男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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「整列ーっ!!」
「あざーっしたーっ」
「はぁぁぁぁあ…」
選手たちを見ていれば隣からホッと息を吐くような長いため息。
振り返れば武田先生が椅子に座り込んでぼーっとしていた。
「どうしたんですか?」
「…すんごい。」
「ふふ。そう言えば先生は3対3見てないから日向と影山の攻撃見るの今日が初ですもんね。」
「ね!凄いでしょ!!もう凄いっーか恐いっつーか」
スーさんと3人で話していれば選手が帰ってきた。
「おねがいしあーす!!」
「!?」
「先生なんか講評とか(ヒソッ」
「あっそっそうか!えーと…僕はまだバレーボールに関して素人だけど…なにか、なにか凄いことが起こっているんだってことは分かったよ」
「??」
「新年度になって…凄い1年生が入ってきてでも一筋縄ではいかなくて…だけど澤村くんが…ちゃんと力を合わせられたらなにか凄いことになる気がするんですってそんな風に言っていてその時はあまりよく分からなかったけれど…」
今日。
分かった気がする。
バラバラだったらなんてことのない1人と1人が出会うことで化学変化を起こす。
今この瞬間もどこかで世界を変えるような出会いが生まれていて。
それは遠い遠い国のどこかかもしれない。
地球の裏側かもしれない。
もしかしたら東の小さな島国の北の片田舎のごく普通の高校のごく普通のバレーボール部かもしれない。
そんな出会いが烏野であったんだと思った。
大袈裟とかオメデタイとか言われるかもしれないけれど。
でも、信じないよりはずっと良い。
根拠なんかないけれど、きっと、これから…
「君らは強く強くなるんだな」
「「「………」」」
先生…流石国語教科の先生だ。
表現の仕方がすごいよ。
ポカーンとする馬鹿2人はあんまり意味がわからないのだろう…。
日向なんか首を傾げてる。
「はっ!!!ごめんっちょっとポエミーだった?引いた!?」
「いやいやいやそんなことないです!!」
「あざす!!!」
「「「アザーズ!!!」」」
「集合ーっ」
「オース!!!」
勝ったことで嬉しそうにはねる日向。
あれだけ人一倍飛び回ったのに相変わらず体力お化けだ。
選手はダウンをとってビブスを脱ぎ体を冷やさないようにジャージを着る。
私と潔子先輩は一通り2人でビブスの回収とボトルの片付けや備品の片付けをして回る。
青城も部活はこれで今日は終わりなのかネットやポールまで片付ける。
コートが一通り片付いた所でバスケのボールが私の顔面めがけて飛んできた。
それをばしりと叩き落としてキャッチすればどうやら投げてきたのはやはりというべきか及川さんだった。
「何のつもりですか?」
「ほらー約束したじゃない?あれ決めたらダンクシュート見せてもらうって。」
「私は了承したつもりはありませんが。」
「そうだったっけ?」
ヘラリと笑う及川さん。
ほんと性格悪いってかちょっとずれていたら隣にいる潔子先輩に当たっていたかもしれないと思うとイライラした。
「そうだなー俺は3本決めたし3本。シュート決められたらまた練習試合を組んであげるよ。」
「あら、それは嬉しいけれどそういうのって監督同士でお話を決めるものじゃないんですか?」
ボールを手の中で転がしながらちらっと相手の先生に目を向ける。
「及川っあまりあちらのマネージャーに迷惑をかけるな。」
「えー監督も見たいですよね?全中女子バスケの最強天才少女。」
「彼女は嫌がっているだろう…それに今はバレーボールのマネージャーだ。何か理由があるのだろう…やめなさい及川。」
気を使ってくれているのか声を抑えて話してくれる青城の監督さん。
あ、もしかして故障とかと勘違いされている?
「あ、別に私故障とかじゃないですから気を使わないでください。でも3本なんかでまた試合をくんでくださるのなら喜んでやりますよ。」
「え?あ、あぁ。」
「じゃ決まりだねっ!?」
ガコッ。
及川さんが了承した瞬間なんのモーションもなく片手で放り投げる。
そのボールはここから1番遠い人の居ないゴールに入った。
「マジかよ…この距離で…。」
「ほら1本目入りましたよ?何でしたっけ?ダンクシュートが見たいんでしたっけ?ディフェンスいないと張り合いないんで及川さん、ディフェンスに入ってくれますか?動かなくても良いので」
私のやっすい挑発に及川さんは乗り、両校の監督の監視のもとコートには私と怪我人及川さんの代わりに何故か岩泉さん。
他の選手たちは二階席やコートの端で見学になった。
「あと2本ですね。岩泉さん巻き込んですみません。」
「いや、あのクソ川のせいだから気にするな。ディフェンスってとっても良いのか?」
「はい。あ、でもやるなら1対1やりましょうか。その方が岩泉さんも気兼ねなくできますよね?」
「良いのか?お前いくらバスケで有名でも男女の差とか」
「あ、大丈夫ですよ。そんなこと言えなくなりますから。岩泉さんからどーぞ。」
パスで岩泉さんから始まり岩泉さんはドリブルでフェイントをかけながら私を避けようとするがスティールしてボールを取り上げローリングや切り返しで食らいついてくる岩泉さんを置き去りにして3ポイントのラインで踏切ダンクシュート。
「おいおい。動きが人間業じゃねーぞ。」
「何でバレーボールのマネなんかやってんだ!?」
「人間ってあんな早く動けるんだな…」
2本目はパスをもらってその場からスリーポイントシュートを決めてあっさりと終わった。
「ね?そんなこと言えなかったでしょ?」
「ダテじゃねーな。」
「ふふふ。ありがとうございました。岩泉さん」
「いや。こっちこそクソ川が悪かったな。」
「いいえ。これでまた練習試合をして下さるのならウチとしては願ったり叶ったりです。」
転がるボールを片付けて使った半面をモップ掛けさしてもらった。
モップをかける間も及川さんが絡んできてうざかったけど田中先輩がたてになってくれた。
。
「あざーっしたーっ」
「はぁぁぁぁあ…」
選手たちを見ていれば隣からホッと息を吐くような長いため息。
振り返れば武田先生が椅子に座り込んでぼーっとしていた。
「どうしたんですか?」
「…すんごい。」
「ふふ。そう言えば先生は3対3見てないから日向と影山の攻撃見るの今日が初ですもんね。」
「ね!凄いでしょ!!もう凄いっーか恐いっつーか」
スーさんと3人で話していれば選手が帰ってきた。
「おねがいしあーす!!」
「!?」
「先生なんか講評とか(ヒソッ」
「あっそっそうか!えーと…僕はまだバレーボールに関して素人だけど…なにか、なにか凄いことが起こっているんだってことは分かったよ」
「??」
「新年度になって…凄い1年生が入ってきてでも一筋縄ではいかなくて…だけど澤村くんが…ちゃんと力を合わせられたらなにか凄いことになる気がするんですってそんな風に言っていてその時はあまりよく分からなかったけれど…」
今日。
分かった気がする。
バラバラだったらなんてことのない1人と1人が出会うことで化学変化を起こす。
今この瞬間もどこかで世界を変えるような出会いが生まれていて。
それは遠い遠い国のどこかかもしれない。
地球の裏側かもしれない。
もしかしたら東の小さな島国の北の片田舎のごく普通の高校のごく普通のバレーボール部かもしれない。
そんな出会いが烏野であったんだと思った。
大袈裟とかオメデタイとか言われるかもしれないけれど。
でも、信じないよりはずっと良い。
根拠なんかないけれど、きっと、これから…
「君らは強く強くなるんだな」
「「「………」」」
先生…流石国語教科の先生だ。
表現の仕方がすごいよ。
ポカーンとする馬鹿2人はあんまり意味がわからないのだろう…。
日向なんか首を傾げてる。
「はっ!!!ごめんっちょっとポエミーだった?引いた!?」
「いやいやいやそんなことないです!!」
「あざす!!!」
「「「アザーズ!!!」」」
「集合ーっ」
「オース!!!」
勝ったことで嬉しそうにはねる日向。
あれだけ人一倍飛び回ったのに相変わらず体力お化けだ。
選手はダウンをとってビブスを脱ぎ体を冷やさないようにジャージを着る。
私と潔子先輩は一通り2人でビブスの回収とボトルの片付けや備品の片付けをして回る。
青城も部活はこれで今日は終わりなのかネットやポールまで片付ける。
コートが一通り片付いた所でバスケのボールが私の顔面めがけて飛んできた。
それをばしりと叩き落としてキャッチすればどうやら投げてきたのはやはりというべきか及川さんだった。
「何のつもりですか?」
「ほらー約束したじゃない?あれ決めたらダンクシュート見せてもらうって。」
「私は了承したつもりはありませんが。」
「そうだったっけ?」
ヘラリと笑う及川さん。
ほんと性格悪いってかちょっとずれていたら隣にいる潔子先輩に当たっていたかもしれないと思うとイライラした。
「そうだなー俺は3本決めたし3本。シュート決められたらまた練習試合を組んであげるよ。」
「あら、それは嬉しいけれどそういうのって監督同士でお話を決めるものじゃないんですか?」
ボールを手の中で転がしながらちらっと相手の先生に目を向ける。
「及川っあまりあちらのマネージャーに迷惑をかけるな。」
「えー監督も見たいですよね?全中女子バスケの最強天才少女。」
「彼女は嫌がっているだろう…それに今はバレーボールのマネージャーだ。何か理由があるのだろう…やめなさい及川。」
気を使ってくれているのか声を抑えて話してくれる青城の監督さん。
あ、もしかして故障とかと勘違いされている?
「あ、別に私故障とかじゃないですから気を使わないでください。でも3本なんかでまた試合をくんでくださるのなら喜んでやりますよ。」
「え?あ、あぁ。」
「じゃ決まりだねっ!?」
ガコッ。
及川さんが了承した瞬間なんのモーションもなく片手で放り投げる。
そのボールはここから1番遠い人の居ないゴールに入った。
「マジかよ…この距離で…。」
「ほら1本目入りましたよ?何でしたっけ?ダンクシュートが見たいんでしたっけ?ディフェンスいないと張り合いないんで及川さん、ディフェンスに入ってくれますか?動かなくても良いので」
私のやっすい挑発に及川さんは乗り、両校の監督の監視のもとコートには私と怪我人及川さんの代わりに何故か岩泉さん。
他の選手たちは二階席やコートの端で見学になった。
「あと2本ですね。岩泉さん巻き込んですみません。」
「いや、あのクソ川のせいだから気にするな。ディフェンスってとっても良いのか?」
「はい。あ、でもやるなら1対1やりましょうか。その方が岩泉さんも気兼ねなくできますよね?」
「良いのか?お前いくらバスケで有名でも男女の差とか」
「あ、大丈夫ですよ。そんなこと言えなくなりますから。岩泉さんからどーぞ。」
パスで岩泉さんから始まり岩泉さんはドリブルでフェイントをかけながら私を避けようとするがスティールしてボールを取り上げローリングや切り返しで食らいついてくる岩泉さんを置き去りにして3ポイントのラインで踏切ダンクシュート。
「おいおい。動きが人間業じゃねーぞ。」
「何でバレーボールのマネなんかやってんだ!?」
「人間ってあんな早く動けるんだな…」
2本目はパスをもらってその場からスリーポイントシュートを決めてあっさりと終わった。
「ね?そんなこと言えなかったでしょ?」
「ダテじゃねーな。」
「ふふふ。ありがとうございました。岩泉さん」
「いや。こっちこそクソ川が悪かったな。」
「いいえ。これでまた練習試合をして下さるのならウチとしては願ったり叶ったりです。」
転がるボールを片付けて使った半面をモップ掛けさしてもらった。
モップをかける間も及川さんが絡んできてうざかったけど田中先輩がたてになってくれた。
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