出された。
そんなやりとりをやっていると遅れて猫又監督がやって来て…
「おっ!繋心か!相変わらずじじいそっくりの顔しやがって!」
「お久しぶりです猫又先生。」
「おはようございます。猫又監督。」
「おぅ高尾。」
「あっおっお電話した武田ですっ!今日はわざわざ本当にありがとうございますっ!!」
「そりゃあんなにしつこく電話もらったらねぇ!来ないわけには!…なんなら高尾うちにくれますか?」
「すっすみません…高尾さんはさしあげれませんっ!!」
「冗談です冗談。」
ニコニコ笑う猫又先生。
一瞬冗談に聞こえず、悪寒が走ったんだけど…。
「うちもこの三日間いい練習試合ができました。今日もよろしくお願いします。」
「はいこちらこそ!」
「…相手が烏養のじじいじゃなくとも…容赦しねぇよ?」
貫禄がちげぇな…と見て居れば何故か猫又監督に拉致られベンチで肩のマッサージをさせられた。
朝8時50分。
烏野総合運動公園球技場。
ザッザッとボールやら部品を此処で持つ選手に混じりいつも通り機材と筆記具の入ったリュックを背負って歩く。
「……高尾、先生よ。」
「…はい。」
「…なんすか?」
「俺タバコくさくねぇかな?締めるぐらいにはファブリーズしてきたんだけど…」
「大丈夫!ラベンダーの香りですよ!」
「ぶはっ!!ナイスギャップ。あははっ」
「笑うな高尾。無香料にすべきだったか…」
しばらく歩いて入れば運動公園の体育館前で音駒が並んでるのをいち早く大地先輩が見つけた。
「集合!!」
だだだっと選手は駆け寄り整列する。
これが初対面かーと翔陽の隣に立てば犬岡以外の音駒選手にちらりと見られたのでニッコリ笑っておく。
「あっ!!?」
隣の翔陽が誰か知ってる人でもいたのか驚いていたが周りに見られぱっと口をふさいだ。
「挨拶!」
「お願いしアス!!!」
「しあーす!!!」
挨拶が済めばみんなバラバラに準備するために体育館に向かう。
「いやー高尾ちゃんが烏野とはねぇ…」
「はよございます。黒尾さん」
「犬岡は知ってたの?」
「もちろん。てか、猫又監督と直井コーチも知ってましたよ。私は別に隠すつもりなかったんですけどあの2人ニヤニヤしてましたからねぇ」
「あちゃーじゃあ俺たちは大人組にしてやられたって訳ね。」
「多分?」
寄ってきた黒尾さんと話して入れば大地先輩が来たので主将同士話もあるだろうと離れた。
「研磨!」
「あ!」
「ねね音駒だったの!?」
「あ、うん。そっちも高尾さん烏野だったんだね。」
「高尾さん?」
「合宿の1日目音駒さんの所にスカウティングしに行ってたの。」
「えっ!?本当に?」
「そ、ちなみに昨日は白鳥沢。」
「え゛っ。って研磨なんで教えてくれなかったんだよ~」
「だって聞かれてない…」
「でもお前最後にまたねって言った。何か知ってたんだろ!!」
「Tシャツに烏野ハイスクールって書いてあった。」
「うぐっ…」
「体操着じゃそりゃそーだわ。孤爪さんよく見てますね。」
「ヘイヘイヘーイうちのセッターに何か用ですか?」
3人で話して居れば孤爪さんの後ろから怖い顔をした山本さんが…多分私には気付いてないのだろう。
気付いてたらこの人あんまり女子に免疫ないのか絡みに来ないからね。
あの日一日中遠くから何故かガン見されてたから…ずっと。
明らかに怯えた翔陽に見かねて孤爪さんが止めようとするがこちらも翔陽の背後から龍先輩がやって来た。
「そっちこそうちの一年に何の用ですかコラ」
「た、田中さん!?」
あ、これダメなやつだ。
2人ともヤンキー質な同族なのか険悪だ。
「なんだコラ」
「やんのかコラシティーボーイコラ」
「やんのかってやるんだろコレから試合なんだから。あとシティーボーイとかやめろハズカシイ。和樹も居たんなら止めなさいね。」
「山本お前すぐ喧嘩ふっかけるのヤメロ。バカに見える。」
「いや止めようとしたとこにスーさんと夜久さん来たし。おはようございます夜久さん山本さん。」
「高尾ちゃんおはよう。烏野だったんだね。なんかすみません恥ずかしい奴いて…」
「うちもすみませんお恥ずかしい。」
「「……。」」
「!?はぅあっ!?た、高尾、さんっ!!!?」
「はい、高尾です。」
今頃気付いたのか…山本さん。
「和樹ちゃんボトルの準備行くから手伝ってもらえる?」
「あ、了解っす」
「うぇっ!?」
なんか山本さんが私と呼びに来てくれた潔子先輩とを見比べるように見たあと胸を押さえてなんだかよくわからないが体育館へ走って言ってしまった。
一体なんだったのやら…。
とりあえず荷物をベンチに置いてドリンクの準備に潔子先輩と行く。
戻ってくればアップがすでに始まっていた。
潔子先輩はボール出しに入り、何故か私はコーチに呼ばれた。
「おっ!」
「お!」
「8年ぶりか?なんだよ烏養そのアタマ」
「…うっせーな。お前は変わんな過ぎだろ直井。」
懐かしそうに手を握り握手をする2人。
学生時からも仲が良かったのだろう…。
ニコニコと武田先生と見て居ればこちらを振り返り、
「「俺ら万年ベンチ温め組!!」」
「その分コートの外からの風景はイヤってほど見て来た。」
「天才は下手くその気持ちもできない理由もワカンねぇけど」
「下手くそは下手くその気持ちもなんでできないのかもよく分かるんだぜ」
一先ぴったりの2人。
にししっと笑うその姿は長年のライバルたるものだろう。
「おはよーございます。直井コーチ」
「お、高尾さんはよ。」
「あ、早速ですがこれこの間のです。」
「サンキューな。あ、このノートは…どうしたらいい?」
「差し上げたものなのでいらなければ処分してください。」
「いや、大事に使わせてもらうよ。」
焼き回ししたDVDを鞄から取り出し直井コーチに差し出せば前回渡したノートを出された。
そんなやりとりをやっていると遅れて猫又監督がやって来て…
「おっ!繋心か!相変わらずじじいそっくりの顔しやがって!」
「お久しぶりです猫又先生。」
「おはようございます。猫又監督。」
「おぅ高尾。」
「あっおっお電話した武田ですっ!今日はわざわざ本当にありがとうございますっ!!」
「そりゃあんなにしつこく電話もらったらねぇ!来ないわけには!…なんなら高尾うちにくれますか?」
「すっすみません…高尾さんはさしあげれませんっ!!」
「冗談です冗談。」
ニコニコ笑う猫又先生。
一瞬冗談に聞こえず、悪寒が走ったんだけど…。
「うちもこの三日間いい練習試合ができました。今日もよろしくお願いします。」
「はいこちらこそ!」
「…相手が烏養のじじいじゃなくとも…容赦しねぇよ?」
貫禄がちげぇな…と見て居れば何故か猫又監督に拉致られベンチで肩のマッサージをさせられた。