男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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月曜日。
朝練だけ参加させてもらい私は放課後お休みをもらった。
っと言うのもトレーナーを引き受けたからにはテーピングとかだけじゃなくてもっと専門的なマッサージや人体について勉強しなきゃダメだと思ったからだ。
元々筋肉の張り方とかそう言うのをみる目はあるけどそれを生かすための技術を身につけなきゃ意味がないと考えて、もちろん武田先生やスーさん、大地先輩には相談して許可は貰ってきている。
医学の本やらサポートの本やらの自習はした。
中学の時もマネージャー講習とかも受けたので応急処置程度なら何とかなるけど問題はクールダウンのためのマッサージや処置だ。
これはいくら独学でやっても素人が選手の筋肉をいじるわけにはいかない。
その為に私は今日雪ヶ丘町のちょっとした整骨院へ来た。
ここの先生は元々スポーツ医学も学んでいるらしくて個人経営だから院は小さいが腕は確かだと言う。
学校終わりに調べてやって連絡も入れてバスに揺られてきたのだ。
「こんにちわー」
「はーい。ってあら?初めての子?どうしたのかしら?」
カウンターにいたのは若い女の人だ。
あれ?
先生って男の人だったような…。
受付の人なのかな?
それとも助手の人?
「あの、お電話させていただきました高尾と申します。」
「あらー貴方が弟子候補ちゃんね。随分と可愛いのね。ちょっと待っててね。先生を呼んでくるわ。」
「あ、はい!!」
別の…多分処置室なのだろう一度奥の部屋に消えたお姉さんはすぐに戻ってきた。
「先生が案内するように言ってるから奥に案内するわね。」
「はい。お願いします。」
「ふふっ。緊張しないで。私はただの受け付け係だから。」
お姉さん…佐藤アリサさんはとても気さくで優し良人だった。
奥の部屋に入ると中には処置用のベットと普通の病院と同じように机と丸い椅子。
その丸い椅子には長身の男性が座っていた。
その向かいに無精髭を生やした黒髪の白衣の男性。
この人が黒澤務先生…。
「お、来たな。おれがここの院の黒澤な。」
「お、お電話しました高尾です!!」
「おう。とりあえず電話でも言ったように簡単にテストさせてもらう。」
「は、はい。あ、あの…処置中じゃないんですか…?」
「あ?いや、こいつはお前のテスト用にここいて貰ってるだけだから気にすんな。」
「ちょ、酷~い先生!!俺これでも部活抜けて来たんだよ!?」
「どーせお前明日まで部活出来ねーんだからいいだろう別に」
あら?
このふてくされてる人…見たことある。
んー?
どこでだっけー?
「なーに?高尾ちゃん。及川さんに一目惚れしちゃったー?でもダメだよーいくら高尾ちゃんが及川さん憧れのあの子にそっくりで同じ苗字でも及川さんあの子のことが好きだからー君の気持ちには答えらんないの。ごめんね?」
ペラペラと意味のわからない勘違いをくっちゃべる。
及川。
この人明日試合するところの主将じゃん。
名前聞いて思い出した。
「いや、全然?むしろうざいなーこの人って思ってるぐらいだから好きでもねーよ?」
「冷た!?」
「だっはっはっは!!ざまーみろ及川。」
「黒澤先生も酷!?」
「あー笑った笑った。じゃ早速だがどこまで見える?お前見てわかるか?」
「あ、はい…ん。捻挫しましたね?右足。それに元々の癖か及川さんって右足に体重載せる癖ありません?右足を意識的に庇ってるのか左足に無駄に力入れてるせいでそのままで入ればそのうち左足故障しますよ?」
「え!?マジ!?何この子凄!!」
「あー寺岡中の鷹の目は伊達じゃねーな。いいだろう。お前を弟子にしてやる。」
「あ、え?私中学の言ったっけ?」
「いや、俺去年の女子バスケ全中の中継見てたしお前有名だろ。そっちじゃ…」
「寺岡中って東京の!!女子バスケの天才!!?本物の高尾和樹!?」
さっきまで大人しく座っていたはずなのにいきなり立ち上がって及川さんに手を握り締められた。
「うわーじつは俺ファンだったんだ!!こんなところで会えるなんて嬉しい!!」
「あーはいはい。お前はもう用済みだから帰れ。」
「うぇ!?ちょっ黒澤先生!?」
なんでここにいるの?!とか色々聞いて来ようとしていたが、アレヨアレヨと言う間に及川さんは引き離され先生に追い出されてしまった。
バスケでファンなんているんだーなんて遠い目で見る。
「さてと、なんでお前がサポート覚えたいとかそんな事はきかねぇがしっかり吸収しろよ。」
「はいっ!!」
こうしてみっちり人体とマッサージの勉強を叩き込まれ濃ゆい5時間を過ごした。
「ま、こんなもんだろ。」
「ありがとうございました。」
「明日もお前来るのか?」
「いえ、明日は城西と練習試合なので…」
「そうか。まぁ頑張れ、お前は基礎は出来てんだからあとは技術だな。っと言っても今日詰め込んだぶんでほぼいいと思うが…お前マジで腕いいわ。飲み込みもはえーし。医大とか行って卒業したらうちで働かないか?」
「えぇ!?いや、私まだまだですから!」
肩こりのある黒澤先生…お師匠の肩のマッサージをしながらそんな話をされる。
そりゃ光栄だしここまで言われちゃうと嬉しくてしょうがないけど私はまだまだだし、一応まだ1年生で大学とかもまだ考えてないし…って。
「まぁうちに勉強しに来るんなら連絡くれや。こき使ってやっから…。処置も申し分ねぇし。」
そう、この人練習と称して常連さんのおじいちゃんとかの処置を私に丸投げだからね!!
まぁそのぶんお代は貰ってないみたいなんだけど…。
だいぶ遅くまで勉強させてもらい帰りは黒澤先生が家まで車で送ってくれた。
。
朝練だけ参加させてもらい私は放課後お休みをもらった。
っと言うのもトレーナーを引き受けたからにはテーピングとかだけじゃなくてもっと専門的なマッサージや人体について勉強しなきゃダメだと思ったからだ。
元々筋肉の張り方とかそう言うのをみる目はあるけどそれを生かすための技術を身につけなきゃ意味がないと考えて、もちろん武田先生やスーさん、大地先輩には相談して許可は貰ってきている。
医学の本やらサポートの本やらの自習はした。
中学の時もマネージャー講習とかも受けたので応急処置程度なら何とかなるけど問題はクールダウンのためのマッサージや処置だ。
これはいくら独学でやっても素人が選手の筋肉をいじるわけにはいかない。
その為に私は今日雪ヶ丘町のちょっとした整骨院へ来た。
ここの先生は元々スポーツ医学も学んでいるらしくて個人経営だから院は小さいが腕は確かだと言う。
学校終わりに調べてやって連絡も入れてバスに揺られてきたのだ。
「こんにちわー」
「はーい。ってあら?初めての子?どうしたのかしら?」
カウンターにいたのは若い女の人だ。
あれ?
先生って男の人だったような…。
受付の人なのかな?
それとも助手の人?
「あの、お電話させていただきました高尾と申します。」
「あらー貴方が弟子候補ちゃんね。随分と可愛いのね。ちょっと待っててね。先生を呼んでくるわ。」
「あ、はい!!」
別の…多分処置室なのだろう一度奥の部屋に消えたお姉さんはすぐに戻ってきた。
「先生が案内するように言ってるから奥に案内するわね。」
「はい。お願いします。」
「ふふっ。緊張しないで。私はただの受け付け係だから。」
お姉さん…佐藤アリサさんはとても気さくで優し良人だった。
奥の部屋に入ると中には処置用のベットと普通の病院と同じように机と丸い椅子。
その丸い椅子には長身の男性が座っていた。
その向かいに無精髭を生やした黒髪の白衣の男性。
この人が黒澤務先生…。
「お、来たな。おれがここの院の黒澤な。」
「お、お電話しました高尾です!!」
「おう。とりあえず電話でも言ったように簡単にテストさせてもらう。」
「は、はい。あ、あの…処置中じゃないんですか…?」
「あ?いや、こいつはお前のテスト用にここいて貰ってるだけだから気にすんな。」
「ちょ、酷~い先生!!俺これでも部活抜けて来たんだよ!?」
「どーせお前明日まで部活出来ねーんだからいいだろう別に」
あら?
このふてくされてる人…見たことある。
んー?
どこでだっけー?
「なーに?高尾ちゃん。及川さんに一目惚れしちゃったー?でもダメだよーいくら高尾ちゃんが及川さん憧れのあの子にそっくりで同じ苗字でも及川さんあの子のことが好きだからー君の気持ちには答えらんないの。ごめんね?」
ペラペラと意味のわからない勘違いをくっちゃべる。
及川。
この人明日試合するところの主将じゃん。
名前聞いて思い出した。
「いや、全然?むしろうざいなーこの人って思ってるぐらいだから好きでもねーよ?」
「冷た!?」
「だっはっはっは!!ざまーみろ及川。」
「黒澤先生も酷!?」
「あー笑った笑った。じゃ早速だがどこまで見える?お前見てわかるか?」
「あ、はい…ん。捻挫しましたね?右足。それに元々の癖か及川さんって右足に体重載せる癖ありません?右足を意識的に庇ってるのか左足に無駄に力入れてるせいでそのままで入ればそのうち左足故障しますよ?」
「え!?マジ!?何この子凄!!」
「あー寺岡中の鷹の目は伊達じゃねーな。いいだろう。お前を弟子にしてやる。」
「あ、え?私中学の言ったっけ?」
「いや、俺去年の女子バスケ全中の中継見てたしお前有名だろ。そっちじゃ…」
「寺岡中って東京の!!女子バスケの天才!!?本物の高尾和樹!?」
さっきまで大人しく座っていたはずなのにいきなり立ち上がって及川さんに手を握り締められた。
「うわーじつは俺ファンだったんだ!!こんなところで会えるなんて嬉しい!!」
「あーはいはい。お前はもう用済みだから帰れ。」
「うぇ!?ちょっ黒澤先生!?」
なんでここにいるの?!とか色々聞いて来ようとしていたが、アレヨアレヨと言う間に及川さんは引き離され先生に追い出されてしまった。
バスケでファンなんているんだーなんて遠い目で見る。
「さてと、なんでお前がサポート覚えたいとかそんな事はきかねぇがしっかり吸収しろよ。」
「はいっ!!」
こうしてみっちり人体とマッサージの勉強を叩き込まれ濃ゆい5時間を過ごした。
「ま、こんなもんだろ。」
「ありがとうございました。」
「明日もお前来るのか?」
「いえ、明日は城西と練習試合なので…」
「そうか。まぁ頑張れ、お前は基礎は出来てんだからあとは技術だな。っと言っても今日詰め込んだぶんでほぼいいと思うが…お前マジで腕いいわ。飲み込みもはえーし。医大とか行って卒業したらうちで働かないか?」
「えぇ!?いや、私まだまだですから!」
肩こりのある黒澤先生…お師匠の肩のマッサージをしながらそんな話をされる。
そりゃ光栄だしここまで言われちゃうと嬉しくてしょうがないけど私はまだまだだし、一応まだ1年生で大学とかもまだ考えてないし…って。
「まぁうちに勉強しに来るんなら連絡くれや。こき使ってやっから…。処置も申し分ねぇし。」
そう、この人練習と称して常連さんのおじいちゃんとかの処置を私に丸投げだからね!!
まぁそのぶんお代は貰ってないみたいなんだけど…。
だいぶ遅くまで勉強させてもらい帰りは黒澤先生が家まで車で送ってくれた。
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