男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
合宿遠征埼玉編途中から
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翌日…。
始まった合同合宿練習試合。
試合の合間になにかと声かけに来る以外特に変わりもない…いや声かけに来る頻度が上がったからこれがアピールなのかも…と思いつつドギマギする暇もないぐらい今日も今日とて忙しい。
赤葦先輩も長期戦覚悟って言っていたし、私も正直今の所恋愛云々考えて居る暇がない…というか余裕がない。
正直赤葦先輩の事は嫌いじゃない。
むしろ人としては好きだが…今の今までが先輩としてしか見てこなかったからなぁ。
そんないきなり言われても頭は混乱するばかりで正直な所恋愛としてどうかなんてよくわかんない…。
中学の時はひたすらバスケばっかで経験がなかったし仲が良い男子も男友達同士のノリで兄貴含めて騒いでたから今更女らしく恋愛とかよくわかんない。
卒業式に見ず知らずの人らから告白はされたけどほんと知らない人だったから考えるまでも無く丁重にお断りした。
肝心の赤葦先輩はと言えば、頻繁に話しかけて来たりマッサージやケアを頼んで来たり以外はいたって普通だから赤葦先輩には申し訳ないが、保留にさせてもらおうと自己完結させた。
「ウッシ。」
「…何がウッシなの?早くテーピング巻いて欲しいんだけど…」
最近は打ち解けて来たと思っていたのはどうやら私だけだったらしい。
はぁとため息をつきながら私を見下ろす蛍…。
相変わらず憎たらしい言動は健在だった。
「ハイハイわかってますよ。」
考え事をしていた私が悪かったと思いつつももう少し言い方あんじゃないのー?と何処か納得のいかない。
なるべく手早くしっかり的確に突き指防止のテーピングを施す。
「どんなー?」
「ん…まぁまぁいいんじゃない?」
「そっか。ありがと。」
素直じゃない蛍のまぁまぁは凄くだ。
いいんじゃない?ってのも蛍の中じゃ褒め言葉。
ほーんと素直じゃないんだから…と苦笑してしまう。
笑っていれば不快そうにこちらを睨み頭を数回ポンポンと軽く叩かれた。
「うわいった!何すんのさ」
「訳の分からない笑い方するからデショ?」
「ちょ、カチューシャのコームが刺さったんだけどっ。マジ痛い…」
「…そういえばそのカチューシャたまにしてるけど何なの?」
「へ?似合わない?」
「…似合ってない事はないけど…」
「へへーん。兄貴がくれたんだけどお気に入りなんだ。」
「君ブラコン…?」
「…心外なっ。ただちょっと仲のいい双子ですが?」
「あっそ。」
何だよちくしょう。
自分から聞いて来たくせに…。
興味がなくなった途端すぐこれだ。
ふいっと顔をそらして蛍はコートに行ってしまった。
始まった合同合宿練習試合。
試合の合間になにかと声かけに来る以外特に変わりもない…いや声かけに来る頻度が上がったからこれがアピールなのかも…と思いつつドギマギする暇もないぐらい今日も今日とて忙しい。
赤葦先輩も長期戦覚悟って言っていたし、私も正直今の所恋愛云々考えて居る暇がない…というか余裕がない。
正直赤葦先輩の事は嫌いじゃない。
むしろ人としては好きだが…今の今までが先輩としてしか見てこなかったからなぁ。
そんないきなり言われても頭は混乱するばかりで正直な所恋愛としてどうかなんてよくわかんない…。
中学の時はひたすらバスケばっかで経験がなかったし仲が良い男子も男友達同士のノリで兄貴含めて騒いでたから今更女らしく恋愛とかよくわかんない。
卒業式に見ず知らずの人らから告白はされたけどほんと知らない人だったから考えるまでも無く丁重にお断りした。
肝心の赤葦先輩はと言えば、頻繁に話しかけて来たりマッサージやケアを頼んで来たり以外はいたって普通だから赤葦先輩には申し訳ないが、保留にさせてもらおうと自己完結させた。
「ウッシ。」
「…何がウッシなの?早くテーピング巻いて欲しいんだけど…」
最近は打ち解けて来たと思っていたのはどうやら私だけだったらしい。
はぁとため息をつきながら私を見下ろす蛍…。
相変わらず憎たらしい言動は健在だった。
「ハイハイわかってますよ。」
考え事をしていた私が悪かったと思いつつももう少し言い方あんじゃないのー?と何処か納得のいかない。
なるべく手早くしっかり的確に突き指防止のテーピングを施す。
「どんなー?」
「ん…まぁまぁいいんじゃない?」
「そっか。ありがと。」
素直じゃない蛍のまぁまぁは凄くだ。
いいんじゃない?ってのも蛍の中じゃ褒め言葉。
ほーんと素直じゃないんだから…と苦笑してしまう。
笑っていれば不快そうにこちらを睨み頭を数回ポンポンと軽く叩かれた。
「うわいった!何すんのさ」
「訳の分からない笑い方するからデショ?」
「ちょ、カチューシャのコームが刺さったんだけどっ。マジ痛い…」
「…そういえばそのカチューシャたまにしてるけど何なの?」
「へ?似合わない?」
「…似合ってない事はないけど…」
「へへーん。兄貴がくれたんだけどお気に入りなんだ。」
「君ブラコン…?」
「…心外なっ。ただちょっと仲のいい双子ですが?」
「あっそ。」
何だよちくしょう。
自分から聞いて来たくせに…。
興味がなくなった途端すぐこれだ。
ふいっと顔をそらして蛍はコートに行ってしまった。