一通り挨拶回りが終わり音駒のマネージャーとして合同遠征開始。

っといってもついつい目に入るのは烏野のゲームで今烏野は向こうのコートで梟谷と試合してた。

16-24で梟谷のマッチポイント。



「ナイッサー」

「成田！」

「一枚！」



烏野は翔陽の代わりに成田先輩がミドルブロッカーだ。




「西谷ナイスレシーブ。」



相変わらず綺麗な夕先輩のレシーブ。



「レフトレフト！」



最強の囮のいない烏野は梟谷にきっちり対処され16-25でゲームセット。



「じゃあフライング1週…！」

「あいつら何杯目だよ！」

「別に弱くはないけど平凡だよな…」

「音駒が苦戦したやばい一年ってどれの事だよ…」

「音駒の連中の買いかぶりじゃー」



烏野は8ゲーム中8敗で全敗中で選手の間でもそんな話が流れ始め少しイラっとする。

時計をちらっと見ればそろそろ奴らが来てもいい頃だ。

その時だった。

ガラガラっと体育館の扉が開き顔を出したのは…金髪の女性。




「おっまだやってんじゃん間に合ったね。上出来」

「姐さんっ」

「えっ西谷のお姉さん？」

「いえ龍のです！」

「確かに似てる。」

「無事でよかったぜ…」




龍先輩そっくりなお姉さんの後ろから顔を出したのは烏野の超人コンビ翔陽と飛雄だ。




「主役登場www」

「主役は遅れて登場ってか？ハラ立つわー」




てか、烏野のTシャツのセンスはどうしたんだとクロさんに笑われた。

確かに飛雄はセッター魂だし龍先輩は東のサムライ…なんとも言えないセンスだ。