「高尾ちゃーん。手が空いてんなら音駒のベンチに戻って来なさいよー！！一応君は音駒のマネジ何だからね？」

「はいはいはいはい！！わーてますよ、クロさん。戻ります戻ります。」




戻るから目の前のフクロウさん達に集中してくださいな！！と叫びながら手をヒラヒラと振っておく。



「ヘイヘイヘーイ！！高尾ちゃん俺の超絶スパイクを見たか！！？」

「はいはいはーい。見ましたよー。潔子先輩やっちゃんすんません。」

「大変だね高尾トレーナー」

「あははー。あっと潔子先輩申し訳ないんですけどこのノートコーチに渡してもらえます？」

「これは…」

「昨日の一日のデータと戦績。選手個人のデータもまとめてあるんでよかったら使ってください。」

「ありがとう。」

「うぉお高尾ちゃんすごい…どれだけ仕事しているのやら…」



じゃお願いしまーすと音駒のベンチに戻る。



「ちゃーんとそこで見てなさいよ高尾ちゃん」

「へいへい。」




梟谷は流石の攻撃力。

木兎さんにフリーで打たせたら流石の音駒でも手が出ない。

ちらりと時計を見れば後1ゲームで昼休憩の時間だった。