男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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ゴールデンウィーク前日に試験を受けることが決定してからほぼ毎日コーチの所に顔出してから雪が丘の黒澤クリニックに通う日々が続いた。
自力でも勉強できる筆記試験は八割がた詰め込み終わってるとはいえ実践練習と施術試験は師匠の所でやるしかない。
とはいえ、毎日毎日黒澤師匠の指示のもと常連のおじいちゃん連中や近隣の学生相手にやらせて貰ったり師匠の施術を見せてもらい技術を盗みとる日々が続いた。
「高尾。」
「あーい。今行きまっす」
そして今日は珍しく見かけないお客さんの施術に呼ばれた。
「コレが弟子の高尾和樹。高尾こっちは鷲匠先生だ。白鳥沢で男子バレー部の監督してる。コネ作りにはもってこいだろ?」
「聞こえとるぞ黒澤。ったくいつの間にそんな偉そうな口を聞くようになった?」
「うっせぇよぎっくり腰のくせに…」
「ふんっ。小娘が黒澤の小僧の弟子か…」
「偏屈じじいめ。高尾この人はお前に任せるぞ今日は予約が多いんだ。」
「あーまたユースですか?」
「まぁな。」
なんか2人は昔からの知り合いで仲が悪いらしい…。
…まぁ鷲匠先生はずいぶん長く監督をされているしきっと黒澤先生が学生の時から知り合い…ってのが関係してるんだろうとは思うけど…。
黒澤先生はもと全日本バレーの専属整体師をやっていたおかげでこのクリニックには全国から有名選手や全日本選手がたまに予約を取ってやってくる。
こうやって飛び込みの常連さんや近隣の男子バレー部関係の人は私に回してくる。
今回もその一環らしいんだけど…監督って…監督ってぇ…。
じっと椅子に座り私を観察するように見つめる鷲匠先生…一応県内トップってこともあって一通りは調べてあってデータも頭ん中あるけど…。
困った。
「あーとえっと…ご紹介に預かりました黒澤先生の弟子をさせて貰ってます高尾です。」
「黒澤の小僧から話は聞いてるよ。」
「あ、はい。そうですか。…では此方に寝て頂けますか?」
「おぅ。」
特に会話もなく素直に施術台に寝転びやらせてくれた。
うーん。
この人結構な歳なのに割と無茶してるんじゃね?って感じの筋肉の張り方をしてる。
肩こりも酷いのか凝り方固まってるからついでにそっちもやって…膝も歳のせいかなって感じで結局全身くまなくやり終わったところで声をかけられた。
「おめぇどこまで見えてる?」
「え?あーまぁ筋肉の張り方とか動きとかは見えてますかね。」
「良い目を持ってんな。」
「ありがとうございます。」
「技術も申し分ねぇ。オメェさん白鳥沢来るか?バレー部のトレーナーしてんだろ?」
「あーまぁ。でも私がトレーナーになる為にこういう勉強を始めたのはあの人達の、あのチームのためなんです。だから私は…烏野を辞めません。」
「もったいねぇな。」
本当に残念そうに言って下さる鷲匠先生に苦笑いを返せばふと笑われる。
「お褒めいただきありがとうございます。」
「…小娘。」
「はい。」
「偵察にくんなら連絡してこい。」
「許可…くれるんですか?」
「代わりにその腕貸してくれるならいくらでも見にくれば良い。」
「っ!!ありがとうございます!!」
最初はどうなることかと思ったけど大きなチャンスを掴み取ることができたのでこれは師匠に感謝かな。
自力でも勉強できる筆記試験は八割がた詰め込み終わってるとはいえ実践練習と施術試験は師匠の所でやるしかない。
とはいえ、毎日毎日黒澤師匠の指示のもと常連のおじいちゃん連中や近隣の学生相手にやらせて貰ったり師匠の施術を見せてもらい技術を盗みとる日々が続いた。
「高尾。」
「あーい。今行きまっす」
そして今日は珍しく見かけないお客さんの施術に呼ばれた。
「コレが弟子の高尾和樹。高尾こっちは鷲匠先生だ。白鳥沢で男子バレー部の監督してる。コネ作りにはもってこいだろ?」
「聞こえとるぞ黒澤。ったくいつの間にそんな偉そうな口を聞くようになった?」
「うっせぇよぎっくり腰のくせに…」
「ふんっ。小娘が黒澤の小僧の弟子か…」
「偏屈じじいめ。高尾この人はお前に任せるぞ今日は予約が多いんだ。」
「あーまたユースですか?」
「まぁな。」
なんか2人は昔からの知り合いで仲が悪いらしい…。
…まぁ鷲匠先生はずいぶん長く監督をされているしきっと黒澤先生が学生の時から知り合い…ってのが関係してるんだろうとは思うけど…。
黒澤先生はもと全日本バレーの専属整体師をやっていたおかげでこのクリニックには全国から有名選手や全日本選手がたまに予約を取ってやってくる。
こうやって飛び込みの常連さんや近隣の男子バレー部関係の人は私に回してくる。
今回もその一環らしいんだけど…監督って…監督ってぇ…。
じっと椅子に座り私を観察するように見つめる鷲匠先生…一応県内トップってこともあって一通りは調べてあってデータも頭ん中あるけど…。
困った。
「あーとえっと…ご紹介に預かりました黒澤先生の弟子をさせて貰ってます高尾です。」
「黒澤の小僧から話は聞いてるよ。」
「あ、はい。そうですか。…では此方に寝て頂けますか?」
「おぅ。」
特に会話もなく素直に施術台に寝転びやらせてくれた。
うーん。
この人結構な歳なのに割と無茶してるんじゃね?って感じの筋肉の張り方をしてる。
肩こりも酷いのか凝り方固まってるからついでにそっちもやって…膝も歳のせいかなって感じで結局全身くまなくやり終わったところで声をかけられた。
「おめぇどこまで見えてる?」
「え?あーまぁ筋肉の張り方とか動きとかは見えてますかね。」
「良い目を持ってんな。」
「ありがとうございます。」
「技術も申し分ねぇ。オメェさん白鳥沢来るか?バレー部のトレーナーしてんだろ?」
「あーまぁ。でも私がトレーナーになる為にこういう勉強を始めたのはあの人達の、あのチームのためなんです。だから私は…烏野を辞めません。」
「もったいねぇな。」
本当に残念そうに言って下さる鷲匠先生に苦笑いを返せばふと笑われる。
「お褒めいただきありがとうございます。」
「…小娘。」
「はい。」
「偵察にくんなら連絡してこい。」
「許可…くれるんですか?」
「代わりにその腕貸してくれるならいくらでも見にくれば良い。」
「っ!!ありがとうございます!!」
最初はどうなることかと思ったけど大きなチャンスを掴み取ることができたのでこれは師匠に感謝かな。