男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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貪欲に雑食。
少しでも選手の為に役立つ情報を技術を知識を掻き集めて勉強して烏の中に混じる鷹は惜しみなくその爪を晒し振るう。
真っ直ぐに進み続ける烏達を導く様に先を飛び必死に先導し続ける。
そんな鷹は現在体育館の端っこで珍しく仰向けに寝転びゴロゴロウダウダと嘆いていた。
「う~。あぁ~。う~。ギィィィイ」
「うわっ!?なんだあれ。高尾ちゃん?どうしたんすかアレ」
「あーあれな。今日発表なんだよ。」
芋虫の様に携帯片手に転がっていれば遠巻きにみんながこっちを見ていた。
とはいえ、そんなことを気にする余裕が今の私にはない。
そんな私をすーさんが代わりに説明してくれた。
正直私の細かいスケジュールを一番知ってんのはやっぱり従兄弟のすーさんで今回の資格試験の日は元々の予定より2週間も早めて受けたから結構自分でも無茶してると分かってるからコーチや主将の大地先輩や武田先生にも言ってない。
てかむしろ3日前の29日に受けてきたのだ。
部活にはちゃんと黒澤先生のとこに行くと言って休みを取ったけど…。
で…今日の5月2日の午後合格発表なのだ。
ゴールデンウィーク前日でほんとギリッギリ。
残念ながら学校があるから合否の確認は師匠がしてくれる事になってる。
んで、そっから師匠が私に連絡くれる事になってんだけどまだ来ないのだ。
その連絡が…。
「は?」
「整体師の資格試験。」
「「「はぁ!?」」」
「えっ!?ちょ、いつの間にそんなの受けてんの?」
「ちょっと待てその話俺もしらねぇんだけど…菅原どういう事だ?」
「あーなんか、ゴールデンウィーク最終日に練習試合あるからゴールデンウィークは自由に動きたいらしく、試験日を早めたらしいんですよ。それで試験日を受けたのは3日前で今日が発表日なんです。あいつ試験日にはケロっとしてるけど発表日にいつもあぁなんですよ。」
「だからここ数日は黒澤先生の所に行かずこっちにいたのか…てっきり勉強に目処がついたんかと思ってたぜ…」
「ちょっとしっかりしなよ。自信はあるんでしょ?」
「自信と確信は違うんだよー。蛍くん。あぁもう無理だ…ストレスで胃に穴が開く。」
この試験結果を待つの苦手なんだよ。
受かってる方が良いけどこの際早くスッキリしたいから落ちてても良いから連絡が欲しいところだ。
「うわわわ高尾さん大丈夫ですか!?」
「高尾ちゃん死ぬな!!!?」
「生きてくれ高尾ちゃん!!!」
「田中!西谷!演技でもないこと言うな!!」
「先生も落ち着け。高尾胃薬飲め」
「もうさっきのみますた…」
「しっかし高尾お前でもそんな風になんだな。普段全くそんな気がねぇのに…」
「あー確かに。高尾ちゃんって緊張しなさそう…」
「いつも堂々としてるし自身にありふれたニヤリ顔をするからね。」
「いつも良い笑顔で笑ってるイメージですからね…」
「ただの笑い袋なだけでしょ。」
「確かに笑いのツボ浅いよな。」
「そうか?笑顔の方が良いじゃ楽しそうで!!おれあんな楽しそうに試合見てくれてアドバイスとか指示くれるからなんかぐわぁってなる!!」
「さすが日向!!確かにあんなニコニコと可愛く笑って試合を応援してもらえると嬉しくなるよな!!」
「そうそう。もっと良いとこ見せてぇって思うしな。」
なんか本人置いてけぼりでワイワイと盛り上がり始めた選手勢にごろりと寝返りを打つ様に背を向けたところでピリリリと手の中の携帯が鳴った。
思わず飛び起きて正座で座り手が震えるけど恐る恐る通話ボタンを押して耳にあてる。
相手はもちろん師匠だ。
「も、もしもし…高尾です。」
「おう。黒澤だ。今大丈夫か?」
「はい!!」
「高尾……おめでとう。合格だ。これからそっち行って資格のカード渡すわ。あ、それとお前鍼灸師の資格試験の申し込みをしといたからあとスポーツ栄養学な。勉強道具も一式一緒に持ってくからしっかりやれよ?」
「はっ?」
「じゃあな。」
「いやいや待って!!私それ…(ブッ」
き、切られた。
スポーツ栄養学ってつまり栄養士の資格って事?
てか勝手に鍼灸師まで…どう言う事!?
思わず半土下座で地面に打ちひしがれていればポンと肩に誰かの手が乗った。
顔をあげればコーチでその後ろで部員と先生が私よりも重たい空気背負っていた。
「あーとまぁ気を落とすな。試験はまた受けれるんだし。」
「え?あー?はい?」
「え?」
「え?」
「お前落ちたんじゃないのか?」
「受かりましたけど…」
「は?」
「はい。」
「…とりあえずおめでとう。ってなんでそんな落ち込んでんだ!!間際らしいだろうが!!」
うぇ。
なんでかどなられた。
烏養さん顔怖いから更に迫力があった。
しかし次の試験に向けてまた勉強をしないといけない事にメンタルやられてるから更にうなだれる。
「し、鍼灸師と栄養士の資格試験勝手に申し込まれちゃったみたいで…もうやだー勉強したくないー」
「……どんまい。お前もめちゃくちゃな師匠をもったもんだな……」
遠い目をして同情してくれるこの人はあの師匠と学生時先輩後輩関係に当たる。
きっと無茶振りをされてきたのだろう。
目が物語っている。
弟子入りしてからこの方無茶振りばかりされてきたので一応そんな長い付き合いでもないがあの人の人使いの荒さと無茶振りは身にしみて理解したつもりだ。
その分ある程度の自由と希望は聞いてくれるし無茶振りのおかげでスキル向上と他校、選手とのコネクトが出来たりと利点も多いが…。
コーチと2人で目を合わせげんなりとため息をつく後ろで合格の話に部員達と先生はお祭り騒ぎだった。
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少しでも選手の為に役立つ情報を技術を知識を掻き集めて勉強して烏の中に混じる鷹は惜しみなくその爪を晒し振るう。
真っ直ぐに進み続ける烏達を導く様に先を飛び必死に先導し続ける。
そんな鷹は現在体育館の端っこで珍しく仰向けに寝転びゴロゴロウダウダと嘆いていた。
「う~。あぁ~。う~。ギィィィイ」
「うわっ!?なんだあれ。高尾ちゃん?どうしたんすかアレ」
「あーあれな。今日発表なんだよ。」
芋虫の様に携帯片手に転がっていれば遠巻きにみんながこっちを見ていた。
とはいえ、そんなことを気にする余裕が今の私にはない。
そんな私をすーさんが代わりに説明してくれた。
正直私の細かいスケジュールを一番知ってんのはやっぱり従兄弟のすーさんで今回の資格試験の日は元々の予定より2週間も早めて受けたから結構自分でも無茶してると分かってるからコーチや主将の大地先輩や武田先生にも言ってない。
てかむしろ3日前の29日に受けてきたのだ。
部活にはちゃんと黒澤先生のとこに行くと言って休みを取ったけど…。
で…今日の5月2日の午後合格発表なのだ。
ゴールデンウィーク前日でほんとギリッギリ。
残念ながら学校があるから合否の確認は師匠がしてくれる事になってる。
んで、そっから師匠が私に連絡くれる事になってんだけどまだ来ないのだ。
その連絡が…。
「は?」
「整体師の資格試験。」
「「「はぁ!?」」」
「えっ!?ちょ、いつの間にそんなの受けてんの?」
「ちょっと待てその話俺もしらねぇんだけど…菅原どういう事だ?」
「あーなんか、ゴールデンウィーク最終日に練習試合あるからゴールデンウィークは自由に動きたいらしく、試験日を早めたらしいんですよ。それで試験日を受けたのは3日前で今日が発表日なんです。あいつ試験日にはケロっとしてるけど発表日にいつもあぁなんですよ。」
「だからここ数日は黒澤先生の所に行かずこっちにいたのか…てっきり勉強に目処がついたんかと思ってたぜ…」
「ちょっとしっかりしなよ。自信はあるんでしょ?」
「自信と確信は違うんだよー。蛍くん。あぁもう無理だ…ストレスで胃に穴が開く。」
この試験結果を待つの苦手なんだよ。
受かってる方が良いけどこの際早くスッキリしたいから落ちてても良いから連絡が欲しいところだ。
「うわわわ高尾さん大丈夫ですか!?」
「高尾ちゃん死ぬな!!!?」
「生きてくれ高尾ちゃん!!!」
「田中!西谷!演技でもないこと言うな!!」
「先生も落ち着け。高尾胃薬飲め」
「もうさっきのみますた…」
「しっかし高尾お前でもそんな風になんだな。普段全くそんな気がねぇのに…」
「あー確かに。高尾ちゃんって緊張しなさそう…」
「いつも堂々としてるし自身にありふれたニヤリ顔をするからね。」
「いつも良い笑顔で笑ってるイメージですからね…」
「ただの笑い袋なだけでしょ。」
「確かに笑いのツボ浅いよな。」
「そうか?笑顔の方が良いじゃ楽しそうで!!おれあんな楽しそうに試合見てくれてアドバイスとか指示くれるからなんかぐわぁってなる!!」
「さすが日向!!確かにあんなニコニコと可愛く笑って試合を応援してもらえると嬉しくなるよな!!」
「そうそう。もっと良いとこ見せてぇって思うしな。」
なんか本人置いてけぼりでワイワイと盛り上がり始めた選手勢にごろりと寝返りを打つ様に背を向けたところでピリリリと手の中の携帯が鳴った。
思わず飛び起きて正座で座り手が震えるけど恐る恐る通話ボタンを押して耳にあてる。
相手はもちろん師匠だ。
「も、もしもし…高尾です。」
「おう。黒澤だ。今大丈夫か?」
「はい!!」
「高尾……おめでとう。合格だ。これからそっち行って資格のカード渡すわ。あ、それとお前鍼灸師の資格試験の申し込みをしといたからあとスポーツ栄養学な。勉強道具も一式一緒に持ってくからしっかりやれよ?」
「はっ?」
「じゃあな。」
「いやいや待って!!私それ…(ブッ」
き、切られた。
スポーツ栄養学ってつまり栄養士の資格って事?
てか勝手に鍼灸師まで…どう言う事!?
思わず半土下座で地面に打ちひしがれていればポンと肩に誰かの手が乗った。
顔をあげればコーチでその後ろで部員と先生が私よりも重たい空気背負っていた。
「あーとまぁ気を落とすな。試験はまた受けれるんだし。」
「え?あー?はい?」
「え?」
「え?」
「お前落ちたんじゃないのか?」
「受かりましたけど…」
「は?」
「はい。」
「…とりあえずおめでとう。ってなんでそんな落ち込んでんだ!!間際らしいだろうが!!」
うぇ。
なんでかどなられた。
烏養さん顔怖いから更に迫力があった。
しかし次の試験に向けてまた勉強をしないといけない事にメンタルやられてるから更にうなだれる。
「し、鍼灸師と栄養士の資格試験勝手に申し込まれちゃったみたいで…もうやだー勉強したくないー」
「……どんまい。お前もめちゃくちゃな師匠をもったもんだな……」
遠い目をして同情してくれるこの人はあの師匠と学生時先輩後輩関係に当たる。
きっと無茶振りをされてきたのだろう。
目が物語っている。
弟子入りしてからこの方無茶振りばかりされてきたので一応そんな長い付き合いでもないがあの人の人使いの荒さと無茶振りは身にしみて理解したつもりだ。
その分ある程度の自由と希望は聞いてくれるし無茶振りのおかげでスキル向上と他校、選手とのコネクトが出来たりと利点も多いが…。
コーチと2人で目を合わせげんなりとため息をつく後ろで合格の話に部員達と先生はお祭り騒ぎだった。
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