男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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パチンと私の隣で今まで電話をかけていたコーチがガラケーを閉じた。
「くそっ~やっぱ平日のこの時間に全員は無理か…」
「どれだけ集められたんですか?」
「黒澤の先生入れずに4人だ。」
「皆さん社会人ですよね?それでもこの時間にそれだけ集まったら上々じゃないですか。足りない人数はうちの部員を入れてください。こっちのオーダー表は今の所セッター以外はこれで決まりです。」
「1人大学生だ。他はみんな俺と同じような感じだな。」
ふーんと横目に見ながらオーダー表を見せる。
「あ?1年2人も入れるのか?」
「セッターも1年ならこっちはこの子入れますけどセッターがスーさんならこの子は下げます。ま、うちはスーさんが正セッターなので影山も入れてセッター2人でもいいかなーとも考えてます。影山バレーに関してはハイスペックなので」
「はーん。この一年たちはコンビで使うのか…なんか理由あんのか?」
「今の所セッターの影山はともかく日向は多分この部で1番ド下手なんで…」
「は?なんでそんな奴出すんだよ。舐めてんのか!?」
「いいえ。この子達2人でセットなら誰にも負けませんよ。」
納得のいかなさそうなコーチを横目にニコニコ笑って入れば町内会チームのお兄さんズが体育館に入って来た。
「町内会って言うからもっとおっさんかと思った。」
「俺も。」
烏養コーチが26でまだまだ若いんだからそれはないだろうと聞こえて来た月島と山口の会話に心の中で突っ込む。
全体的に25歳前後といったところだろう。
ちらほらと見たことのある顔なのはみんな商店街の実家のお店をしているからだろう。
お肉やさんやクリーニング店のお兄さんがいた。
少し遅れて黒澤先生がやって来た。
体育館に来ていきなり頭を乱雑に撫でられた。
と言うかこの人本当この町内会チームとどんな関係なんだろう?
「よぅ!バカ弟子!!烏養の坊主」
「うわっ!?いきなりなんすか。師匠!!」
「やーと来たな黒澤先生」
「お!黒澤先生も繋心に呼ばれたのかー」
「おー。皆も大変だったな。」
「いやーまぁでもこんな楽しそうな試合来なきゃ損だべ」
「んで?師匠雪が丘ですよね?何で町内会チーム?」
「あ?お前まだ聞いてなかったのか?」
「はい。」
「俺と烏養の坊主はちょうど先輩後輩で俺もここの卒業生なんだよ。」
「その繋がりで黒澤の先生には俺たちの町内会チームのケアマネジャーしてもらってんだ。」
「ほへー。」
「まっあんま来ねーんだけどな」
ダメじゃんそれとか思いつつ試合の為に準備する2年生の先輩たちに混ざってコートの準備をする。
町内会チームの人達が軽くアップと体操をして準備が出来次第試合開始といったところだ。
「よーしっそろそろ始めるぞー!!」
「おーす!!」
「試合だー」
っとやる気満々の日向。
結局オーダーは3年2人と相談して青葉戦と同じオーダーだ。
キュッキュとコートに向かっていく選手の中でただ1人西谷先輩だけはうつむき足を止めていた。
「なんだ?どうしたお前」
「!あっすみませんそいつはちょっと…」
さすがに気づいたか烏養コーチ。
どう答えればいいのやらフォローに入った大地先輩も返事に困る。
西谷先輩の気持ちも大事にしたいけれど…知らない人に言うのも何だかちょっと躊躇してしまう。
「なんだ?ワケありか?怪我か?」
「いいえ、そう言うわけじゃないんですけど…」
「何だよ。」
納得しない烏養コーチにもう守備についている町内会チームを見て気づいた。
町内会チームセッターとリベロとウィングスパイカーが1人…合計3人足りていない。
烏養コーチは多分セッターかウィングスパイカーだろう。
烏養コーチは外からどんな感じか見なきゃいけないからうちの部員を3人町内会チームに入れなきゃいけない。
黒澤先生はやる気無いのか足元はスリッパだし。
「あ、コーチ足りない人ってリベロもですよね?夕先輩すみませんが町内会チームのリベロお願い出来ますか?」
「あ、それなら…(ナイス高尾ちゃん」
「おう…わりいな高尾ちゃん。」
「いいえ。」
「何だ?」
「まぁうちもいろいろあるんですよ。」
「はーん。」
悪いなと苦笑いをする大地先輩と西谷先輩に手を軽く振り笑って置く。
「後2人か…どーすっかなベンチ組からか…「あっ!!旭さんだっ!!!」
「「!!!」」
誰もが一斉に日向の声に振り向いた。
日向は少し高い位置にある窓の鉄格子にぶら下がるようにして外を覗き込んで居た。
「アサヒさんっ」
「旭サァーン!!?」
「げっ!!またこいつ…」
あ、なんか外から引く声聞こえた。
窓に近寄る田中先生の後ろから私も少し外をのぞかせてもらうとそこには烏野の真っ黒なジャージを着た東峰旭さんが…。
「あつおっ俺はっそのっ」
「なんだ遅刻かナメてんのかポジションどこだ!!!」
「あっえっウィングスパイカー…」
「人たんねぇんだサッサとアップとってこっちは入れすぐ!!」
あぁ止める間も無く烏養さんのマシンガントークに旭さんが捕まった。
ドアから顔を出す烏養さんに戸惑いながらもバツが悪そうにうつむきながら入って着た。
。
「くそっ~やっぱ平日のこの時間に全員は無理か…」
「どれだけ集められたんですか?」
「黒澤の先生入れずに4人だ。」
「皆さん社会人ですよね?それでもこの時間にそれだけ集まったら上々じゃないですか。足りない人数はうちの部員を入れてください。こっちのオーダー表は今の所セッター以外はこれで決まりです。」
「1人大学生だ。他はみんな俺と同じような感じだな。」
ふーんと横目に見ながらオーダー表を見せる。
「あ?1年2人も入れるのか?」
「セッターも1年ならこっちはこの子入れますけどセッターがスーさんならこの子は下げます。ま、うちはスーさんが正セッターなので影山も入れてセッター2人でもいいかなーとも考えてます。影山バレーに関してはハイスペックなので」
「はーん。この一年たちはコンビで使うのか…なんか理由あんのか?」
「今の所セッターの影山はともかく日向は多分この部で1番ド下手なんで…」
「は?なんでそんな奴出すんだよ。舐めてんのか!?」
「いいえ。この子達2人でセットなら誰にも負けませんよ。」
納得のいかなさそうなコーチを横目にニコニコ笑って入れば町内会チームのお兄さんズが体育館に入って来た。
「町内会って言うからもっとおっさんかと思った。」
「俺も。」
烏養コーチが26でまだまだ若いんだからそれはないだろうと聞こえて来た月島と山口の会話に心の中で突っ込む。
全体的に25歳前後といったところだろう。
ちらほらと見たことのある顔なのはみんな商店街の実家のお店をしているからだろう。
お肉やさんやクリーニング店のお兄さんがいた。
少し遅れて黒澤先生がやって来た。
体育館に来ていきなり頭を乱雑に撫でられた。
と言うかこの人本当この町内会チームとどんな関係なんだろう?
「よぅ!バカ弟子!!烏養の坊主」
「うわっ!?いきなりなんすか。師匠!!」
「やーと来たな黒澤先生」
「お!黒澤先生も繋心に呼ばれたのかー」
「おー。皆も大変だったな。」
「いやーまぁでもこんな楽しそうな試合来なきゃ損だべ」
「んで?師匠雪が丘ですよね?何で町内会チーム?」
「あ?お前まだ聞いてなかったのか?」
「はい。」
「俺と烏養の坊主はちょうど先輩後輩で俺もここの卒業生なんだよ。」
「その繋がりで黒澤の先生には俺たちの町内会チームのケアマネジャーしてもらってんだ。」
「ほへー。」
「まっあんま来ねーんだけどな」
ダメじゃんそれとか思いつつ試合の為に準備する2年生の先輩たちに混ざってコートの準備をする。
町内会チームの人達が軽くアップと体操をして準備が出来次第試合開始といったところだ。
「よーしっそろそろ始めるぞー!!」
「おーす!!」
「試合だー」
っとやる気満々の日向。
結局オーダーは3年2人と相談して青葉戦と同じオーダーだ。
キュッキュとコートに向かっていく選手の中でただ1人西谷先輩だけはうつむき足を止めていた。
「なんだ?どうしたお前」
「!あっすみませんそいつはちょっと…」
さすがに気づいたか烏養コーチ。
どう答えればいいのやらフォローに入った大地先輩も返事に困る。
西谷先輩の気持ちも大事にしたいけれど…知らない人に言うのも何だかちょっと躊躇してしまう。
「なんだ?ワケありか?怪我か?」
「いいえ、そう言うわけじゃないんですけど…」
「何だよ。」
納得しない烏養コーチにもう守備についている町内会チームを見て気づいた。
町内会チームセッターとリベロとウィングスパイカーが1人…合計3人足りていない。
烏養コーチは多分セッターかウィングスパイカーだろう。
烏養コーチは外からどんな感じか見なきゃいけないからうちの部員を3人町内会チームに入れなきゃいけない。
黒澤先生はやる気無いのか足元はスリッパだし。
「あ、コーチ足りない人ってリベロもですよね?夕先輩すみませんが町内会チームのリベロお願い出来ますか?」
「あ、それなら…(ナイス高尾ちゃん」
「おう…わりいな高尾ちゃん。」
「いいえ。」
「何だ?」
「まぁうちもいろいろあるんですよ。」
「はーん。」
悪いなと苦笑いをする大地先輩と西谷先輩に手を軽く振り笑って置く。
「後2人か…どーすっかなベンチ組からか…「あっ!!旭さんだっ!!!」
「「!!!」」
誰もが一斉に日向の声に振り向いた。
日向は少し高い位置にある窓の鉄格子にぶら下がるようにして外を覗き込んで居た。
「アサヒさんっ」
「旭サァーン!!?」
「げっ!!またこいつ…」
あ、なんか外から引く声聞こえた。
窓に近寄る田中先生の後ろから私も少し外をのぞかせてもらうとそこには烏野の真っ黒なジャージを着た東峰旭さんが…。
「あつおっ俺はっそのっ」
「なんだ遅刻かナメてんのかポジションどこだ!!!」
「あっえっウィングスパイカー…」
「人たんねぇんだサッサとアップとってこっちは入れすぐ!!」
あぁ止める間も無く烏養さんのマシンガントークに旭さんが捕まった。
ドアから顔を出す烏養さんに戸惑いながらもバツが悪そうにうつむきながら入って着た。
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