男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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翌日。
練習前の体育館で部員の並ぶ前にフリップを持った大地先輩と武田先生と何故か私。
「で、練習試合のポジションだけど…これで行こうと思う。」
「わかりやすくマグネットにシール貼りますね。作って来たんで。」
「おぉありがとう。」
何も張っていない丸いマグネットにペトペトと名前のシールを貼った。
左前衛から田中先輩、日向、大地先輩。
左後衛から影山、月島くん、縁下先輩。
「!?」
「影山と日向はセットで使いたいし…月島は烏野では数少ない長身選手だ。」
「一年生ですが今のうちにどれほどベスト4に通用するのか見たいので1年生ですが入ってます。」
「はぁーい。」
「ていうかデカさが重要なポジションに日向っスか!?」
「ミドルブロッカーってノッポやろう月島と同じポジション!?」
「あっちょっちょっとポジションおさらいして良い?!」
話についてこられずに声をあげたのは武田先生だ。
先生の手にはバレーのハウツー本。
「セッター。スパイクのためのトスを上げ攻撃を組み立てる司令塔。」
「この中で言えば影山ですよ。先生。」
「は、はい。次は…ウィングスパイカー。攻撃の中核を担う攻守ともにバランスが取れたオールラウンダーですね。」
「俺と田中です。」
「ミドルブロッカーはブロックで相手の攻撃を阻み主に速攻で得点。更に囮として敵ブロックを引きつける…こんな感じでOK?」
「日向と月島ですね。他にも守備専門とかもあるんですが、今回はそれでOKです。」
とりあえず先生のために分かりやすく紙にそれぞれ書いて更に選手の名前を入れておく。
「良いか日向。お前は最強の囮だ!!!」
「!おおおお!?」
「最強の囮!!!おおおお!?おおぉぉ…なんかパッとしねえぇ…」
あ、日向が凹んだ。
一応影山の言い方が悪いのでこっちから補足してあげよう。
「速攻でガンガン点を稼いで敵ブロックの注意を日向に向けさせる!そうすれば3対3の時みたいに他のスパイカーが打ちやすくなってくるんだよ、日向!!」
「あ!」
「月島みたいなでかい奴が何人もお前の動きにアホみたいに引っかかったら気持ちいいだろう!」
「!!!うぉぉおっ。いい!それいい!!」
「オイ!アホってツッキーのことじゃないだろうな!!」
「黙れよ山口…」
「ごめんツッキー。」
「山口くんものの例えだから。」
「…逆に…お前が機能しなきゃ他の攻撃も総崩れになると思え」
「!!?」
「影山!!ばっか!!」
「ちょっと!あんまプレッシャーかけんなよ!」
「?」
「総崩れ…そうくずれ…ソウクズレ…」
「ほら見なさい!」
「???」
深刻な顔で考え込む日向。
影山は何がいけなかったのかわかっていないらしく首を傾げていたが…確実にこれはお前が悪い。
日向はプレッシャーとかに弱そうだから…なぁ…。
「でも肝心のブロックはどうすんだよ!?いくら高く飛べても元々がでかい奴と比べたらジャンプのマックスに到達するまでの時間がかかるだろ」
まぁ確かに。
滞空時間が高くなるからね。
そりゃそうだけど…
「そのぶんブロックの完成が遅くなる」
「…はい。だから日向がブロックで重点を置くのは相手の攻撃を叩き落とすよりも触る事です。日向のボールへの反射や反応速度を活かして敵スパイクにとにかく触ってもらって勢いを弱め確実に拾ってカウンターを狙います。」
「そんないきなりうまいこといくか!」
「いかないだろうな!」
「!」
「少なくとも最初は。上手くいくか確証はないし相手チームには馬鹿にされたりするかもな…でもやってみれば何かしらわかることがあるよ!」
「今回はあくまで練習試合です。これが本当のもう一度の聞かない大会ならこんな無茶はさせません。しかし試してみることで身につくものはたくさんあると思います。まだ1年生もはいって数日なので未知数ですが試合形式だからこそ分かることもあると思います。今後の為にも」
「そ、高尾ちゃんのいう通りだ。練習試合なんだしさ!」
「…オス」
「…何より空中戦で日向の高さにかなう奴うちのチームじゃ月島と影山くらいだ。だから日向…自信を持ってい…」
「はい!おれ!がんばります!!高校初めて6人でやる試合だし!!いっぱい点とって囮もやって!!」
「!?」
あ、こりゃダメだ。
日向いっぱいいっぱいになってる。
やっぱりメンタル強くないらしい。
「田中先輩。もちろん勝ちますが、練習試合だからこそできることをしましょう。今回は条件付きでもありますし…」
「…おう!!やーっぱ高尾ちゃん頼りになるな。なんつーか説得力があるつーか。」
「ふふっ。生意気言ってすみません。でも私もできることをやろうと思います。」
後ろで日向がショートして大地先輩はワタワタと…あぁこれは思った以上にダメそうだ。
。
練習前の体育館で部員の並ぶ前にフリップを持った大地先輩と武田先生と何故か私。
「で、練習試合のポジションだけど…これで行こうと思う。」
「わかりやすくマグネットにシール貼りますね。作って来たんで。」
「おぉありがとう。」
何も張っていない丸いマグネットにペトペトと名前のシールを貼った。
左前衛から田中先輩、日向、大地先輩。
左後衛から影山、月島くん、縁下先輩。
「!?」
「影山と日向はセットで使いたいし…月島は烏野では数少ない長身選手だ。」
「一年生ですが今のうちにどれほどベスト4に通用するのか見たいので1年生ですが入ってます。」
「はぁーい。」
「ていうかデカさが重要なポジションに日向っスか!?」
「ミドルブロッカーってノッポやろう月島と同じポジション!?」
「あっちょっちょっとポジションおさらいして良い?!」
話についてこられずに声をあげたのは武田先生だ。
先生の手にはバレーのハウツー本。
「セッター。スパイクのためのトスを上げ攻撃を組み立てる司令塔。」
「この中で言えば影山ですよ。先生。」
「は、はい。次は…ウィングスパイカー。攻撃の中核を担う攻守ともにバランスが取れたオールラウンダーですね。」
「俺と田中です。」
「ミドルブロッカーはブロックで相手の攻撃を阻み主に速攻で得点。更に囮として敵ブロックを引きつける…こんな感じでOK?」
「日向と月島ですね。他にも守備専門とかもあるんですが、今回はそれでOKです。」
とりあえず先生のために分かりやすく紙にそれぞれ書いて更に選手の名前を入れておく。
「良いか日向。お前は最強の囮だ!!!」
「!おおおお!?」
「最強の囮!!!おおおお!?おおぉぉ…なんかパッとしねえぇ…」
あ、日向が凹んだ。
一応影山の言い方が悪いのでこっちから補足してあげよう。
「速攻でガンガン点を稼いで敵ブロックの注意を日向に向けさせる!そうすれば3対3の時みたいに他のスパイカーが打ちやすくなってくるんだよ、日向!!」
「あ!」
「月島みたいなでかい奴が何人もお前の動きにアホみたいに引っかかったら気持ちいいだろう!」
「!!!うぉぉおっ。いい!それいい!!」
「オイ!アホってツッキーのことじゃないだろうな!!」
「黙れよ山口…」
「ごめんツッキー。」
「山口くんものの例えだから。」
「…逆に…お前が機能しなきゃ他の攻撃も総崩れになると思え」
「!!?」
「影山!!ばっか!!」
「ちょっと!あんまプレッシャーかけんなよ!」
「?」
「総崩れ…そうくずれ…ソウクズレ…」
「ほら見なさい!」
「???」
深刻な顔で考え込む日向。
影山は何がいけなかったのかわかっていないらしく首を傾げていたが…確実にこれはお前が悪い。
日向はプレッシャーとかに弱そうだから…なぁ…。
「でも肝心のブロックはどうすんだよ!?いくら高く飛べても元々がでかい奴と比べたらジャンプのマックスに到達するまでの時間がかかるだろ」
まぁ確かに。
滞空時間が高くなるからね。
そりゃそうだけど…
「そのぶんブロックの完成が遅くなる」
「…はい。だから日向がブロックで重点を置くのは相手の攻撃を叩き落とすよりも触る事です。日向のボールへの反射や反応速度を活かして敵スパイクにとにかく触ってもらって勢いを弱め確実に拾ってカウンターを狙います。」
「そんないきなりうまいこといくか!」
「いかないだろうな!」
「!」
「少なくとも最初は。上手くいくか確証はないし相手チームには馬鹿にされたりするかもな…でもやってみれば何かしらわかることがあるよ!」
「今回はあくまで練習試合です。これが本当のもう一度の聞かない大会ならこんな無茶はさせません。しかし試してみることで身につくものはたくさんあると思います。まだ1年生もはいって数日なので未知数ですが試合形式だからこそ分かることもあると思います。今後の為にも」
「そ、高尾ちゃんのいう通りだ。練習試合なんだしさ!」
「…オス」
「…何より空中戦で日向の高さにかなう奴うちのチームじゃ月島と影山くらいだ。だから日向…自信を持ってい…」
「はい!おれ!がんばります!!高校初めて6人でやる試合だし!!いっぱい点とって囮もやって!!」
「!?」
あ、こりゃダメだ。
日向いっぱいいっぱいになってる。
やっぱりメンタル強くないらしい。
「田中先輩。もちろん勝ちますが、練習試合だからこそできることをしましょう。今回は条件付きでもありますし…」
「…おう!!やーっぱ高尾ちゃん頼りになるな。なんつーか説得力があるつーか。」
「ふふっ。生意気言ってすみません。でも私もできることをやろうと思います。」
後ろで日向がショートして大地先輩はワタワタと…あぁこれは思った以上にダメそうだ。
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