男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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私立青葉城西高校。
車内でのトラブルもあったがなんとか時間に間に合って青葉正常高校へ到着した。
到着してすぐに日向は情けない声で田中先輩に謝り倒していて田中先輩は気にすんなと声をかける、ずっとそんな調子が続いていた。
「すみませぇん田中さん!!すみません~!!」
「いいっつってんだろが!!そんな事よりおめーは大丈夫なのかよ!??」
「はい!高尾さんから酔い止めもらったし途中休憩したし・・・バスから降りたら平気です。」
「そうかならいい!」
「田中先輩それ後で軽く水道で洗っておきますから預かります。」
「おう。わりいな高尾ちゃん」
「すみません高尾さんも・・・」
田中先輩のゲロジャーを預かって軽く日向の背中を軽くぽんぽんと叩く。
日向の顔色はバスを降りて少し戻ったみたいだけれどまだ少し青白い。
「いいよ。こんなこともあるって。私の友達も中学の時、初めての試合で緊張しすぎてこけて顔面強打してたからね。そんで鼻血出して1分もせずに交代してた。そのあとちゃんと鼻血止めて試合には出たんだけれどねー。」
「へ―そりゃ散々だったんだな。その高尾ちゃんの友達。」
「でしょ?ま、そんなこともあるし初めてって結構トラブル付き物だと思うし。」
「まあな。日向今日の試合はお前の働きにかかってるかんな!?3対3の時みたく俺にフリーで打たせてくれよ!?」
「はっ、はひぃ!!」
「た、田中先輩ダメ!!」
「えっ?」
「田中!プレッシャーダメ!!」
「がっがんがんがんばり!!!」
すーさん。
田中先輩分かってないよこれ。
ちょっと日向連れ出してもいいかな?
誰も邪魔しないところで日向のケアしてもいいかな?
「潔子先輩日向どうにかしてくるんですみませんが抜けてもいいですか?」
「うん。こっちは任せて。」
「すみません。」
「高尾ちゃん日向を頼むな。」
「はい。日向ちょっとおいで。」
「は、はひ。」
先に体育館へ向かう先輩たちを横目に日向と私はバスのすぐそばで立つ。
「日向・・・何がそんなに怖いの?」
「お、おれがしっかりしなきゃ!!おれが失敗したら総崩れで!!!!おれ試合に出れなくなちゃ…」
「そんなことないよ。日向に今のチームって日向以上にうまい人いっぱい居るでしょ?日向が下手なことぐらいみんな知ってるよ。それを承知で日向を試合に出すんだから。だから日向がちょっとぐらい失敗してみんなに迷惑をかけても交代はさせないよ?今のチームは日向が中学生の時に引っ張ってきた素人チームとは違うんだよ。日向が一人で頑張らなくてもいいんだよ。ねえ日向。日向のみかたはどこにいるの?」
小さな子の分からせるようになるべく優しく語り掛けるように日向のうつむく頭をなでながら語り掛ける。
日向は中学時代はずっと一人きりでバレーをしてきたんだ。
だからこそチームを分かっていないしチームってことに人一倍憧れを持っていた。
「・・・・そっか。」
「日向みかたは見つかった?」
「うん!!おれの目の前に!!」
「そうだね。私も日向と同じ烏野でバレー部でチームメイトで仲間で・・・私は日向のみかただよ。」
「おれのチームメイト。田中さんもキャプテンも縁下さんも、むかつくけど影山も月島も・・・・」
「同じコートに立つこっち側はみんな日向のみかたでチームメイトで外にいる私たちもみかた。ねえ日向私たちは日向にとって頼りないかな?」
「ううん。そんなことない!!」
「そっかじゃあもっと頼ってもいいんじゃないかな?ほら肩の力抜いて。日向は日向にしかできないことをする。みんなは日向のこともきっと助けてくれるはずだよ。」
「おれの・・・できること。」
「そう。日向は何ができる?」
「・・・影山を信じて跳ぶこと。」
「うん。わかってるじゃんか。」
「そっか。ごちゃごちゃ考えなくてよかったんだ。ありがとう!!高尾さん。」
「いーえ。どういたしまして。さてと落ち着いたところで行こうか翔陽!!」
「あっ・・・名前」
「うん。なんか同じ年だしこっちの方が仲間っぽいでしょ?」
「うん!!」
よかったとりあえず日向の顔色が戻った。
念のためトイレ行くと言ったひな、翔陽と体育館近くのトイレで別れて私は外の水道へ。
水道でボトルを準備していた潔子先輩と合流して手伝い軽く田中先輩のジャージも濯いで絞って新しい袋に入れておく。
これで匂いとかマシになっただろう。
あとは家で洗濯してもらおう。
体育館に戻れば何があったのか日向の緊張モードが再来していた。
いや、ほんと何があった!?
この数分で・・・・。
「日向緊張しなくて大丈夫だからリラックス!」
「ハイ!リラックスがんばりますっ!!」
「(リラックスって頑張ってするモンだっけ?アレ?リラックスって何だっけ?)」
あぁ、なんか大地先輩もゲシュタルト崩壊している気がする。
うん。
こりゃだめだ。
コートの中で誰かが何とかしてくれることを期待しよう。
まあ今回は練習試合だし日向にもいい経験になるでしょう。
言葉だけではわからないことだってあるだろうし。
うん。
私はもう知らない。
「なあマネから1年に気の利いた一言ない?」
「いや、大地先輩それって日向に追い打ちかける気がするんですが・・・。」
何とか止めようとしたが止められず潔子先輩の激励は日向をさらに追い詰める結果に終わった。
「(とどめを刺してしまった・・・すまん日向。)」
「ホラやっぱり。あぁもう仕方がないな。翔陽合掌して!!」
「がががががっしょっしょしょうううう?」
「あぁ手を合わせて。んそうそう。」
わたわたと日向が手を合唱したところでばちんっとそれなりの力で挟むように手を叩く。
「翔陽・・・手の震えは止まったか?」
「和樹ちゃん・・・?」
「おう。私だ。」
「(手がじんじんしてあったかい。和樹ちゃんの手も暖かい。)」
ん。
強制的にだけど日向の手も温かくなってきたな。
「翔陽。私たちが居るぞ。」
「う、うん!!うん!!」
これでひとまずは大丈夫だろう。
ありがとうと言って日向はアップにかけていった。
「ふーっ。」
「ご苦労さん。和樹」
「ありがとうな高尾ちゃん。」
「いえいえ。でもしょうようのあれ多分何かきっかけがないとどうにもならないんで第1セットは日向のために上げてやってくださいね。多分ボロボロだろうから。」
「なんか予言みたいだな。」
「そーならないように頑張るべ。」
「お願いします。」
。
車内でのトラブルもあったがなんとか時間に間に合って青葉正常高校へ到着した。
到着してすぐに日向は情けない声で田中先輩に謝り倒していて田中先輩は気にすんなと声をかける、ずっとそんな調子が続いていた。
「すみませぇん田中さん!!すみません~!!」
「いいっつってんだろが!!そんな事よりおめーは大丈夫なのかよ!??」
「はい!高尾さんから酔い止めもらったし途中休憩したし・・・バスから降りたら平気です。」
「そうかならいい!」
「田中先輩それ後で軽く水道で洗っておきますから預かります。」
「おう。わりいな高尾ちゃん」
「すみません高尾さんも・・・」
田中先輩のゲロジャーを預かって軽く日向の背中を軽くぽんぽんと叩く。
日向の顔色はバスを降りて少し戻ったみたいだけれどまだ少し青白い。
「いいよ。こんなこともあるって。私の友達も中学の時、初めての試合で緊張しすぎてこけて顔面強打してたからね。そんで鼻血出して1分もせずに交代してた。そのあとちゃんと鼻血止めて試合には出たんだけれどねー。」
「へ―そりゃ散々だったんだな。その高尾ちゃんの友達。」
「でしょ?ま、そんなこともあるし初めてって結構トラブル付き物だと思うし。」
「まあな。日向今日の試合はお前の働きにかかってるかんな!?3対3の時みたく俺にフリーで打たせてくれよ!?」
「はっ、はひぃ!!」
「た、田中先輩ダメ!!」
「えっ?」
「田中!プレッシャーダメ!!」
「がっがんがんがんばり!!!」
すーさん。
田中先輩分かってないよこれ。
ちょっと日向連れ出してもいいかな?
誰も邪魔しないところで日向のケアしてもいいかな?
「潔子先輩日向どうにかしてくるんですみませんが抜けてもいいですか?」
「うん。こっちは任せて。」
「すみません。」
「高尾ちゃん日向を頼むな。」
「はい。日向ちょっとおいで。」
「は、はひ。」
先に体育館へ向かう先輩たちを横目に日向と私はバスのすぐそばで立つ。
「日向・・・何がそんなに怖いの?」
「お、おれがしっかりしなきゃ!!おれが失敗したら総崩れで!!!!おれ試合に出れなくなちゃ…」
「そんなことないよ。日向に今のチームって日向以上にうまい人いっぱい居るでしょ?日向が下手なことぐらいみんな知ってるよ。それを承知で日向を試合に出すんだから。だから日向がちょっとぐらい失敗してみんなに迷惑をかけても交代はさせないよ?今のチームは日向が中学生の時に引っ張ってきた素人チームとは違うんだよ。日向が一人で頑張らなくてもいいんだよ。ねえ日向。日向のみかたはどこにいるの?」
小さな子の分からせるようになるべく優しく語り掛けるように日向のうつむく頭をなでながら語り掛ける。
日向は中学時代はずっと一人きりでバレーをしてきたんだ。
だからこそチームを分かっていないしチームってことに人一倍憧れを持っていた。
「・・・・そっか。」
「日向みかたは見つかった?」
「うん!!おれの目の前に!!」
「そうだね。私も日向と同じ烏野でバレー部でチームメイトで仲間で・・・私は日向のみかただよ。」
「おれのチームメイト。田中さんもキャプテンも縁下さんも、むかつくけど影山も月島も・・・・」
「同じコートに立つこっち側はみんな日向のみかたでチームメイトで外にいる私たちもみかた。ねえ日向私たちは日向にとって頼りないかな?」
「ううん。そんなことない!!」
「そっかじゃあもっと頼ってもいいんじゃないかな?ほら肩の力抜いて。日向は日向にしかできないことをする。みんなは日向のこともきっと助けてくれるはずだよ。」
「おれの・・・できること。」
「そう。日向は何ができる?」
「・・・影山を信じて跳ぶこと。」
「うん。わかってるじゃんか。」
「そっか。ごちゃごちゃ考えなくてよかったんだ。ありがとう!!高尾さん。」
「いーえ。どういたしまして。さてと落ち着いたところで行こうか翔陽!!」
「あっ・・・名前」
「うん。なんか同じ年だしこっちの方が仲間っぽいでしょ?」
「うん!!」
よかったとりあえず日向の顔色が戻った。
念のためトイレ行くと言ったひな、翔陽と体育館近くのトイレで別れて私は外の水道へ。
水道でボトルを準備していた潔子先輩と合流して手伝い軽く田中先輩のジャージも濯いで絞って新しい袋に入れておく。
これで匂いとかマシになっただろう。
あとは家で洗濯してもらおう。
体育館に戻れば何があったのか日向の緊張モードが再来していた。
いや、ほんと何があった!?
この数分で・・・・。
「日向緊張しなくて大丈夫だからリラックス!」
「ハイ!リラックスがんばりますっ!!」
「(リラックスって頑張ってするモンだっけ?アレ?リラックスって何だっけ?)」
あぁ、なんか大地先輩もゲシュタルト崩壊している気がする。
うん。
こりゃだめだ。
コートの中で誰かが何とかしてくれることを期待しよう。
まあ今回は練習試合だし日向にもいい経験になるでしょう。
言葉だけではわからないことだってあるだろうし。
うん。
私はもう知らない。
「なあマネから1年に気の利いた一言ない?」
「いや、大地先輩それって日向に追い打ちかける気がするんですが・・・。」
何とか止めようとしたが止められず潔子先輩の激励は日向をさらに追い詰める結果に終わった。
「(とどめを刺してしまった・・・すまん日向。)」
「ホラやっぱり。あぁもう仕方がないな。翔陽合掌して!!」
「がががががっしょっしょしょうううう?」
「あぁ手を合わせて。んそうそう。」
わたわたと日向が手を合唱したところでばちんっとそれなりの力で挟むように手を叩く。
「翔陽・・・手の震えは止まったか?」
「和樹ちゃん・・・?」
「おう。私だ。」
「(手がじんじんしてあったかい。和樹ちゃんの手も暖かい。)」
ん。
強制的にだけど日向の手も温かくなってきたな。
「翔陽。私たちが居るぞ。」
「う、うん!!うん!!」
これでひとまずは大丈夫だろう。
ありがとうと言って日向はアップにかけていった。
「ふーっ。」
「ご苦労さん。和樹」
「ありがとうな高尾ちゃん。」
「いえいえ。でもしょうようのあれ多分何かきっかけがないとどうにもならないんで第1セットは日向のために上げてやってくださいね。多分ボロボロだろうから。」
「なんか予言みたいだな。」
「そーならないように頑張るべ。」
「お願いします。」
。