「日向と月島ー高尾ー」

「はい「はいっ！！」

「ほーいさっさ？」



何ぞーと思いながらボール抱えたままコーチに元に行く。



「お前らミドルブロッカーっつうからにはブロックが武器でなきゃしょうがねぇ白鳥沢のウシワカも止められるようなブロッカーになってもらうぞ」

「うアス！！！」

「はぁ。」

「あれ？何で私呼ばれた？」

「お前にはブロックのアドバイスと分析してもらう。」

「アース。」



やる気満々にコートに戻って行く翔陽と何とも言えない顔をする蛍。

多分ウシワカとか無理に決まってるでしょ？なんて考えてんだろうなー蛍は。



「…ところで先生よ…テストは大丈夫だろうな…？特にバカ4人」

「最近は授業も真面目に受けて居るようですし大丈夫だと思うんですが…あぁそう言えば高尾さん最近よくいろんな先生とお話しして居るようですが何をして居るんですか？」

「情報収集ッスよ。山はるにもその担当の先生の傾向とか性格とか分かんないとどれ出してくるか過去問だけを参考にしても分かりませんからねー」

「うわ、スパイかよお前…」



4人の学力を考えて顔色を悪くするコーチと先生にニンマリと笑った。

最近2年の担当の先生とも心理テストやら何やらで話しに行くから仲良くなったんだよね…。

たまに心理カウンセリングみたいなこともするし。

一応心理療法士の資格持ってるからね。

先生というのも何かとストレスが溜まるらしい…。

最近もっぱらの心配は武田先生の胃に穴が開かないかなのだが…。