「遅くなりましたー。」

「お！きたな高尾ちゃん。」

「おつかれーっす。」

「おすかれまさっす。」






女子更衣室で着替えてから体育館に行けば先輩らに交じって山口君と月島君を見つけた。

相変わらず月島君からは見られてる感じはする。

ってか今日一日ずっと見られてたなー。





「高尾ちゃん来て行き成りだけど次スパイク練だから椅子の上に立ってくれね？」

「あ、椅子とか良いっすよ。ブロック私飛びます。」

「マジでか！？」





マジでっすよっとコートのネット際で助走なしの垂直飛びでネットからひじあたりまで出すように飛び上がる。





「おおーまじか。」

「高尾ちゃん女子なのにスゲーな。」

「これって本気で止めてもいいんですかね大地先輩。」

「それはやめてあげて選手の自信がなくなるから」

「あはっはっは。」





なんとなくふざけながら清子先輩の方へ行く。

すると田中先輩が





「・・・けっ！なぁ～んか気に入らねえなあの１年！」

「お前初対面の奴は大体気に入らねーじゃんあれだろ？そういう習性だろ」

「習性って・・・・」

「ふはっ。た、田中先輩wwwww」

「おぉ、相変わらず美少女だな高尾ちゃん！！」

「いやいや私は美少女じゃないっすよ！！たなかさんおもしろっ。」

「はー今日もいい笑顔だな。心が洗われるようだ」

「大袈裟wwwwwwwwでも月島君背大きいですよね～」

「だよな。予想以上の来たな・・・田中明日大丈夫か？」

「だ大丈夫ですよ俺だって入るんすから！！」

「・・・そうだな。影山もいるしな。」

「確かに・・・」





スーさんと二人で顔を合わせてうなずけば田中先輩に微妙な顔をされてしまった。





「・・・・。」

「でもさ影山って中学の時より大人しくない？」

「えぇっ？どこがっすかクソ生意気じゃないっすか。」

「まあ正確に難ありの問題児っすよね。」

「だよな！！高尾ちゃん」

「中学の時はもっとこう・・・絶対的な自信を持っていたっていうか破天荒っていうか・・・・」

「？どっちみちクソ生意気です。」

「お前に聞いたのが問題だった！」

「ぷふっ！！！！」






分かっていない田中先輩お疲れっす。




「清子先輩なーんかおしごとありますか？」

「ううん。大丈夫。和樹ちゃん本当に椅子なくてもいいの？」

「あ、大丈夫っす。私も体動かすの好きっすから。それに近くで見たいんっすよね。」





ここ４日間ほど見てきたけれど癖とかもろもろあともう少しでつかめる感じなんですよねー。

っと独り言を聞こえないように呟けばやはり周りには聞こえていなかったのだろう先輩たちは首をかしげていた。

さーてと。

軽く準備運動しよっと。















。