男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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「アララッ1セット取られちゃったんですか!」
「!」
噂をすればなんとやらだ。
明るい声と女の子の黄色い声に体育館中入ってきた人物を見た。
「おお!戻ったのか!足はどうだった!」
「バッチリです!もう通常の練習イケます!軽い捻挫でしたしね」
「きゃーっ!!及川さ~ん!!やっと来たあ~っ」
「「!!!?」」
「!」
あーあ。
来ちゃった。
っと言っても出るならこれからアップするんだろうから多分後半っというか終盤近くになるだろう。
「「なんだっ何事だ」」
「女子の声だぞ!日向。」
「女子の声ですね田中さん!」
なんか女子の黄色い声に反応してんのが2人…。
影山を風にして覗き込むように見ていた。
「まったく…気を付けろよ。及川」
「スミマセーン」
「向こうには影山出せなんて偉そうに言っといてこっちは正セッターじゃないなんて頭上がらんだろが!」
「あはは…」
「及川さん無理しないでください!」
「(にこっ」
「「「きゃーっ」」」
うわー。
ファンサービスなのかね?
2階のギャラリーがにっこり笑って手を振るだけで沸く。
「影山くんあの優男誰ですかボクとても不愉快です」
「及川さん…超攻撃的セッターで攻撃もチームでトップクラスだと思います。あとものすごく性格が…悪い」
「お前が言うほどに!?」
「月島以上かも」
「それは酷いな!」
「……。」
「こーらトビオくん!!月島くんを巻き込まないのー!!」
なぜか巻き込まれて無言で騒ぐ3人組を振り返る月島くんとベンチで月島くんのフォロー入れようと騒ぐ山口くんに見かねて助け舟をだす。
「お前の知り合いってことは北側第一の奴かよ。」
「ハイ!中学の先輩です。」
「(王様の先輩って事は…大王様!?)」
「やっほートビオちゃん久しぶり~育ったね~」
「…俺…サーブとブロックはあの人見て覚えました」
「!…」
強打のあのサーブの師匠か…ふーん。
確かに部位の試合でも強烈なの打ってたしね…。
それもそれなりなコントロールで。
「実力は相当です。…けど今は試合に集中しろ最終セット絶対とるぞ!!」
「おっおうよっ」
「元気に王様やってる~?あ、高尾ちゃーん!!昨日ぶり!!昨日は聞きたいこと聞きそびれちゃったからこのあと時間ある?ゆっくりお茶でもしない?」
「ノーセンキューです。どちらかと言えば岩泉さんや花巻さんや松川さんや金田一くんや国見くんに聞きたい事あるのでそちらのチームの方とはお話ししたいですね。」
「及川フラれてやんのー」
ナンパ?もどきをされたがさらっとお断りすれば向こうサイドに茶化されていた。
私は知らん。
確かに顔はいいかもだけど私の趣味ではないのだ及川さん。
田中さんがめちゃくちゃ威嚇をし何故か月島くんも及川さんをガン見。
隣でスーさんはどんな知り合い?って聞いてくるので昨日弟子入りに行った時の話を掻い摘んで言えば納得された。
「なんだ及川。向こうのマネ知り合いか?まぁいい。とにかくお前はアップ取ってこい。いつもより念入りにだぞ!」
「はぁ~い」
二階のギャラリーからはそんな子誘わないでーとか及川さん頑張れーなんで黄色い声が上がりながら及川さんは体育館を後にした。
「和樹ちゃん。」
「はい?どうしたのですか?潔子先輩。」
「あの人に近づいちゃダメだから」
「はぁ。了解です?」
「うん。」
…なんかあったのだろうか?
何故か潔子先輩が私の手を握りしめて注意?された。
よく分からないが自らあの人に近づくつもりはないので心配はいらないのだが…。
それから試合も進み中盤。
15-14の接戦だが烏野リード。
キャイキャイと及川さん話をする女子の声に田中先輩のイライラが募りどんどんスパイクの威力が上がっていくのは気のせいではないだろう…。
現に田中先輩の強烈なスパイク、補給体制に入った国見くんが拾いきれなくて変な方向に弾いていた。
日向の速攻や影山の2アタックや影山、月島くんのブロックも決まり等々特典は24-20の烏野のマッチポイント。
ここの土壇場で金田一くんにマークしていたはずの日向はブロック間に合わずフリーで打たれ月島くんが拾えずサーブ権が向こうに…。
「ドンマイ月島」
「ナイス金田一!!」
「あららーぴんちじゃないですか」
「…アップは?」
「バッチリです。」
ほんとこの土壇場で戻ってきやがったよ…。
むしろ来るなとか思ってた。
サーブのはずの国見くんとチェンジって事はピンチサーバーかな。
「青城はセッターの交代ですか?」
「多分ピンチサーバーですよ。サーブをきっちり決めたい場面やピンチの時に流れを変える目的などで投入するサーブが得意な選手です。」
「なるほど…となるとあの及川くんて選手は…」
「相当うまいですよ。強烈なジャンプサーブを打ちます。それにコントロールもそこそこいいですよ。」
「あれ?試合見た事あるの?和樹」
「いいや。大地先輩に過去の試合のブイ見せてもらったの。」
「あぁこの間借りていたアレか…」
「そっ。」
及川さん、影山が言うようにほんと性格悪いらしい。
わざわざ月島くんを指で刺してからのジャンプサーブ。
強烈なそれは月島くんの正面だがあまりの威力に場外2階席に跳ね上がった。
さっきの指さしは宣言だったのだ。
ほんと性格最悪。
「いっ…!?何つー威力。」
ボールを受けていないはずのベンチがビビる威力。
取ろうとした月島くんも相当痛いだろう。
「うん。やっぱり途中見てたけど6番の君と5番の君レシーブ苦手でしょ?1年生かな?」
「うっ!!」
ほんとやな人。
苦手なの分かっていてわざわざ月島くんを狙うあたり性格が出るね。
影山以上の威力に加えてあのコントロールだ。
そうそう攻略はできないだろう。
「じゃあ…もう一本ね。そうだなーこれ決まったら高尾ちゃんにダンクシュート見せてもらおうかな?」
「そんな一方的な宣言受け付けませんっ」
「言ったもんがちでしょ?」
っと再び強烈なジャンプサーブは月島くんへ。
ごがっとひどく嫌な音がする。
「ツッキィィイ!!」
たまらずスーさんの肩を握り山口くんが悲鳴をあげた。
「くそっ」
「……。」
「おっあと1点で同点だね。」
「おいこら!大王様おれも!狙え取ってやる!狙えよ!!」
ジタバタと何を思ったのか暴れる日向を止めたのはもちろん月島くん。
「みっともないから喚くなよ!」
「なんだとっ!?バレーボールはなぁ!ネットのこっち側にいる全員漏れなく味方なんだぞ!!」
あぁなんか田中先輩嬉しそうだ。
そんなことより、
「大地先輩!!守備範囲広げてください!!月島くんはもう少しサイドラインによって!!縁下先輩はカバー大地先輩のお願いします。他はみんな下がり気味で展開してください。」
「おぅっ。」
「おおっ。」
指示を飛ばせば指示どうり少し守備を変えてくれた。
これで少しはコントロール重視になって威力半減になるかレシーブの得意な大地先輩と縁下先輩でボールを上げることができるだろう。
今の状態じゃボールを上げることすらできないからそれじゃ話にならないだろうからね…。
「よしっ来い!」
「…ふーん…でもさ、1人で全部は…守れないんじゃない?」
「誰が1人っていいました?ちゃんと縁下先輩も田中先輩も居ますよ!!」
及川さんの打ったボールは予想通り少し威力が落ち端っこにいる月島くんをピンポイントで。
「よしっこれなら少しは上がるでしょ!蛍くん!!」
「あんな端っこにいるのにピンポイントで…!」
「!でもコントロール重視の分威力はさっきよりも弱いです!」
「ツッキィィイ!!!」
「っ。」
正面で受けたボールは上がったが向こうコートに跳ね返って言った。
「!上がったナイスつきしま!!!」
「蛍くん!!ないすー!!!」
「ツッキィィイないすー」
ついに山口くん泣き出しちゃったよ。
それよりも向こうのチャンスボールだ。
ウチにリベロはいない。
今前衛は守備力の低い日向とブロックのできる影山も縁下先輩。
しかしこれを凌げば1番攻撃力のあるローテだ。
「こっちのチャンスボールなんだよね」
「チャンスボール!」
「っち、」
「ほら美味しい美味しいチャンスボールだ。きっちり決めろよお前ら」
及川さんが受けたボールは矢巾さんに上がり矢巾さんのトスから金田一。
まっすぐ来るかと思えば3枚ブロックを避けて横飛びしやがった!!
ブロックが振り切られたと思ったところで縁下先輩の影から日向が飛び出した。
金田一くんのスパイクは日向がワンタッチで繋いだ。
「よしっ」
「ナイスワンタッチ日向!!」
「ナイスしょーよー!!」
「チャンスボール」
「くそがっ!!!今度はおれが叩き落としてやるよ!!!」
金田一くんが日向に叫んでいるが日向は一瞬でコートの左端から右端へ。
一瞬で遅れた金田一くんはもう間に合わない。
一歩。
一瞬。
ほんの少しでも遅れればもう日向には追いつけない。
日向に追いつけるのはボールだけ。
初めてじゃないだろうか?
日向が及川さんを見た?
と思えばボールは及川さんの顔のすぐ横を飛びコートの端に叩きつけられた。
もしかして…日向あの空中の一瞬で狙ったの?
ぴっとインと判定され得点は25-23
試合終了セットカウント2-1
勝者。
烏野高校。
。
「!」
噂をすればなんとやらだ。
明るい声と女の子の黄色い声に体育館中入ってきた人物を見た。
「おお!戻ったのか!足はどうだった!」
「バッチリです!もう通常の練習イケます!軽い捻挫でしたしね」
「きゃーっ!!及川さ~ん!!やっと来たあ~っ」
「「!!!?」」
「!」
あーあ。
来ちゃった。
っと言っても出るならこれからアップするんだろうから多分後半っというか終盤近くになるだろう。
「「なんだっ何事だ」」
「女子の声だぞ!日向。」
「女子の声ですね田中さん!」
なんか女子の黄色い声に反応してんのが2人…。
影山を風にして覗き込むように見ていた。
「まったく…気を付けろよ。及川」
「スミマセーン」
「向こうには影山出せなんて偉そうに言っといてこっちは正セッターじゃないなんて頭上がらんだろが!」
「あはは…」
「及川さん無理しないでください!」
「(にこっ」
「「「きゃーっ」」」
うわー。
ファンサービスなのかね?
2階のギャラリーがにっこり笑って手を振るだけで沸く。
「影山くんあの優男誰ですかボクとても不愉快です」
「及川さん…超攻撃的セッターで攻撃もチームでトップクラスだと思います。あとものすごく性格が…悪い」
「お前が言うほどに!?」
「月島以上かも」
「それは酷いな!」
「……。」
「こーらトビオくん!!月島くんを巻き込まないのー!!」
なぜか巻き込まれて無言で騒ぐ3人組を振り返る月島くんとベンチで月島くんのフォロー入れようと騒ぐ山口くんに見かねて助け舟をだす。
「お前の知り合いってことは北側第一の奴かよ。」
「ハイ!中学の先輩です。」
「(王様の先輩って事は…大王様!?)」
「やっほートビオちゃん久しぶり~育ったね~」
「…俺…サーブとブロックはあの人見て覚えました」
「!…」
強打のあのサーブの師匠か…ふーん。
確かに部位の試合でも強烈なの打ってたしね…。
それもそれなりなコントロールで。
「実力は相当です。…けど今は試合に集中しろ最終セット絶対とるぞ!!」
「おっおうよっ」
「元気に王様やってる~?あ、高尾ちゃーん!!昨日ぶり!!昨日は聞きたいこと聞きそびれちゃったからこのあと時間ある?ゆっくりお茶でもしない?」
「ノーセンキューです。どちらかと言えば岩泉さんや花巻さんや松川さんや金田一くんや国見くんに聞きたい事あるのでそちらのチームの方とはお話ししたいですね。」
「及川フラれてやんのー」
ナンパ?もどきをされたがさらっとお断りすれば向こうサイドに茶化されていた。
私は知らん。
確かに顔はいいかもだけど私の趣味ではないのだ及川さん。
田中さんがめちゃくちゃ威嚇をし何故か月島くんも及川さんをガン見。
隣でスーさんはどんな知り合い?って聞いてくるので昨日弟子入りに行った時の話を掻い摘んで言えば納得された。
「なんだ及川。向こうのマネ知り合いか?まぁいい。とにかくお前はアップ取ってこい。いつもより念入りにだぞ!」
「はぁ~い」
二階のギャラリーからはそんな子誘わないでーとか及川さん頑張れーなんで黄色い声が上がりながら及川さんは体育館を後にした。
「和樹ちゃん。」
「はい?どうしたのですか?潔子先輩。」
「あの人に近づいちゃダメだから」
「はぁ。了解です?」
「うん。」
…なんかあったのだろうか?
何故か潔子先輩が私の手を握りしめて注意?された。
よく分からないが自らあの人に近づくつもりはないので心配はいらないのだが…。
それから試合も進み中盤。
15-14の接戦だが烏野リード。
キャイキャイと及川さん話をする女子の声に田中先輩のイライラが募りどんどんスパイクの威力が上がっていくのは気のせいではないだろう…。
現に田中先輩の強烈なスパイク、補給体制に入った国見くんが拾いきれなくて変な方向に弾いていた。
日向の速攻や影山の2アタックや影山、月島くんのブロックも決まり等々特典は24-20の烏野のマッチポイント。
ここの土壇場で金田一くんにマークしていたはずの日向はブロック間に合わずフリーで打たれ月島くんが拾えずサーブ権が向こうに…。
「ドンマイ月島」
「ナイス金田一!!」
「あららーぴんちじゃないですか」
「…アップは?」
「バッチリです。」
ほんとこの土壇場で戻ってきやがったよ…。
むしろ来るなとか思ってた。
サーブのはずの国見くんとチェンジって事はピンチサーバーかな。
「青城はセッターの交代ですか?」
「多分ピンチサーバーですよ。サーブをきっちり決めたい場面やピンチの時に流れを変える目的などで投入するサーブが得意な選手です。」
「なるほど…となるとあの及川くんて選手は…」
「相当うまいですよ。強烈なジャンプサーブを打ちます。それにコントロールもそこそこいいですよ。」
「あれ?試合見た事あるの?和樹」
「いいや。大地先輩に過去の試合のブイ見せてもらったの。」
「あぁこの間借りていたアレか…」
「そっ。」
及川さん、影山が言うようにほんと性格悪いらしい。
わざわざ月島くんを指で刺してからのジャンプサーブ。
強烈なそれは月島くんの正面だがあまりの威力に場外2階席に跳ね上がった。
さっきの指さしは宣言だったのだ。
ほんと性格最悪。
「いっ…!?何つー威力。」
ボールを受けていないはずのベンチがビビる威力。
取ろうとした月島くんも相当痛いだろう。
「うん。やっぱり途中見てたけど6番の君と5番の君レシーブ苦手でしょ?1年生かな?」
「うっ!!」
ほんとやな人。
苦手なの分かっていてわざわざ月島くんを狙うあたり性格が出るね。
影山以上の威力に加えてあのコントロールだ。
そうそう攻略はできないだろう。
「じゃあ…もう一本ね。そうだなーこれ決まったら高尾ちゃんにダンクシュート見せてもらおうかな?」
「そんな一方的な宣言受け付けませんっ」
「言ったもんがちでしょ?」
っと再び強烈なジャンプサーブは月島くんへ。
ごがっとひどく嫌な音がする。
「ツッキィィイ!!」
たまらずスーさんの肩を握り山口くんが悲鳴をあげた。
「くそっ」
「……。」
「おっあと1点で同点だね。」
「おいこら!大王様おれも!狙え取ってやる!狙えよ!!」
ジタバタと何を思ったのか暴れる日向を止めたのはもちろん月島くん。
「みっともないから喚くなよ!」
「なんだとっ!?バレーボールはなぁ!ネットのこっち側にいる全員漏れなく味方なんだぞ!!」
あぁなんか田中先輩嬉しそうだ。
そんなことより、
「大地先輩!!守備範囲広げてください!!月島くんはもう少しサイドラインによって!!縁下先輩はカバー大地先輩のお願いします。他はみんな下がり気味で展開してください。」
「おぅっ。」
「おおっ。」
指示を飛ばせば指示どうり少し守備を変えてくれた。
これで少しはコントロール重視になって威力半減になるかレシーブの得意な大地先輩と縁下先輩でボールを上げることができるだろう。
今の状態じゃボールを上げることすらできないからそれじゃ話にならないだろうからね…。
「よしっ来い!」
「…ふーん…でもさ、1人で全部は…守れないんじゃない?」
「誰が1人っていいました?ちゃんと縁下先輩も田中先輩も居ますよ!!」
及川さんの打ったボールは予想通り少し威力が落ち端っこにいる月島くんをピンポイントで。
「よしっこれなら少しは上がるでしょ!蛍くん!!」
「あんな端っこにいるのにピンポイントで…!」
「!でもコントロール重視の分威力はさっきよりも弱いです!」
「ツッキィィイ!!!」
「っ。」
正面で受けたボールは上がったが向こうコートに跳ね返って言った。
「!上がったナイスつきしま!!!」
「蛍くん!!ないすー!!!」
「ツッキィィイないすー」
ついに山口くん泣き出しちゃったよ。
それよりも向こうのチャンスボールだ。
ウチにリベロはいない。
今前衛は守備力の低い日向とブロックのできる影山も縁下先輩。
しかしこれを凌げば1番攻撃力のあるローテだ。
「こっちのチャンスボールなんだよね」
「チャンスボール!」
「っち、」
「ほら美味しい美味しいチャンスボールだ。きっちり決めろよお前ら」
及川さんが受けたボールは矢巾さんに上がり矢巾さんのトスから金田一。
まっすぐ来るかと思えば3枚ブロックを避けて横飛びしやがった!!
ブロックが振り切られたと思ったところで縁下先輩の影から日向が飛び出した。
金田一くんのスパイクは日向がワンタッチで繋いだ。
「よしっ」
「ナイスワンタッチ日向!!」
「ナイスしょーよー!!」
「チャンスボール」
「くそがっ!!!今度はおれが叩き落としてやるよ!!!」
金田一くんが日向に叫んでいるが日向は一瞬でコートの左端から右端へ。
一瞬で遅れた金田一くんはもう間に合わない。
一歩。
一瞬。
ほんの少しでも遅れればもう日向には追いつけない。
日向に追いつけるのはボールだけ。
初めてじゃないだろうか?
日向が及川さんを見た?
と思えばボールは及川さんの顔のすぐ横を飛びコートの端に叩きつけられた。
もしかして…日向あの空中の一瞬で狙ったの?
ぴっとインと判定され得点は25-23
試合終了セットカウント2-1
勝者。
烏野高校。
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