男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
合宿遠征埼玉編途中から
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角川が連戦になるから少し休憩をはさんで公式アップがスタート。
アップ前にやっちゃんが「ついフグクジラにつられてしまったけれど日向大丈夫かな?」っと心配していたがその心配も杞憂に終わった。
確かにアップ中の百沢さんのスパイクを見たけれど飛雄の集中力は十分。
遠征合宿中に見せたあの嵐の前の静けさのような集中。
いい感じだ。
「影山君は今日とても調子が良さそうですね?」
「そうっすね。さっきの扇南戦でもいいサーブでしたし・・・」
「はい・それに静かだ。合宿最終日梟谷戦のあの時に似ていますね」
「そうですね。」
ボール拾いと一通りのケアを済ませればウォームアップ終了。
いよいよ一次予選2戦目。
烏野高校対角川学園開戦だ。
「烏野ファイ!」
「「「おぉっす!!!」」」
烏野(うち)のスターティングメンバーはいつも通り。
角川(向こうさん)は
2年MB馬門さん180cm
2年WS稲垣さん176cm
2年LI南田さん161cm
1年WS百沢さん201cm
2年S古牧さん173cm
2年MB温川さん182cm
2年WS浅虫さん178cm
ううん。
こうして並んでいるのを見ると201cmの百沢さんがでかすぎて170cmオーバーでも小さく見える不思議。
「・・・さすがの威圧感だな・・・」
「2mなんて普通に生活して出くわす人の大きさじゃないもんな」
「自分に向かってきたらさすがに怖えな」
「だいじょーっぶ!!バスケじゃないんだから直接の接触はないよー大地先輩!!」
「ま、まぁそうなんだが・・・」
「そういう問題じゃないと思う和樹ちゃん」
「てへ?」
烏野(ウチ)が先サーブ。
サーバーは蛍。
「ナイッサー」
「蛍ガンバ―」
蛍のサーブはコートの端を狙ったものだが無難に浅虫さんが真正面で受け上げた。
「ムシッ!!」
「っしゃ!」
「百沢!」
そこからセッター古牧さんのセットアップから囮も小細工もなしの百沢さんにトス。
あえてのどっ直球。
真っ向勝負だ。
うちのブロックは飛雄翔陽龍先輩の3枚。
「ブロック3枚!!!」
「(まぁ・・・あんま関係ねーか)」
完全に百沢さんボール1つ分ブロックの上から打ってきた。
「百沢ナイスキー!!」
「完全にブロックの上から打った・・・!」
「まぁ分かって居たことだけれどこりゃあちっとなぁ・・・」
0-1
角川の先制点。
サーブは正直無難だが向こうもこっちの攻撃を拾って百沢さん(攻撃)へつなげてくる。
ブロックを完全無視のそれのコールを読むのは難しいがなんとか夕先輩が拾ってくれ烏野も負けじとつなぐ。
「ふっ!スマンカバー!」
「センターっ!」
「日向ラスト頼む!」
「ナイスカバー!!」
乱れたレシーブを龍先輩がカバー。
ラストは翔陽だが・・・ブロックに百沢さんと古牧さん馬門さんの3枚ブロックが付いた。
さっそく201cmVS163cm。
「(打てば捕まる!対処!)」
翔陽はギリギリでフェイントに切り替えたがボールはブロックの上を越えずに百沢さんの手につかまりたたき落とされた。
「なんていう高さ・・・!」
「・・・普通なら今のはブロックの上を越えていくはずなんだけどな・・・」
「・・・こりゃ流石にえげつないわ。やっぱ身長ってのはどんなイイ才能よりも恵まれるもんって言葉が似合うわね。」
ー高さとかパワーとかシンプルで純粋な力ってのは一定のレベルを超えてしまうと途端に常人を寄せ付けないものになるとはまさにこのことかとまざまざと見せつけられた。
さっきのブロックに関しては止めるっていうより抑え込まれるって感じだった。
普通には抵抗できない高さじゃないのは分かって居た。
高校生特に男子は丁度成長期。
まだまだ体が出来上がって居な時期。
プレー自体もまだまだ未完成だろう・・・だからこそ1人の牛島さんや木兎さんのような大エースとか1人の長身選手がいるとかで勝敗を分けることだってある。
でもね、あいにく烏野(うち)は普通じゃないし、少なくとも真っ向勝負挑むほど馬鹿正直でもないのよ。
「いいですね百沢。あの10番がどんな可笑しな動きをしてもブロックの時はボールだけ追えばいいです」
「っス」
「烏野の2回戦は見ての通り君ならそれで追いつけるはずです。」
「ウス」
なんとなくやっちゃん大丈夫かな?とギャラシーを見れば何故か人が増えていた。
やっぱ2mって今大会でも多分最長選手だし気になるんだろうなぁ…。
おっと目を離したすきにコートでは龍先輩の攻撃を馬門さんがワンタッチで弾いたがボールは丁度ネットの真上。
「上だ!ネット際!!」
「押し込め日向!!」
やっばい!!ネット際の普通の押し合いで百沢さんと翔陽では分が悪い。
あちゃーっと見ていればやっぱり押し負けた。
「フガーッ」
「あの10番身長のわりにすごいのは分かって居るけど百沢とのマッチアップはさすがにこの毒だな」
「わざとじゃないですかね」
「え?」
「あも10番は伊達工業の青根と互角にやりあったそうです。だから今回も百沢という壁への対処に10番を置いた。ーただ百沢は頑張って対処できるレベルの高さではない」
なーんか失礼なこと言われている感じする。
余裕ぶってニコニコ笑っていれば何故か手をワキワキと何とも言えない動きをさせている飛雄と目が合った。
ん?
っと思えばなんか翔陽飛雄に声をかけていた。
「なんだよエロ親父みたいな手の動きして!」
「あ?おー(やっぱりいつもよりボールが指にしっくりくる)」
なんか良く分かんないけれど調子は良さそうだしケガもなさそう・・・。
ってか調子良いならあれやってみればいいのに。
サーブは温川さん。
少し力み過ぎたのかアウトだった。
ラッキーラッキー。
「アウト!」
「ナイスジャッジ」
「すまん!」
「ドンマイドンマイ」
これで打ちもやっと1点。
3-1か。
まあ相手のミスなんだけれども・・・。
サーブは飛雄
「ほれ9番のサーブ来るぞ!1本できる!」
バギャッってかなり回転掛かってんなありゃ・・・。
リベロの南田さんが上げたけど・・・
「乱した!!」
「上がった上がった!」
「オーライ!(レシーブさえ上がってしまえば)百沢!!」
2段トス。
やっぱセッター以外もうまいわ。
そこからブロック3枚付くけれど百沢さんに打たれてしまう。
これで4-1か。
「なるほどこりゃ届かねーわ・・・(それと)」
夕先輩と目で合図する大地先輩を見てコーチと先生も動く。
「先生」
「はいっタイムアウトお願いします。」
ここで烏野(うち)のタイムアウトだ。
「う上から打たれるの一体どうすれば・・・!?」
「まぁ落ち着け」
「そうだぜ!な?高尾ちゃん」
「いや私に丸投げっすかwwwまあいいですけど。翔陽!!空中戦だけがバレーじゃないんだよ!!」
「!?」
「前の試合アップそんで今ここまで見てきた感じ角川の9番百沢さんはコースの打ち分けができないんだよ。」
「そ、高尾ちゃんの言う通りで体の向きそのままクロス方向に打ってくるだけ。」
「正直あれじゃ小技を使ってくることもそんなないと思うよ実際にフェイントとか使ってる回数少ないの。」
ちょっと気になって調べてはいたんだけれど百沢さんバレー始めたのもここ半年からみたい。
まあ経験もないしドシローだからそこまで仕込む時間も必要もなかったんだろうけれどブロックアウトでふっ飛ばしてくるようなこざかしいことはしてこないとみていい。
ブロックの上から叩けるなら正直その辺の小業は必要ないからね。
並みのリベロであれ拾うのはちょっと苦しいだろうし・・・。
「言うなれば音駒のリエーフだよ。でもリエーフほど器用でもないみたいだしスピードもリエーフの方が上。」
「あいつはもともとの身長とかセンスがすごいらしいです!!腹立つ」
「まあそうだろうね。逆に言えば角川の百沢さんはそれだけで他を圧倒できるわけなんだけれど・・・」
「-よしじゃああの9番が打つときはストレート捨てようか」
「多分それがいいと思います。待ち構えていれば夕先輩なら上げれるはずですから。それと高さでかなわないなら敵の土俵(テリトリー)で戦うんじゃなくてこっちの土俵(テリトリー)で戦いましょう?」
「「「おぉ!!」」」
アップ前にやっちゃんが「ついフグクジラにつられてしまったけれど日向大丈夫かな?」っと心配していたがその心配も杞憂に終わった。
確かにアップ中の百沢さんのスパイクを見たけれど飛雄の集中力は十分。
遠征合宿中に見せたあの嵐の前の静けさのような集中。
いい感じだ。
「影山君は今日とても調子が良さそうですね?」
「そうっすね。さっきの扇南戦でもいいサーブでしたし・・・」
「はい・それに静かだ。合宿最終日梟谷戦のあの時に似ていますね」
「そうですね。」
ボール拾いと一通りのケアを済ませればウォームアップ終了。
いよいよ一次予選2戦目。
烏野高校対角川学園開戦だ。
「烏野ファイ!」
「「「おぉっす!!!」」」
烏野(うち)のスターティングメンバーはいつも通り。
角川(向こうさん)は
2年MB馬門さん180cm
2年WS稲垣さん176cm
2年LI南田さん161cm
1年WS百沢さん201cm
2年S古牧さん173cm
2年MB温川さん182cm
2年WS浅虫さん178cm
ううん。
こうして並んでいるのを見ると201cmの百沢さんがでかすぎて170cmオーバーでも小さく見える不思議。
「・・・さすがの威圧感だな・・・」
「2mなんて普通に生活して出くわす人の大きさじゃないもんな」
「自分に向かってきたらさすがに怖えな」
「だいじょーっぶ!!バスケじゃないんだから直接の接触はないよー大地先輩!!」
「ま、まぁそうなんだが・・・」
「そういう問題じゃないと思う和樹ちゃん」
「てへ?」
烏野(ウチ)が先サーブ。
サーバーは蛍。
「ナイッサー」
「蛍ガンバ―」
蛍のサーブはコートの端を狙ったものだが無難に浅虫さんが真正面で受け上げた。
「ムシッ!!」
「っしゃ!」
「百沢!」
そこからセッター古牧さんのセットアップから囮も小細工もなしの百沢さんにトス。
あえてのどっ直球。
真っ向勝負だ。
うちのブロックは飛雄翔陽龍先輩の3枚。
「ブロック3枚!!!」
「(まぁ・・・あんま関係ねーか)」
完全に百沢さんボール1つ分ブロックの上から打ってきた。
「百沢ナイスキー!!」
「完全にブロックの上から打った・・・!」
「まぁ分かって居たことだけれどこりゃあちっとなぁ・・・」
0-1
角川の先制点。
サーブは正直無難だが向こうもこっちの攻撃を拾って百沢さん(攻撃)へつなげてくる。
ブロックを完全無視のそれのコールを読むのは難しいがなんとか夕先輩が拾ってくれ烏野も負けじとつなぐ。
「ふっ!スマンカバー!」
「センターっ!」
「日向ラスト頼む!」
「ナイスカバー!!」
乱れたレシーブを龍先輩がカバー。
ラストは翔陽だが・・・ブロックに百沢さんと古牧さん馬門さんの3枚ブロックが付いた。
さっそく201cmVS163cm。
「(打てば捕まる!対処!)」
翔陽はギリギリでフェイントに切り替えたがボールはブロックの上を越えずに百沢さんの手につかまりたたき落とされた。
「なんていう高さ・・・!」
「・・・普通なら今のはブロックの上を越えていくはずなんだけどな・・・」
「・・・こりゃ流石にえげつないわ。やっぱ身長ってのはどんなイイ才能よりも恵まれるもんって言葉が似合うわね。」
ー高さとかパワーとかシンプルで純粋な力ってのは一定のレベルを超えてしまうと途端に常人を寄せ付けないものになるとはまさにこのことかとまざまざと見せつけられた。
さっきのブロックに関しては止めるっていうより抑え込まれるって感じだった。
普通には抵抗できない高さじゃないのは分かって居た。
高校生特に男子は丁度成長期。
まだまだ体が出来上がって居な時期。
プレー自体もまだまだ未完成だろう・・・だからこそ1人の牛島さんや木兎さんのような大エースとか1人の長身選手がいるとかで勝敗を分けることだってある。
でもね、あいにく烏野(うち)は普通じゃないし、少なくとも真っ向勝負挑むほど馬鹿正直でもないのよ。
「いいですね百沢。あの10番がどんな可笑しな動きをしてもブロックの時はボールだけ追えばいいです」
「っス」
「烏野の2回戦は見ての通り君ならそれで追いつけるはずです。」
「ウス」
なんとなくやっちゃん大丈夫かな?とギャラシーを見れば何故か人が増えていた。
やっぱ2mって今大会でも多分最長選手だし気になるんだろうなぁ…。
おっと目を離したすきにコートでは龍先輩の攻撃を馬門さんがワンタッチで弾いたがボールは丁度ネットの真上。
「上だ!ネット際!!」
「押し込め日向!!」
やっばい!!ネット際の普通の押し合いで百沢さんと翔陽では分が悪い。
あちゃーっと見ていればやっぱり押し負けた。
「フガーッ」
「あの10番身長のわりにすごいのは分かって居るけど百沢とのマッチアップはさすがにこの毒だな」
「わざとじゃないですかね」
「え?」
「あも10番は伊達工業の青根と互角にやりあったそうです。だから今回も百沢という壁への対処に10番を置いた。ーただ百沢は頑張って対処できるレベルの高さではない」
なーんか失礼なこと言われている感じする。
余裕ぶってニコニコ笑っていれば何故か手をワキワキと何とも言えない動きをさせている飛雄と目が合った。
ん?
っと思えばなんか翔陽飛雄に声をかけていた。
「なんだよエロ親父みたいな手の動きして!」
「あ?おー(やっぱりいつもよりボールが指にしっくりくる)」
なんか良く分かんないけれど調子は良さそうだしケガもなさそう・・・。
ってか調子良いならあれやってみればいいのに。
サーブは温川さん。
少し力み過ぎたのかアウトだった。
ラッキーラッキー。
「アウト!」
「ナイスジャッジ」
「すまん!」
「ドンマイドンマイ」
これで打ちもやっと1点。
3-1か。
まあ相手のミスなんだけれども・・・。
サーブは飛雄
「ほれ9番のサーブ来るぞ!1本できる!」
バギャッってかなり回転掛かってんなありゃ・・・。
リベロの南田さんが上げたけど・・・
「乱した!!」
「上がった上がった!」
「オーライ!(レシーブさえ上がってしまえば)百沢!!」
2段トス。
やっぱセッター以外もうまいわ。
そこからブロック3枚付くけれど百沢さんに打たれてしまう。
これで4-1か。
「なるほどこりゃ届かねーわ・・・(それと)」
夕先輩と目で合図する大地先輩を見てコーチと先生も動く。
「先生」
「はいっタイムアウトお願いします。」
ここで烏野(うち)のタイムアウトだ。
「う上から打たれるの一体どうすれば・・・!?」
「まぁ落ち着け」
「そうだぜ!な?高尾ちゃん」
「いや私に丸投げっすかwwwまあいいですけど。翔陽!!空中戦だけがバレーじゃないんだよ!!」
「!?」
「前の試合アップそんで今ここまで見てきた感じ角川の9番百沢さんはコースの打ち分けができないんだよ。」
「そ、高尾ちゃんの言う通りで体の向きそのままクロス方向に打ってくるだけ。」
「正直あれじゃ小技を使ってくることもそんなないと思うよ実際にフェイントとか使ってる回数少ないの。」
ちょっと気になって調べてはいたんだけれど百沢さんバレー始めたのもここ半年からみたい。
まあ経験もないしドシローだからそこまで仕込む時間も必要もなかったんだろうけれどブロックアウトでふっ飛ばしてくるようなこざかしいことはしてこないとみていい。
ブロックの上から叩けるなら正直その辺の小業は必要ないからね。
並みのリベロであれ拾うのはちょっと苦しいだろうし・・・。
「言うなれば音駒のリエーフだよ。でもリエーフほど器用でもないみたいだしスピードもリエーフの方が上。」
「あいつはもともとの身長とかセンスがすごいらしいです!!腹立つ」
「まあそうだろうね。逆に言えば角川の百沢さんはそれだけで他を圧倒できるわけなんだけれど・・・」
「-よしじゃああの9番が打つときはストレート捨てようか」
「多分それがいいと思います。待ち構えていれば夕先輩なら上げれるはずですから。それと高さでかなわないなら敵の土俵(テリトリー)で戦うんじゃなくてこっちの土俵(テリトリー)で戦いましょう?」
「「「おぉ!!」」」