男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
合宿遠征埼玉編途中から
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日が高くなってくるにつれてジリジリと暑さが増す。
選手たちの汗の量も増えていき熱中症対策としてどのチームもドリンクのレシピは熱中症対策用の烏野と同じレシピで作ってもらって居る。
それでも倒れる人が居ないように目は光らせてるんだけど…。
「高尾さんちょっとー」
「はーあーいー」
なぜかコーチ監督人のとこに呼ばれた。
「日差しが強いうちはペナルティーはフライングにしようともうんだが…」
「はー助かります。流石にこの暑さなんで熱中症が怖いですからね。」
「ではそうしましょ。」
「ついでに体育の気温も上がってきてるんで体育館の周りだけでも水撒きできませんか?」
「なら手の空いてるチームに頼みましょう。ホースはマネージャー達に使ってもらってる水道のところにあるから。」
特にうちは慣れない長期遠征中盤…
気温は上がる一方…
そろそろしんどくなってくる頃だ。
肉体の方もアイシングしっかり目にやんなきゃ。
「サッコォーイ!!」
「ふっ。」
聞こえてくる声はまだまだ元気だが…。
「センタァァァア!!」
「日向ラスト頼んだ!」
「田中ナイスカバー!」
「すまんネットに近い!!」
ネットを挟んで翔陽と灰羽くんの押合いになるが片手の翔陽と両手の灰羽くんでは勝てずに押し戻された。
「クッソォお!!」
「あんなにイライラしてる日向初めて見たかもな…」
「はい」
確かに。
翔陽は速攻がまだうまくいかないからかここ数日間気持ちよくスパイクを決めてない。
暑さもそうだがフラストレーションが溜まるだろう。
悔しそうに歯をくいしばる翔陽を飛雄は静かに見て居た。
18-15
「チャンスボール!」
「オーライ!!」
夕先輩のオーバーハンドパスから速攻のチャンスが来た、今度こそ決まるか?と見ていれば…
「あれ?」
ボールは少し山形になった。
落ちるトスじゃない。
翔陽もそれをフェイントのようにうち得点には繋がったけど…。
「ナイスカバーナイスカバー!」
「日向器用「おい!!」
「「!?」」
「今手ェ抜いたな!!?」
あ、ほら。
翔陽も気付いてた。
「…?手を…抜く?…俺が?…バレーで?もう一回言ってみろよ…」
「こら」
「おい!?」
「すみませんタイムアウトお願いします。」
流石先生。
飛雄が翔陽の胸倉を掴み今にも喧嘩しそうな2人…いや、もう喧嘩してんのか?
止めようと大地先輩と龍先輩が入ろうとするけど…どうなる事やら。
「今の落ちてくるトスじゃなかった!!」
「えそうだった?」
「…分かんないよ。動物的感とかじゃないの?」
「そうでした…?」
「いやー言われてみればそうかもくらいだと思うぞ。高尾はどう?」
「いや、山なりで落ちるトスじゃなかったよ。つーか蛍気づいた私は動物なのか?んん?」
「狐リスでしょ?」
「ナウシカか、ナウシカなのか。」
「小さくてもそうやって噛み付いてくるところそれっぽいでしょ?」
「小さくない!!私は女子平均!!蛍がデカいんだよ!!」
「狐リス…可愛いから良いんじゃないかな?」
「いや、どっちかって言ったら高尾さんは鷹だろ。」
「力先輩まで!?」
「た、高尾さん…あの説明をお願いしても良いですか?」
「ん?あぁすいません。先生。飛雄がやろうとしているのは翔陽の打点付近で落ちるトスです。イメージ的には打点で一瞬止まる様なトスです。飛雄の場合止まるの精度が高いから翔陽の打点でドンピシャに上げなきゃ即ミスになる。さっきのは今まで落ちて居たトスが少し放物線を描いて通過したんですよ。」
「あーだから山形ですか。」
「そ。」
つまり飛雄は翔陽になんとか打たせようとした。
「ここしばらく翔陽は気持ちよくスパイクを決めて居ない。」
「それはスパイカーにとって相当なストレスだ。それによって日向が調子を崩すことを影山は無意識に危惧したのかもしれない。」
「おお…!」
「でもまあ翔陽には逆効果かもしれないっすけど…」
気付いた翔陽は流石だけど…チートばかしその飛雄の気持ちもくんでやればいいのに…まったく。
少なくともミスらなくて済んだんだし…と言っても真っ直ぐ一直線の単細胞コンビだからそれを受け入れるのも無理か…。
落ち着けと龍先輩に首根っこを掴まれている翔陽と妥協の言葉に唖然と固まる飛雄。
ほんと無意識だったんだろうな。
すんごい絶望顔。
「止めんな影山!!」
「こら、集合だつってんダロ」
翔陽の言葉に飛雄の眉間のシワがなくなった。
覚悟の決まった様な何か悩みがなくなった様なすっきりとした顔つきになった。
。
選手たちの汗の量も増えていき熱中症対策としてどのチームもドリンクのレシピは熱中症対策用の烏野と同じレシピで作ってもらって居る。
それでも倒れる人が居ないように目は光らせてるんだけど…。
「高尾さんちょっとー」
「はーあーいー」
なぜかコーチ監督人のとこに呼ばれた。
「日差しが強いうちはペナルティーはフライングにしようともうんだが…」
「はー助かります。流石にこの暑さなんで熱中症が怖いですからね。」
「ではそうしましょ。」
「ついでに体育の気温も上がってきてるんで体育館の周りだけでも水撒きできませんか?」
「なら手の空いてるチームに頼みましょう。ホースはマネージャー達に使ってもらってる水道のところにあるから。」
特にうちは慣れない長期遠征中盤…
気温は上がる一方…
そろそろしんどくなってくる頃だ。
肉体の方もアイシングしっかり目にやんなきゃ。
「サッコォーイ!!」
「ふっ。」
聞こえてくる声はまだまだ元気だが…。
「センタァァァア!!」
「日向ラスト頼んだ!」
「田中ナイスカバー!」
「すまんネットに近い!!」
ネットを挟んで翔陽と灰羽くんの押合いになるが片手の翔陽と両手の灰羽くんでは勝てずに押し戻された。
「クッソォお!!」
「あんなにイライラしてる日向初めて見たかもな…」
「はい」
確かに。
翔陽は速攻がまだうまくいかないからかここ数日間気持ちよくスパイクを決めてない。
暑さもそうだがフラストレーションが溜まるだろう。
悔しそうに歯をくいしばる翔陽を飛雄は静かに見て居た。
18-15
「チャンスボール!」
「オーライ!!」
夕先輩のオーバーハンドパスから速攻のチャンスが来た、今度こそ決まるか?と見ていれば…
「あれ?」
ボールは少し山形になった。
落ちるトスじゃない。
翔陽もそれをフェイントのようにうち得点には繋がったけど…。
「ナイスカバーナイスカバー!」
「日向器用「おい!!」
「「!?」」
「今手ェ抜いたな!!?」
あ、ほら。
翔陽も気付いてた。
「…?手を…抜く?…俺が?…バレーで?もう一回言ってみろよ…」
「こら」
「おい!?」
「すみませんタイムアウトお願いします。」
流石先生。
飛雄が翔陽の胸倉を掴み今にも喧嘩しそうな2人…いや、もう喧嘩してんのか?
止めようと大地先輩と龍先輩が入ろうとするけど…どうなる事やら。
「今の落ちてくるトスじゃなかった!!」
「えそうだった?」
「…分かんないよ。動物的感とかじゃないの?」
「そうでした…?」
「いやー言われてみればそうかもくらいだと思うぞ。高尾はどう?」
「いや、山なりで落ちるトスじゃなかったよ。つーか蛍気づいた私は動物なのか?んん?」
「狐リスでしょ?」
「ナウシカか、ナウシカなのか。」
「小さくてもそうやって噛み付いてくるところそれっぽいでしょ?」
「小さくない!!私は女子平均!!蛍がデカいんだよ!!」
「狐リス…可愛いから良いんじゃないかな?」
「いや、どっちかって言ったら高尾さんは鷹だろ。」
「力先輩まで!?」
「た、高尾さん…あの説明をお願いしても良いですか?」
「ん?あぁすいません。先生。飛雄がやろうとしているのは翔陽の打点付近で落ちるトスです。イメージ的には打点で一瞬止まる様なトスです。飛雄の場合止まるの精度が高いから翔陽の打点でドンピシャに上げなきゃ即ミスになる。さっきのは今まで落ちて居たトスが少し放物線を描いて通過したんですよ。」
「あーだから山形ですか。」
「そ。」
つまり飛雄は翔陽になんとか打たせようとした。
「ここしばらく翔陽は気持ちよくスパイクを決めて居ない。」
「それはスパイカーにとって相当なストレスだ。それによって日向が調子を崩すことを影山は無意識に危惧したのかもしれない。」
「おお…!」
「でもまあ翔陽には逆効果かもしれないっすけど…」
気付いた翔陽は流石だけど…チートばかしその飛雄の気持ちもくんでやればいいのに…まったく。
少なくともミスらなくて済んだんだし…と言っても真っ直ぐ一直線の単細胞コンビだからそれを受け入れるのも無理か…。
落ち着けと龍先輩に首根っこを掴まれている翔陽と妥協の言葉に唖然と固まる飛雄。
ほんと無意識だったんだろうな。
すんごい絶望顔。
「止めんな影山!!」
「こら、集合だつってんダロ」
翔陽の言葉に飛雄の眉間のシワがなくなった。
覚悟の決まった様な何か悩みがなくなった様なすっきりとした顔つきになった。
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