男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
合宿遠征埼玉編途中から
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22-13.
第1セットよりも大分粘ってくる扇南。
しかしうちがリードしてるのは変わらないけど。
やっちゃんはやんややんやと小学生とはしゃいでいた。
「な!あの10番9番の1年コンビスゲーよな!」
「おー。いやしかし2・3年が予想以上・・・!」
「流石烏養監督だ。」
分かる人にはわかるうちの先輩らの強さ。
ちょっとうれしくなって烏養監督と八百屋のおっちゃんの話を横目に聞きながらニマニマしてしまう。
「今烏野の復活の兆しがあるのは熱心な顧問や新しい戦力の活躍が大きい。だがその活躍も基盤がしっかりしているからこそだ。」
「烏養監督は去年少しの間烏野で練習を見てくださっていたんですよね?先輩たちから少しお話を聞いています。」
「おぉ。オレはその頃の奴らには実力も根性もあんのにどこか自信のなさ感じた。無意識のうちに負けることに慣れているって言うか今の3年生連中が烏野に入ってきたのは烏野が強豪と呼ばれていた時代がちょうど過去になった頃だった。」
憧れと現実のギャップもあった。
一番不遇な時代にいた先輩たち。
私が中学にいたころスーさんから親戚一同が集まる日に少しだけ話を聞いたことがあった。
あんまりよく覚えてはいないけれど・・・苦しそうだったのはよく覚えている。
「-だからこそ腐らずにここまで来た連中にはー簡単に揺るがない強さがある。」
ババンッと大地先輩がアンダーレシーブで相手のスパイクをを拾った。
「(くっそ全然決まんねぇっ!)」
逆に烏野は2枚ブロックが付いても旭先輩がぶち抜いて得点が決まった。
これで23-13。
「すごいすごいっ」
「まっまだ大丈夫!がんばれっ!」
「影山も1本!」
強烈な飛雄のジャンプサーブが決まって24-13。
烏野のマッチポイントだ。
「今日も飛雄のサーブキレッキレ」
「すごい凄い!!影山君凄い!!」
「やっちゃんさっきから凄いしか言ってないよ・・・」
「はっ!!」
「ぶふっwwww」
もう1本。
飛雄の強烈なサーブ。
まだまだコントロールは完璧には程遠いから後衛選手の真正面で上げるっていうよりは弾くって感じだったが上がった。
向こうの1番さんが少しぼーっと見てる?
もうあきらめたの?と思ったがベンチに突っ込みながらもフライングで飛び込んで繋げた。
「んだらぁぁあ!!ラスト!!繫げぇぇえ!!!」
1番さんの声に扇南の全員が動く。
12番リベロの人がネットにひっかけながらも烏野に返してきた。
「ニャロッ」
「レフト」
ひっかけたせいで夕先輩がレシーブに入ったけど乱されたっ
カバーに翔陽が入ってラストは龍先輩。
すさまじい1っ発だがリベロの人が拾う。
「まだまだ!」
「ラスト寄越せ!!」
1番の人がトスを呼んだ。
ゴッなかなかのスパイク。
だけれどコースを読んでいたのか旭先輩が拾う。
粘るなぁ扇南っ
キュキュッとスキール音を鳴らしてブロックに跳んでいたはずの翔陽が再び助走に入りセンターに跳ぶ。
ほんっとすばっしっこい。
体力お化けwww
最後は翔陽の超速攻だった。
25-13
セットカウント2-0
勝者烏野高校
1次予選・・・初戦突破。