男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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「それにしてもよー」
いつもの帰り道を大地先輩、スーさん、田中先輩、日向と影山と帰るのが通例になって居た。
日向だけチャリ通学なのでチャリをカラカラと押している。
「あの優男のサーブすごかったなぁ最初からアレやられたらやばかったぜ…」
話しながら歩く田中先輩に後ろの1年組はモグモグと先ほど坂ノ下の店員さんからもらった栄養バーを食べて居た。
ほんとは中華まんを買う予定だったのだが他の部が買って帰り売り切れて居たところ単細胞3人組がゴネて貰ったものだ。
「さすが影山と同中の先輩…アレ?ていうか何で影山って烏野にいるんだっけ?」
「「……」」
田中先輩の何気ない質問に前を歩いて居た大地先輩とスーさん私と田中先輩も1年生組を振り返り見た。
どうやら日向は理由を知っているらしくもごもごと口を動かしながら影山をチラ見する。
「県内一の強豪つったらやっぱ白鳥沢だろ?」
「モグモグゴックン。しらとり?」
「白鳥沢学園っつう県ではダントツ全国でも必ず8強に食い込む強豪校があんだよ」
「ほーっ。」
「…落ちました。白鳥沢」
「あれま…」
「落ちた!?」
「白鳥沢から推薦来なかったし一般で受けて落ちたんです。試験が意味不明でした。」
「あそこは普通に入ろうとすると超難関だからなー」
「へぇーっ王様勉強は大した事ないんだねー」
「きししっ」
「「おつかれーす」」
といつの間にか後から来た山口君と月島君が追い抜かしていく。
「お疲れー蛍君明日持ってくるねー」
「うん。お願いしまーす。」
「じゃーまた明日ー」
「忠君もまた明日ー」
「うんっ!!」
明日月島君に貸す予定のCDは帰ってすぐに用意しよっと。
通り過ぎる月島君と山口君にヒラヒラと手を振れば振り返してくれた。
…っとそうなんです。
親睦を深めるために1年生組は名前呼びにすることにしたのです。
って私は誰に報告してるんだ?
「で何で烏野?まさかお前も小さな巨人に憧れて?!」
「引退した烏養監督が戻ってくるって聞いたから」
「うかい?」
「無名だった烏野を春高の全国大会まで導いた名将!…だったはず」
「へー」
うかい?
烏養…烏養…んーどっかで聞いたような?
あれ?
坂ノ下の店員のお兄さんも烏養って苗字じゃなかったか?
あんまり珍しくない苗字なのかな?
烏養って…。
っというか田中先輩自信なさそうに…。
「小さな巨人知ってて何で烏養監督知らないんだよ。その頃は監督目当てに県外からも来る生徒居たって言うぞ」
「ほーっ」
「烏野の烏養って名前がもう有名だったよな凶暴な烏飼ってる監督だっつって」
「2.3年生は去年少しだけ指導受けたけどすげえスパルタだったぞ…」
「「…!」」
「…何で羨ましそうなんだよ」
「練習が好きと言うか体力馬鹿というか…バレーに貪欲だよね?翔陽とトビオって…」
よほどきつかったのかスーさんは身震いしてるし田中先輩は何を思い出してるのか顔が青いよ。
「烏養監督は本格的な復帰が決まってたんだけど復帰後少しして倒れちゃったんだよ。」
「歳が歳だし…若い頃に無茶したらしいし…」
「けど別にどの学校に入ったって戦う相手は同じ高校生勝てない理由なんかない」
「負け惜しみは止せ!カッコつけて言ってもムダだ!」
「プスー」
「ぷはっあはは。確かに」
「違いますよ!!カッコもつけてませんつ!!実際今日4強に勝ったじゃないですか!!」
「ぎゃっ!?」
あ、日向が掴まれた。
まぁそうだけど忘れちゃいけないのはまだまだやることがいっぱいってこと。
今日は買ったけどお互い不在の人いたし、次はどうなるかわからない。
「まぁなー!あの青城に2-1!俺もフリーで決めれたし日向の囮のおかげだな!」
「あっアザーズ!」
まあ、いっか。
小難しいことはこっちで考えてこの人達は調子に載せといた方が強いし…。
3年2人も見守ってることだし水を差すことないだろう。
「本人的にはどうだったよデビュー戦は!?」
嬉しそうに手を見つめ握りしめる日向。
答えはそれだけで十分だった。
「まぁ1セット目盛大にやらかしてたけどな。」
「特典と同じぐらい失点してんだから満足すんなよ。」
「何でそんなこと言うんだよ。」
あ、ダメだこいつら…。
せっかく人が空気読んだんに…。
「…そうなんだよな…」
「?」
「俺たちにはまだいろいろ足りなくて今日もギリギリの勝利だった。」
「いっいっぱいっ練習しますっつ」
「あっうん!個人のレベルアップも大事だな!けど…(しまったプレッシャーかけた!」
「翔陽ー練習のし過ぎや間違った練習方じゃ体壊すからね。オーバーワーク気をつけろよ?翔陽は凄いんだからこれからもっと一緒に頑張ろうな?」
「っ!!はい!!」
「(高尾ちゃんいて助かった。サンキューな)」
「それに、大地先輩の話ってそう言うことじゃなくて今の烏野って根本的にメンバーが足りてないのよね。ほら、帰る前に大地先輩話してたこと覚えてる?翔陽」
「えーっと…あっ!?烏野の守護神!!」
「そ、守備専門のリベロの選手」
「…守備の要のリベロと連携攻撃が使えない時でも1人で敵の3枚ブロックを打ち崩すエーススパイカー」
「あとは技術の指導とか試合中の采配を取る監督とかコーチ。」
「え?でも大地さん高尾ちゃんが居るじゃないですか!!」
「そうですよ。」
「ま、確かに高尾ちゃんに参謀兼トレーナーとして力は貸してもらってるが、マネージャーの手伝いに選手のケア、練習メニューを考えて、敵を調べる偵察、スカウティング、今これだけ1人に抱えさせてるんだ。少しでも高尾ちゃんの負担を減らさないと高尾ちゃんが倒れるべ。」
「それに今は整体師のところでマッサージも勉強し始めてんだからな…」
「高尾ちゃんー!!」
「高尾さん!!」
「高尾さんっ!!!」
田中先輩には肩を掴まれ日向影山にそれぞれがしりと手を掴まれ両手で握られてしまった。
なんか田中先輩に関しては泣いてない?
んな、大袈裟な…
「あははっまぁそう言うこともあって今は先生がコーチについては頑張ってくれてるよ。あ、よかったら放課後練習後にマッサージ練習させてね?」
「「おっお願いしあっす!!」」
「気持ちいいぞー。」
「スガはもうしてもらったのか?」
「まあね。」
「今度大地先輩も肩しましょうか?」
「ん、じゃあ頼もうかな…」
ぐるぐると肩を回す仕草を見せた大地先輩。
「あっえっエースならおれがつ」
「おめーは最強の囮だっってんだろ!!」
「~っ」
「でも守護神が戻ってくるって言いましたよね?」
「うん。」
「うちは強豪じゃないけど特別弱くもない。今までだって優秀な人材はいたはずなのにその力はちゃんと繋げてなかった」
「「……。」」
「でもまたみんなが揃ってそこに1年生達の新戦力も加わって…その戦力ちゃんと全部繋げたら…」
「…夏のインターハイ…全国がただの遠くの目標じゃなく現実に掴むるものにきっとなる」
「夏のインターハイ…!!聞いたことあるっ!!」
「…けどそのこれから戻ってくる人は今までどうしてたんですか?」
「……。すーさん。」
「……」
「あー…1週間の自宅謹慎と約1ヶ月の部活禁止だったんだ」
チラリと視線を下げ目をそらしたスーさんに目をやれば田中先輩が代わりに答えてくれた。
「ふ不良!不良!?」
「不良て…ちげえよ。あれはな~ちょっと暑すぎるだけなんだよ。いいやつなんだよまじで」
普段アツくて騒がしい田中先輩にアツすぎるって言われるとかその人どんだけなんだ…。
チラリと1年組を見れば同じことを考えてるのだろうありありと顔に書いてある。
「それにアイツはな烏野で唯一天才と呼べる選手だ。」
「「!」」
「…まぁ今はクソ生意気な影山と女神高尾ちゃんが入って来たから唯一じゃなくなったけどな」
「田中先輩扱いの差…ってか私女神とかブハッ!!」
「そいつが戻って来たら先輩って呼んでやれよ日向。田中みたくバカ喜びすると思うから」
「バカとか…」
「まあ、高尾ちゃんが先輩呼びしたら泣くかもしれないな。」
どんだけですか…。
プレーは部位で見たけど本人はどんな人なんだろうか…。
歩き始めた先頭の3年組の後を考えながら歩く。
。
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いつもの帰り道を大地先輩、スーさん、田中先輩、日向と影山と帰るのが通例になって居た。
日向だけチャリ通学なのでチャリをカラカラと押している。
「あの優男のサーブすごかったなぁ最初からアレやられたらやばかったぜ…」
話しながら歩く田中先輩に後ろの1年組はモグモグと先ほど坂ノ下の店員さんからもらった栄養バーを食べて居た。
ほんとは中華まんを買う予定だったのだが他の部が買って帰り売り切れて居たところ単細胞3人組がゴネて貰ったものだ。
「さすが影山と同中の先輩…アレ?ていうか何で影山って烏野にいるんだっけ?」
「「……」」
田中先輩の何気ない質問に前を歩いて居た大地先輩とスーさん私と田中先輩も1年生組を振り返り見た。
どうやら日向は理由を知っているらしくもごもごと口を動かしながら影山をチラ見する。
「県内一の強豪つったらやっぱ白鳥沢だろ?」
「モグモグゴックン。しらとり?」
「白鳥沢学園っつう県ではダントツ全国でも必ず8強に食い込む強豪校があんだよ」
「ほーっ。」
「…落ちました。白鳥沢」
「あれま…」
「落ちた!?」
「白鳥沢から推薦来なかったし一般で受けて落ちたんです。試験が意味不明でした。」
「あそこは普通に入ろうとすると超難関だからなー」
「へぇーっ王様勉強は大した事ないんだねー」
「きししっ」
「「おつかれーす」」
といつの間にか後から来た山口君と月島君が追い抜かしていく。
「お疲れー蛍君明日持ってくるねー」
「うん。お願いしまーす。」
「じゃーまた明日ー」
「忠君もまた明日ー」
「うんっ!!」
明日月島君に貸す予定のCDは帰ってすぐに用意しよっと。
通り過ぎる月島君と山口君にヒラヒラと手を振れば振り返してくれた。
…っとそうなんです。
親睦を深めるために1年生組は名前呼びにすることにしたのです。
って私は誰に報告してるんだ?
「で何で烏野?まさかお前も小さな巨人に憧れて?!」
「引退した烏養監督が戻ってくるって聞いたから」
「うかい?」
「無名だった烏野を春高の全国大会まで導いた名将!…だったはず」
「へー」
うかい?
烏養…烏養…んーどっかで聞いたような?
あれ?
坂ノ下の店員のお兄さんも烏養って苗字じゃなかったか?
あんまり珍しくない苗字なのかな?
烏養って…。
っというか田中先輩自信なさそうに…。
「小さな巨人知ってて何で烏養監督知らないんだよ。その頃は監督目当てに県外からも来る生徒居たって言うぞ」
「ほーっ」
「烏野の烏養って名前がもう有名だったよな凶暴な烏飼ってる監督だっつって」
「2.3年生は去年少しだけ指導受けたけどすげえスパルタだったぞ…」
「「…!」」
「…何で羨ましそうなんだよ」
「練習が好きと言うか体力馬鹿というか…バレーに貪欲だよね?翔陽とトビオって…」
よほどきつかったのかスーさんは身震いしてるし田中先輩は何を思い出してるのか顔が青いよ。
「烏養監督は本格的な復帰が決まってたんだけど復帰後少しして倒れちゃったんだよ。」
「歳が歳だし…若い頃に無茶したらしいし…」
「けど別にどの学校に入ったって戦う相手は同じ高校生勝てない理由なんかない」
「負け惜しみは止せ!カッコつけて言ってもムダだ!」
「プスー」
「ぷはっあはは。確かに」
「違いますよ!!カッコもつけてませんつ!!実際今日4強に勝ったじゃないですか!!」
「ぎゃっ!?」
あ、日向が掴まれた。
まぁそうだけど忘れちゃいけないのはまだまだやることがいっぱいってこと。
今日は買ったけどお互い不在の人いたし、次はどうなるかわからない。
「まぁなー!あの青城に2-1!俺もフリーで決めれたし日向の囮のおかげだな!」
「あっアザーズ!」
まあ、いっか。
小難しいことはこっちで考えてこの人達は調子に載せといた方が強いし…。
3年2人も見守ってることだし水を差すことないだろう。
「本人的にはどうだったよデビュー戦は!?」
嬉しそうに手を見つめ握りしめる日向。
答えはそれだけで十分だった。
「まぁ1セット目盛大にやらかしてたけどな。」
「特典と同じぐらい失点してんだから満足すんなよ。」
「何でそんなこと言うんだよ。」
あ、ダメだこいつら…。
せっかく人が空気読んだんに…。
「…そうなんだよな…」
「?」
「俺たちにはまだいろいろ足りなくて今日もギリギリの勝利だった。」
「いっいっぱいっ練習しますっつ」
「あっうん!個人のレベルアップも大事だな!けど…(しまったプレッシャーかけた!」
「翔陽ー練習のし過ぎや間違った練習方じゃ体壊すからね。オーバーワーク気をつけろよ?翔陽は凄いんだからこれからもっと一緒に頑張ろうな?」
「っ!!はい!!」
「(高尾ちゃんいて助かった。サンキューな)」
「それに、大地先輩の話ってそう言うことじゃなくて今の烏野って根本的にメンバーが足りてないのよね。ほら、帰る前に大地先輩話してたこと覚えてる?翔陽」
「えーっと…あっ!?烏野の守護神!!」
「そ、守備専門のリベロの選手」
「…守備の要のリベロと連携攻撃が使えない時でも1人で敵の3枚ブロックを打ち崩すエーススパイカー」
「あとは技術の指導とか試合中の采配を取る監督とかコーチ。」
「え?でも大地さん高尾ちゃんが居るじゃないですか!!」
「そうですよ。」
「ま、確かに高尾ちゃんに参謀兼トレーナーとして力は貸してもらってるが、マネージャーの手伝いに選手のケア、練習メニューを考えて、敵を調べる偵察、スカウティング、今これだけ1人に抱えさせてるんだ。少しでも高尾ちゃんの負担を減らさないと高尾ちゃんが倒れるべ。」
「それに今は整体師のところでマッサージも勉強し始めてんだからな…」
「高尾ちゃんー!!」
「高尾さん!!」
「高尾さんっ!!!」
田中先輩には肩を掴まれ日向影山にそれぞれがしりと手を掴まれ両手で握られてしまった。
なんか田中先輩に関しては泣いてない?
んな、大袈裟な…
「あははっまぁそう言うこともあって今は先生がコーチについては頑張ってくれてるよ。あ、よかったら放課後練習後にマッサージ練習させてね?」
「「おっお願いしあっす!!」」
「気持ちいいぞー。」
「スガはもうしてもらったのか?」
「まあね。」
「今度大地先輩も肩しましょうか?」
「ん、じゃあ頼もうかな…」
ぐるぐると肩を回す仕草を見せた大地先輩。
「あっえっエースならおれがつ」
「おめーは最強の囮だっってんだろ!!」
「~っ」
「でも守護神が戻ってくるって言いましたよね?」
「うん。」
「うちは強豪じゃないけど特別弱くもない。今までだって優秀な人材はいたはずなのにその力はちゃんと繋げてなかった」
「「……。」」
「でもまたみんなが揃ってそこに1年生達の新戦力も加わって…その戦力ちゃんと全部繋げたら…」
「…夏のインターハイ…全国がただの遠くの目標じゃなく現実に掴むるものにきっとなる」
「夏のインターハイ…!!聞いたことあるっ!!」
「…けどそのこれから戻ってくる人は今までどうしてたんですか?」
「……。すーさん。」
「……」
「あー…1週間の自宅謹慎と約1ヶ月の部活禁止だったんだ」
チラリと視線を下げ目をそらしたスーさんに目をやれば田中先輩が代わりに答えてくれた。
「ふ不良!不良!?」
「不良て…ちげえよ。あれはな~ちょっと暑すぎるだけなんだよ。いいやつなんだよまじで」
普段アツくて騒がしい田中先輩にアツすぎるって言われるとかその人どんだけなんだ…。
チラリと1年組を見れば同じことを考えてるのだろうありありと顔に書いてある。
「それにアイツはな烏野で唯一天才と呼べる選手だ。」
「「!」」
「…まぁ今はクソ生意気な影山と女神高尾ちゃんが入って来たから唯一じゃなくなったけどな」
「田中先輩扱いの差…ってか私女神とかブハッ!!」
「そいつが戻って来たら先輩って呼んでやれよ日向。田中みたくバカ喜びすると思うから」
「バカとか…」
「まあ、高尾ちゃんが先輩呼びしたら泣くかもしれないな。」
どんだけですか…。
プレーは部位で見たけど本人はどんな人なんだろうか…。
歩き始めた先頭の3年組の後を考えながら歩く。
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