男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
合宿遠征埼玉編途中から
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レシーブがセッターの飛雄の元に帰れば4人同時に動き出す。
1STテンポの同時移動攻撃!!!
流石にこれにはブロックも反応できないでセンター蛍囮の龍先輩がレフトから出てきてスパイクを決めた。
「シャァァァアア!!」
「田中ナイスー」
「(10番だけでも厄介なのにー!)」
「取り返します。俺にできることそれだけなんで」
百沢さんボール集められているのに体力も相当なのか全然崩れない。
元々も運動部だろう・・・。
あの身長なら引っ張りだこだったと思うし。
スパイクの本数は断トツに多い。
ブロックはMBが居るはずのセンター位置で跳んでる。
エース兼ブロックの要なんだろう・・・。
相当消耗しているはずなのに迫力は増すばかりだ。
気が付けば2セット目ももう12-15の烏野リード。
「(-俺が素人に近いのは事実・・・でも点は取れる。技術なんか関係ない・・・もぎ獲れ叩き落せ!!!)」
百沢さんのスパイク。
全然威力落ちないっ。
龍先輩がコースを呼んで何とか拾うけれどネットの真上。
翔陽がブロックに跳ぶが叩き落された。
1点。
2点。
取って取り返しての繰り返し。
こっちの攻撃も決まっているが向こうも追いすがってくる。
ようやく烏野が24点のマッチポイントに乗った時には19-24だ。
まだまだ向こうの目は死んでいないどころか食い下がってくる。
こっちがあと1点なのに・・・気を抜けばあっという間に背中を掴まれそうな迫力・・・。
百沢さんの調子もどんどん上がってきている。
こりゃ来年度以降が恐ろしいぞ。
今のうちのブロックのローテは一番低い。
大地先輩と翔陽と龍先輩だ。
「烏野今のローテブロック低いから角川は追いつくチャンスだな。普通の身長でも2m相手じゃチビに見えるよな!-っとそんなことを言われてそうだな・・・」
「!!」
「「なんだと!!??」」
わー大地先輩なんかうまいこと吹き込んだなぁ(棒読み)
ぐりんっと二人はギャラリーの方を睨みつけているが、、、
おーい試合に集中しろよー。
「いいかお前ら止められないなら受けるぞ。」
「影山ナイッサー」
飛雄のサーブはいい威力だったが流石リベロ南田さんが上げて角川は再び百沢さんの攻撃へつないでくる。
「上がった!!」
「かばー!」
「百沢!!頼む!!」
「-まだ!少し溜めろ!(-壁が無理なら・・・皿だ!!)」
うまいっ!!
ソフトブロックで見事ワンタッチ受けた!!
「ワンタッチ!!」
「カバー!」
「旭さんナイス!」
「つなげ!!」
旭先輩がフライングで拾いつなげる。
「日向ラスト!!」
「ハイッ」
マッチアップは百沢さん。
「(ーこう・・・なったらオレの勝ちだ!!)」
「(東京でみっちり練習したんだろ速攻以外の事。床に叩きつけるだけがスパイクじゃない)」
翔陽は・・・
百沢さんの指先にボールを当てて弾いた。
ブロック・・・アウトだ。
この土壇場で・・・なんつー奴だ!!
後方に吹き飛んだボールに南田さんがフライングで飛び込むけれど届かなかった。
19-25
第2セット終了。
セットカウント2-0。
勝者烏野高校。
「(速攻以外で点・・・獲った!!!!)」
「稲垣さんバレーが単純って言ったこと取り消しますね」
烏野高校春の高校バレー宮城県代表決定戦一次予選突破。
代表決定戦進出