男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
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第2セットはあっという間だった。
影山のブロックや日向の顔面レシーブなんかもあり月島君が本気になったのか上着を脱いだり…。
脱いだ上着は私が拾ってたたみ預かっておいた。
「…影山…確かに凄ぇけどすんごい神経すり減らしそうだなあの精密なトス」
「日向も普通の何倍も動き回ってしんどそうだ。」
「…うん。でも…」
「「オオッシ!!!」」
「…楽しそうだ。」
ピピーと笛が鳴り、試合終了。
21対25でセットカウントは2-0。
田中先輩率いる田中先輩、影山、日向チームの勝利だ!!
しかし、負けた方より勝った方の方がかなり消耗してるのかバテバテ。
とりあえず先に大地先輩、田中先輩にボトルとタオルを配る。
「大地先輩お疲れ様です。どーぞ。」
「おぉサンキュー」
「田中先輩も」
「おぉう。」
次に比較的平気そうな月島君とヘタリ込む山口君。
「お疲れ様です月島君。タオルとボトルどーぞ」
「…ありがと。」
「山口君もナイスガッツだったよ。どーぞ」
「あ、ありがとう高尾さん。」
「ねぇ。なんで先にこっち持って来たの?あっちの方が明らかに頑張ってたし疲れてんじゃん」
「ん?いや、こっちも頑張ったっしょ?勝敗に頑張りは関係ないよ。確かに向こうはかなり消費してるけどね、月島君も最終的に上着脱いでんじゃん。あ、上着預かってるから汗拭いたらとりにおいで!んじゃ。」
月島君意味わからんな。
相変わらず。
とりあえず死んでる二人組の首にタオルかけてやる。
「生きてるか?日向ー」
「どもっす。」
「ん。影山水分取れそうならゆっくり飲みな。日向は無理に飲まない方がよさそうだな。落ち着いたら飲みな。」
「あーす。」
あーあーありゃやばそうだ。
でも日向の事だからすぐに復活してくるんだろうな。
「……だ。」
「「(だ?)」」
「大地さんもスガさんも…影山と日向(あいつら)にあんな攻撃使えるって見抜いてあんな事言ったんすか?!マジパネェっす!!」
田中先輩が言うあの事って…。
[連係攻撃が使えたら烏野は爆発的に進化する。]
[なんかうまいこと使ってやれんじゃないの!?]
あぁこれのことか。
そういえば2人ともこんな感じの事言っていたよな…。
「そつそんなワケあるか!俺はもっと日向が打ちやすいトス上げたれよって意味で言ったんだよっ」
「俺は影山の多少無理なトスでも日向なら合わせられるようになるかなって思ってた。でも高尾ちゃんが加わった事で良い意味で裏切られたな~」
「はーい!!私がなんすか?」
「お、高尾ちゃん。」
なんとなく呼ばれたので話に入れてもらうことにした。
先輩達も快く入れてくれたので…。
「日向がトスに合わせるんじゃなくトスを完璧に日向に合わせる…日向がどこに跳んだとしても。セッターがスパイカーに気持ちよく打たせるって言うのはすごく当然のことなんだけど…」
「まぁその打たせるの精度がとんでもなく高い影山に日向がまだ下手くそで打てなかったからこそ影山の真骨頂を発揮させたんですよ。」
「高尾ちゃんは気付いてたんだな。」
「いえ、気付いたのは1セット目の日向に影山のトスが引っ張られた所からっすね。それまでは中学のクソみたいなチームワークのかけらもないアレの二の舞いにならないように中学とは経験も技術力も違うメンバーなんだから全部今までとは違うんだぞーって気付けバカ野郎って思ってたんで。」
「おおぅ、高尾ちゃん結構言うな…」
「てへぺろ」
「うん。普通に可愛い。あざと可愛いっス」
「いやいや、今のはツッコミ待ちですから。そんな真顔で言わないでください。てか田中先輩目を逸らさないで。」
「お、俺には刺激が強すぎる…」
「んな大袈裟な。」
「うん…今のは可愛かった。自信持って良いぞ高尾ちゃん。…うん。なんて言うか…こう(10+10=20)なれば良いなと思っていたのがこう(10×10=100)なっちゃったみたいな。」
大地先輩の話、戦闘力のイメージ的には木の棒装備の日向影山2人仲良く並んでいたはずがバズーカに変身した日向を構えた影山的な感じなのだろう。
確かにとんでもない予想してた戦力より大幅な威力を持ったワケだ。
木の棒装備とバズーカだぞ。
それも相当な違いだ…。
「未熟でも天性のスピードやバネを持ってる日向とその能力を高い技術で完璧に活かす影山…お互いがお互いの能力を最大限に引き出す。これは…予想以上に凄いコンビができちゃったかもな。」
振り返った先輩達の視線の先には復活した二人組。
「月島!」
「?」
日向は何をするつもりなんだろう?
体育館の端で休憩している月島君山口君に近づいて行く。
月島君に手を差し出した。
「…。何?」
「試合の最初と最後に握手すんじゃん。今日の最初はしてないけどっ。それにこれから仲間だし。嬉しくねぇけど」
日向はかなり素直だ。
心底嫌そうな顔をしてるくせに…握手とか…。
「……。」
月島君も心底嫌そうだ。
いつまでも握手をしない月島君に日向はちかな声でなんか言ってるけどここまでは聞こえない。
まぁ多分仲間としての自覚とかアホなこと言っているんだろう。
「君らが体育館出禁になったのは主将の再三の注意を無視して勝手に勝負始めた挙句教頭のズラ飛ばしたからデショ?」
あぁ、ヤッパリじゃん。
「いいじゃねーか細かいことはっ。ハイ握手ーっ」
「!?」
日向が月島に飛びかかり月島も必死に避ける。
「何やってんだ1年供。」
「楽しそうだねー私も混ざってこようかな?」
「やめときなさい。」
「だべ、」
あぅ、スーさんと大地先輩に止められてしまった。
結局日向に無理やり月島は握手させられていた。
抵抗の無駄だったなー。
「月島。どうだった?3対3」
「…別に…どうでも。エリート校の王様相手だし僕ら庶民が勝てなくても何も不思議じゃないです。」
「…ふーん。その割にちゃんと本気だったじゃん。」
「月島君ーほら上着。汗拭き終わったー?」
「あ、ども。」
「私からもこれからよろしくね月島君。山口君。」
大地先輩と話していた2人の手を勝手にとって握ってからボール拾いやら軽く片付けを始める。
モップを軽くかけながら遠目に周りを見ていれば日向と影山が大地先輩に。
「キャプテンッ!!」
「!?」
「?」
「何ー!」
日向と影山が差し出したのはしわくちゃの仮入部届け。
それを大地先輩は受け取り潔子先輩に何か指示を出した。
「アレもう届いたよな?」
潔子先輩が持ってきたのはダンボール?
モップを片付けて、
「潔子先輩手伝います!」
「いいよ。大丈夫。」
「でも。」
「いいのよ。ちょっと待ってね。」
潔子先輩がダンボールから取り出したのは真っ黒なジャージ。
背中には烏野高校排球部の文字が。
それを日向と影山、月島君、山口君そして私にも。
配ってくださった。
「多分サイズ大丈夫だと思うけど何かあったら言って。」
「「アザース!!!」」
「お前も着てみろよ~」
「いや僕はあとでもー」
「恥ずかしがりやか!良いじゃねぇか着てみろ!」
さっさと着ようとする影山日向山口君と着ようとしない月島君。
月島君はスーさんと田中先輩に絡まれた。
2人に言われ仕方なく着た月島も1年4人で並ぶ。
せっかくだから私も着ようと着ているパーカーを脱いで袖を通すと少し違和感が…なんかちょっと気持ち大きい?
他のみんなはサイズぴったりっぽいのに…。
「あの潔子先輩。私のちょっと大っきくないですか?」
「うん。そっちの方が可愛いから。」
「おぉ萌え袖ってやつスカ!!」
「黒も似合うなー高尾ちゃん。」
「いつものオレンジのパーカーもいいけど黒ジャージもいいな。」
ジャージ指先しか出ないんだけど…仕事するときは袖まくらなきゃダメだなこりゃ。
「ぷっ。君小さいのに余計に小さく見えるね。」
「うっさいよ月島君。私はコレでも女子平均より大きめだよ。」
「可愛いよ高尾さん。」
「あらありがとう山口君。嬉しいよ」
「えへへ。」
「キモいよ山口」
「ご、ごめんツッキー。」
日向はよほど嬉しいのか文字入りの背中を田中先輩とスーさんに見せていた。
「おう!似合ってるぞ!!」
「うん。似合ってる似合ってるぞ~」
初めてランドセルもらった子供みたいだ。
そんで田中先輩とスーさんは親戚のおじさん達っぽい。
「…これから。烏野高校バレー部としてよろしく!」
「「…おす!!!」」
ワイワイガヤガヤする1年4人と田中先輩。
そこし離れたところで大地先輩が疲れたのかため息をついていた。
「ふぅ~。一応…ひと段落ついたな。スガも田中も高尾ちゃんもなんか色々してくれたんだろ?」
「!えっ!?いやっ別にっなにもっ!?」
「取り敢えず丸く収まってよかった。ありがとうな。」
「「…」」
「おつかれっ」
「!?なんだっ!?オイッ」
潔子先輩とスーさんに肩を叩かれた大地先輩。
部長は大変っすね。
ニコニコと見ていれば潔子先輩に呼ばれたので近付けば背中を押されて…何故か大地先輩の腕の中に飛び込んでしまい胸板に顔を打った…痛い。
地味に…。
思ったより潔子先輩力強い。。。
「お、おい大丈夫か?高尾ちゃん。」
「し、清水!?」
「き、潔子先輩?」
「お疲れのキャプテンを癒してあげて。」
「へ?あ?あの?」
「しばらくそのまま抱きしめられておいて。」
「は、はぁ…」
こんなので癒されるのか?と支えてくれる大地先輩の胸元から顔を上げて大地先輩を見上げれば目があったのは一瞬だが顔を真っ赤にして逸らされてしまった。
あれ?
嫌われた?
呆然としていればスーさんが大地先輩の腕の中から救出してくれた。
「はーい終了。お前もホイホイ男に抱きつかない。危機感持ちなさい。」
「おぉふ。ごめ、スーさん。ってか不意打ちすぎでびっくりした。…キモかったっすよね。すんません大地先輩!!」
「いや…あの…こっちこそ悪い。(柔らかかった。可愛かった。ヤバかった…)」
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影山のブロックや日向の顔面レシーブなんかもあり月島君が本気になったのか上着を脱いだり…。
脱いだ上着は私が拾ってたたみ預かっておいた。
「…影山…確かに凄ぇけどすんごい神経すり減らしそうだなあの精密なトス」
「日向も普通の何倍も動き回ってしんどそうだ。」
「…うん。でも…」
「「オオッシ!!!」」
「…楽しそうだ。」
ピピーと笛が鳴り、試合終了。
21対25でセットカウントは2-0。
田中先輩率いる田中先輩、影山、日向チームの勝利だ!!
しかし、負けた方より勝った方の方がかなり消耗してるのかバテバテ。
とりあえず先に大地先輩、田中先輩にボトルとタオルを配る。
「大地先輩お疲れ様です。どーぞ。」
「おぉサンキュー」
「田中先輩も」
「おぉう。」
次に比較的平気そうな月島君とヘタリ込む山口君。
「お疲れ様です月島君。タオルとボトルどーぞ」
「…ありがと。」
「山口君もナイスガッツだったよ。どーぞ」
「あ、ありがとう高尾さん。」
「ねぇ。なんで先にこっち持って来たの?あっちの方が明らかに頑張ってたし疲れてんじゃん」
「ん?いや、こっちも頑張ったっしょ?勝敗に頑張りは関係ないよ。確かに向こうはかなり消費してるけどね、月島君も最終的に上着脱いでんじゃん。あ、上着預かってるから汗拭いたらとりにおいで!んじゃ。」
月島君意味わからんな。
相変わらず。
とりあえず死んでる二人組の首にタオルかけてやる。
「生きてるか?日向ー」
「どもっす。」
「ん。影山水分取れそうならゆっくり飲みな。日向は無理に飲まない方がよさそうだな。落ち着いたら飲みな。」
「あーす。」
あーあーありゃやばそうだ。
でも日向の事だからすぐに復活してくるんだろうな。
「……だ。」
「「(だ?)」」
「大地さんもスガさんも…影山と日向(あいつら)にあんな攻撃使えるって見抜いてあんな事言ったんすか?!マジパネェっす!!」
田中先輩が言うあの事って…。
[連係攻撃が使えたら烏野は爆発的に進化する。]
[なんかうまいこと使ってやれんじゃないの!?]
あぁこれのことか。
そういえば2人ともこんな感じの事言っていたよな…。
「そつそんなワケあるか!俺はもっと日向が打ちやすいトス上げたれよって意味で言ったんだよっ」
「俺は影山の多少無理なトスでも日向なら合わせられるようになるかなって思ってた。でも高尾ちゃんが加わった事で良い意味で裏切られたな~」
「はーい!!私がなんすか?」
「お、高尾ちゃん。」
なんとなく呼ばれたので話に入れてもらうことにした。
先輩達も快く入れてくれたので…。
「日向がトスに合わせるんじゃなくトスを完璧に日向に合わせる…日向がどこに跳んだとしても。セッターがスパイカーに気持ちよく打たせるって言うのはすごく当然のことなんだけど…」
「まぁその打たせるの精度がとんでもなく高い影山に日向がまだ下手くそで打てなかったからこそ影山の真骨頂を発揮させたんですよ。」
「高尾ちゃんは気付いてたんだな。」
「いえ、気付いたのは1セット目の日向に影山のトスが引っ張られた所からっすね。それまでは中学のクソみたいなチームワークのかけらもないアレの二の舞いにならないように中学とは経験も技術力も違うメンバーなんだから全部今までとは違うんだぞーって気付けバカ野郎って思ってたんで。」
「おおぅ、高尾ちゃん結構言うな…」
「てへぺろ」
「うん。普通に可愛い。あざと可愛いっス」
「いやいや、今のはツッコミ待ちですから。そんな真顔で言わないでください。てか田中先輩目を逸らさないで。」
「お、俺には刺激が強すぎる…」
「んな大袈裟な。」
「うん…今のは可愛かった。自信持って良いぞ高尾ちゃん。…うん。なんて言うか…こう(10+10=20)なれば良いなと思っていたのがこう(10×10=100)なっちゃったみたいな。」
大地先輩の話、戦闘力のイメージ的には木の棒装備の日向影山2人仲良く並んでいたはずがバズーカに変身した日向を構えた影山的な感じなのだろう。
確かにとんでもない予想してた戦力より大幅な威力を持ったワケだ。
木の棒装備とバズーカだぞ。
それも相当な違いだ…。
「未熟でも天性のスピードやバネを持ってる日向とその能力を高い技術で完璧に活かす影山…お互いがお互いの能力を最大限に引き出す。これは…予想以上に凄いコンビができちゃったかもな。」
振り返った先輩達の視線の先には復活した二人組。
「月島!」
「?」
日向は何をするつもりなんだろう?
体育館の端で休憩している月島君山口君に近づいて行く。
月島君に手を差し出した。
「…。何?」
「試合の最初と最後に握手すんじゃん。今日の最初はしてないけどっ。それにこれから仲間だし。嬉しくねぇけど」
日向はかなり素直だ。
心底嫌そうな顔をしてるくせに…握手とか…。
「……。」
月島君も心底嫌そうだ。
いつまでも握手をしない月島君に日向はちかな声でなんか言ってるけどここまでは聞こえない。
まぁ多分仲間としての自覚とかアホなこと言っているんだろう。
「君らが体育館出禁になったのは主将の再三の注意を無視して勝手に勝負始めた挙句教頭のズラ飛ばしたからデショ?」
あぁ、ヤッパリじゃん。
「いいじゃねーか細かいことはっ。ハイ握手ーっ」
「!?」
日向が月島に飛びかかり月島も必死に避ける。
「何やってんだ1年供。」
「楽しそうだねー私も混ざってこようかな?」
「やめときなさい。」
「だべ、」
あぅ、スーさんと大地先輩に止められてしまった。
結局日向に無理やり月島は握手させられていた。
抵抗の無駄だったなー。
「月島。どうだった?3対3」
「…別に…どうでも。エリート校の王様相手だし僕ら庶民が勝てなくても何も不思議じゃないです。」
「…ふーん。その割にちゃんと本気だったじゃん。」
「月島君ーほら上着。汗拭き終わったー?」
「あ、ども。」
「私からもこれからよろしくね月島君。山口君。」
大地先輩と話していた2人の手を勝手にとって握ってからボール拾いやら軽く片付けを始める。
モップを軽くかけながら遠目に周りを見ていれば日向と影山が大地先輩に。
「キャプテンッ!!」
「!?」
「?」
「何ー!」
日向と影山が差し出したのはしわくちゃの仮入部届け。
それを大地先輩は受け取り潔子先輩に何か指示を出した。
「アレもう届いたよな?」
潔子先輩が持ってきたのはダンボール?
モップを片付けて、
「潔子先輩手伝います!」
「いいよ。大丈夫。」
「でも。」
「いいのよ。ちょっと待ってね。」
潔子先輩がダンボールから取り出したのは真っ黒なジャージ。
背中には烏野高校排球部の文字が。
それを日向と影山、月島君、山口君そして私にも。
配ってくださった。
「多分サイズ大丈夫だと思うけど何かあったら言って。」
「「アザース!!!」」
「お前も着てみろよ~」
「いや僕はあとでもー」
「恥ずかしがりやか!良いじゃねぇか着てみろ!」
さっさと着ようとする影山日向山口君と着ようとしない月島君。
月島君はスーさんと田中先輩に絡まれた。
2人に言われ仕方なく着た月島も1年4人で並ぶ。
せっかくだから私も着ようと着ているパーカーを脱いで袖を通すと少し違和感が…なんかちょっと気持ち大きい?
他のみんなはサイズぴったりっぽいのに…。
「あの潔子先輩。私のちょっと大っきくないですか?」
「うん。そっちの方が可愛いから。」
「おぉ萌え袖ってやつスカ!!」
「黒も似合うなー高尾ちゃん。」
「いつものオレンジのパーカーもいいけど黒ジャージもいいな。」
ジャージ指先しか出ないんだけど…仕事するときは袖まくらなきゃダメだなこりゃ。
「ぷっ。君小さいのに余計に小さく見えるね。」
「うっさいよ月島君。私はコレでも女子平均より大きめだよ。」
「可愛いよ高尾さん。」
「あらありがとう山口君。嬉しいよ」
「えへへ。」
「キモいよ山口」
「ご、ごめんツッキー。」
日向はよほど嬉しいのか文字入りの背中を田中先輩とスーさんに見せていた。
「おう!似合ってるぞ!!」
「うん。似合ってる似合ってるぞ~」
初めてランドセルもらった子供みたいだ。
そんで田中先輩とスーさんは親戚のおじさん達っぽい。
「…これから。烏野高校バレー部としてよろしく!」
「「…おす!!!」」
ワイワイガヤガヤする1年4人と田中先輩。
そこし離れたところで大地先輩が疲れたのかため息をついていた。
「ふぅ~。一応…ひと段落ついたな。スガも田中も高尾ちゃんもなんか色々してくれたんだろ?」
「!えっ!?いやっ別にっなにもっ!?」
「取り敢えず丸く収まってよかった。ありがとうな。」
「「…」」
「おつかれっ」
「!?なんだっ!?オイッ」
潔子先輩とスーさんに肩を叩かれた大地先輩。
部長は大変っすね。
ニコニコと見ていれば潔子先輩に呼ばれたので近付けば背中を押されて…何故か大地先輩の腕の中に飛び込んでしまい胸板に顔を打った…痛い。
地味に…。
思ったより潔子先輩力強い。。。
「お、おい大丈夫か?高尾ちゃん。」
「し、清水!?」
「き、潔子先輩?」
「お疲れのキャプテンを癒してあげて。」
「へ?あ?あの?」
「しばらくそのまま抱きしめられておいて。」
「は、はぁ…」
こんなので癒されるのか?と支えてくれる大地先輩の胸元から顔を上げて大地先輩を見上げれば目があったのは一瞬だが顔を真っ赤にして逸らされてしまった。
あれ?
嫌われた?
呆然としていればスーさんが大地先輩の腕の中から救出してくれた。
「はーい終了。お前もホイホイ男に抱きつかない。危機感持ちなさい。」
「おぉふ。ごめ、スーさん。ってか不意打ちすぎでびっくりした。…キモかったっすよね。すんません大地先輩!!」
「いや…あの…こっちこそ悪い。(柔らかかった。可愛かった。ヤバかった…)」
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