男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
インターハイ予選途中から合宿遠征埼玉編の途中まで
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「みんな一ついい?」
「どした高尾。」
「多分向こうはまた翔陽達のサイン探ってくるけど完全につられてはくれなくなってくると思う。お互いに完全に手の内全て晒した状態だからね。それにだけどごめん確実な情報じゃないんだけど…」
「…どうしたんだ?」
「及川さんのスパイクもあると思うから頭に入れといて…。向こうのリベロ多分だけど元セッターかなんかだと思う。」
「やっぱりか…」
「あの…どういう事…ですか?」
「確実な情報じゃないけど昨日の試合で渡さん…向こうのリベロさんがアタックラインギリ後ろから踏み切ってからのトスしてたんだよ。今日はまだやってないけど…だから及川さんのセッターとしての役割を抑えても普通にレベルの高い攻撃してくるだろうしオールマイティな及川さんもスパイクに加わってくるって思っていた方がいい。」
「了解っ!!」
「おぅ!!!」
あんま目立つ回数はやってなかったしそんな記録もそうそう出てきていないからもしかして~ぐらいにしか私も思っていない。
でも不意をついてくるとしたら。
少しでもリスクを減らすためにみんなに教えてコートに送り出す。
3セット目はお互いに一歩も譲れない。
粘って粘っての攻防が続き1点1点のラリーがとにかく長い。
こりゃ見てる方もきついわ。
ノートのページをまくりながら記録を書き記す。
コートでは丁度旭先輩がスパイクを売っていたがブロック後ろで構えていたマッキー先輩がまた拾った。
どっちのチームもいい感じには違いはないけどそのぶんこっからは地力の差が出てくるのかもしれない…。
岩ちゃん先輩はブロックの恥を狙って蛍の手に当てブロックアウト。
パワーだけじゃないのは流石青城のエースといったところだろう。
4-3だ。
ローテーションが回りサーバーは岩ちゃん先輩。
サーブは飛雄が後衛だから飛雄の出てくる人の交差する場所を1、2セットと同様に狙ってきたが旭先輩がうまいことやってくれた。
「オーライ!!」
「ナイスレシーブ!」
一進一退の攻防と違いの粘りのラリーが続く。
3セット目までくれば互いに相手の攻撃パターンにも慣れてくる。
追いついて対応をしてる。
ちゃんと戦えてる。
相変わらず及川さんのサーブは強烈だが大地先輩と夕先輩の精鋭2人で上げてくれてる。
…なんかどんどん威力上がってる…てかコントロールを捨ててきてる?感じがする。
コートの横からじゃあんまり正確に目測で速度測れないけど…大体の記録も取っておくとやっぱり気のせいじゃない。
攻防は続き9-8
翔陽のスパイクは金田一君がワンタッチ。
なかなか本当に一発で決まらない。
ラリーが続く。
守備もブロックも平均値では向こうのが上だけどうちには頼もしい守護神がいる。
国見君のフェイントはフライングで飛び込んだ夕先輩が滑り込んで上げた。
旭先輩のスパイクにつなげたがそれは及川さんがレシーブした。
これで及川さんはトスを上げれないが…ここで渡さんが出てきてトスを上げた。
「レェフトォオ!!!」
まずいっ。
岩ちゃん先輩にブロック三枚つられる!!
ブロック3人そっちをむいたが、違うっ!!!
「及川さんのバックアタックっ!!!」
叫べば旭先輩がブロックについたが流石に1枚じゃ止められなかった。
「うぉ!?向こうのマネの子が叫んだ?」
「ばっかよく見ろあれ、トレーナーの名札下げてんぞ。」
「へ?学生だよな?」
10-8
このセット初めての2点差だ。
「高尾に言われるまで青城のDVD見ててここまでのプレーはなかったからもしかしてくらいに思ってたんだが、1セット目の時といい青城のリベロ…高尾の言う通り元々セッターだったのかそれに近い練習を積んでるのか…トスの技術が並みじゃない…」
「高尾さんの読み道理なものが来てしまいましたね…」
「俺たまに高尾が怖いわ…どこまで読んでんのか頭ん中どーなってんのか気になるわ。」
「あ、僕もたまに思います。」
「…ねぇ私化け物かコンピュータかなんかだと思われてます?」
じとっとコーチと先生を見ればあからさまに顔をそらされてしまった。
「おぉう。高尾今の完全に読んで来てたな。」
「つくづく敵だと厄介な子だよねあの子。」
なんか及川さんに睨まれた気がするのでニッコリ笑って手を振れば同じように笑い振り返されたのでなんかムカついた。
ちくせぅ…。
つぎの及川さんのサーブはやはりさっきよりも威力が少し上がっており、大地先輩が上げ旭先輩がスパイクするがマッキー先輩に拾われたがネットに近く戻ってくる。
「しゃあぁ!!」
「ナイスレシーブ大地さん!!」
「旭さん!!」
チャンスボールと構えたところでネットギリギリに及川さんが飛びトスを上げた。
当然タッチネットはしていない。
ブロッカーなしの岩ちゃん先輩のスパイクに流石に拾えない。
あんなギリギリで…危うくタッチネットだ。
今の及川さんが後衛だからツーアタックはできないし…よくもまぁ上げたもんだし、スパイカーも当然のようにそれを打つ…。
それは岩ちゃん先輩と及川さんだからこそかも知れないが…阿吽の呼吸って感じだ。
ここでうちもタイムアウトをとった。
11-8
離されるわけには行かないからね!!
「よしちゃんと戦えてる!落ち着いてけよ!」
「オス!」
「中に切り込む攻撃は向こうも慣れて来てる様だから攻撃はできるだけコートの幅めいいっぱいに使っていってください!」
「はい!」
青城の攻撃に穴はない。
誰が何処に居てもどう言う状況でも当然の様に強烈な攻撃に繋いで来る…。
「行くぞ!!!」
「「「ア゛ース!!!」」」
スーさんが一度入ってからウチは確実に立て直した。
もう必要以上の気負いも緊張もない。
多分今誰もが本来持ってる力を出してる。
だからこそのじわじわと現れるチームとしての地力の差なのか…。
「どした高尾。」
「多分向こうはまた翔陽達のサイン探ってくるけど完全につられてはくれなくなってくると思う。お互いに完全に手の内全て晒した状態だからね。それにだけどごめん確実な情報じゃないんだけど…」
「…どうしたんだ?」
「及川さんのスパイクもあると思うから頭に入れといて…。向こうのリベロ多分だけど元セッターかなんかだと思う。」
「やっぱりか…」
「あの…どういう事…ですか?」
「確実な情報じゃないけど昨日の試合で渡さん…向こうのリベロさんがアタックラインギリ後ろから踏み切ってからのトスしてたんだよ。今日はまだやってないけど…だから及川さんのセッターとしての役割を抑えても普通にレベルの高い攻撃してくるだろうしオールマイティな及川さんもスパイクに加わってくるって思っていた方がいい。」
「了解っ!!」
「おぅ!!!」
あんま目立つ回数はやってなかったしそんな記録もそうそう出てきていないからもしかして~ぐらいにしか私も思っていない。
でも不意をついてくるとしたら。
少しでもリスクを減らすためにみんなに教えてコートに送り出す。
3セット目はお互いに一歩も譲れない。
粘って粘っての攻防が続き1点1点のラリーがとにかく長い。
こりゃ見てる方もきついわ。
ノートのページをまくりながら記録を書き記す。
コートでは丁度旭先輩がスパイクを売っていたがブロック後ろで構えていたマッキー先輩がまた拾った。
どっちのチームもいい感じには違いはないけどそのぶんこっからは地力の差が出てくるのかもしれない…。
岩ちゃん先輩はブロックの恥を狙って蛍の手に当てブロックアウト。
パワーだけじゃないのは流石青城のエースといったところだろう。
4-3だ。
ローテーションが回りサーバーは岩ちゃん先輩。
サーブは飛雄が後衛だから飛雄の出てくる人の交差する場所を1、2セットと同様に狙ってきたが旭先輩がうまいことやってくれた。
「オーライ!!」
「ナイスレシーブ!」
一進一退の攻防と違いの粘りのラリーが続く。
3セット目までくれば互いに相手の攻撃パターンにも慣れてくる。
追いついて対応をしてる。
ちゃんと戦えてる。
相変わらず及川さんのサーブは強烈だが大地先輩と夕先輩の精鋭2人で上げてくれてる。
…なんかどんどん威力上がってる…てかコントロールを捨ててきてる?感じがする。
コートの横からじゃあんまり正確に目測で速度測れないけど…大体の記録も取っておくとやっぱり気のせいじゃない。
攻防は続き9-8
翔陽のスパイクは金田一君がワンタッチ。
なかなか本当に一発で決まらない。
ラリーが続く。
守備もブロックも平均値では向こうのが上だけどうちには頼もしい守護神がいる。
国見君のフェイントはフライングで飛び込んだ夕先輩が滑り込んで上げた。
旭先輩のスパイクにつなげたがそれは及川さんがレシーブした。
これで及川さんはトスを上げれないが…ここで渡さんが出てきてトスを上げた。
「レェフトォオ!!!」
まずいっ。
岩ちゃん先輩にブロック三枚つられる!!
ブロック3人そっちをむいたが、違うっ!!!
「及川さんのバックアタックっ!!!」
叫べば旭先輩がブロックについたが流石に1枚じゃ止められなかった。
「うぉ!?向こうのマネの子が叫んだ?」
「ばっかよく見ろあれ、トレーナーの名札下げてんぞ。」
「へ?学生だよな?」
10-8
このセット初めての2点差だ。
「高尾に言われるまで青城のDVD見ててここまでのプレーはなかったからもしかしてくらいに思ってたんだが、1セット目の時といい青城のリベロ…高尾の言う通り元々セッターだったのかそれに近い練習を積んでるのか…トスの技術が並みじゃない…」
「高尾さんの読み道理なものが来てしまいましたね…」
「俺たまに高尾が怖いわ…どこまで読んでんのか頭ん中どーなってんのか気になるわ。」
「あ、僕もたまに思います。」
「…ねぇ私化け物かコンピュータかなんかだと思われてます?」
じとっとコーチと先生を見ればあからさまに顔をそらされてしまった。
「おぉう。高尾今の完全に読んで来てたな。」
「つくづく敵だと厄介な子だよねあの子。」
なんか及川さんに睨まれた気がするのでニッコリ笑って手を振れば同じように笑い振り返されたのでなんかムカついた。
ちくせぅ…。
つぎの及川さんのサーブはやはりさっきよりも威力が少し上がっており、大地先輩が上げ旭先輩がスパイクするがマッキー先輩に拾われたがネットに近く戻ってくる。
「しゃあぁ!!」
「ナイスレシーブ大地さん!!」
「旭さん!!」
チャンスボールと構えたところでネットギリギリに及川さんが飛びトスを上げた。
当然タッチネットはしていない。
ブロッカーなしの岩ちゃん先輩のスパイクに流石に拾えない。
あんなギリギリで…危うくタッチネットだ。
今の及川さんが後衛だからツーアタックはできないし…よくもまぁ上げたもんだし、スパイカーも当然のようにそれを打つ…。
それは岩ちゃん先輩と及川さんだからこそかも知れないが…阿吽の呼吸って感じだ。
ここでうちもタイムアウトをとった。
11-8
離されるわけには行かないからね!!
「よしちゃんと戦えてる!落ち着いてけよ!」
「オス!」
「中に切り込む攻撃は向こうも慣れて来てる様だから攻撃はできるだけコートの幅めいいっぱいに使っていってください!」
「はい!」
青城の攻撃に穴はない。
誰が何処に居てもどう言う状況でも当然の様に強烈な攻撃に繋いで来る…。
「行くぞ!!!」
「「「ア゛ース!!!」」」
スーさんが一度入ってからウチは確実に立て直した。
もう必要以上の気負いも緊張もない。
多分今誰もが本来持ってる力を出してる。
だからこそのじわじわと現れるチームとしての地力の差なのか…。