男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
インターハイ予選途中から合宿遠征埼玉編の途中まで
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「日向も一本ナイッサー!」
翔陽のサーブは拾われ強烈なカウンターをもらった。
20-21
あっちも譲らないなぁくそぅ。
これで青城も20点…。
このセット落とせばうちは終わり。
それでも集中を切らさない選手達に手に汗握る。
「ナイスレシーブ大地さん!!」
ここでようやく飛雄が蛍にトスをあげたが…蛍なんか打ちにくそうでブロックの手は交わしたけど後ろに構えていたマッキー先輩に拾われた。
そこから飛雄が触るが後方に飛ばされる岩ちゃん先輩のスパイクが決まった。
「なんっかいずそうな打ち方だな月島。」
「いず?んん…打ちづらそうだなーとは思いますね。」
「いずいっていうのはしっくりしない、違和感があるというような意味ですよ。そう言えば高尾さんは東京にご実家がありましたね。」
「あはは…なんとなくニアンス的には分かるんすけどね…」
21-21
ここで同点。
「先生!」
「はいっ!」
物理的に流れを着るためにうちもタイムアウトだ。
「オラオラ顔こわばってんぞ!落ち着いていけ!動きはいいぞ!!」
何故か龍先輩がコーチに顔面掴まれていたのを横目に緊張か筋肉がこわばってる旭先輩の腕や肩を軽く按摩する。
「大丈夫っすよ。旭先輩っ」
「あ、ありがとう…なんかちょっと落ち着いて来たよ…」
「ほんと旭は気が小さいんだから!」
「そうっすよ。しっかりしてください!!」
あースーさんと夕先生に釘刺されてる旭先輩。
可哀想に…。
「おい…今のトスはどうでしたかコラ」
「!?」
ぶっ!!
チョ直球だと……。
えっ。
どした飛雄。
「なんで田中さん口調なの?」
「何ですかコラ」
「まぁまぁ龍先輩。こっち来てください。按摩しますんで」
「ハァイ!!」
うわ素直。
飛んで来た龍先輩の腕やら肩やらをあんましながらも飛雄と蛍を見守る。
「……」
「黙ってこのトスを打て庶民って言われてるみたいで腹立つ」
「あ゛?!」
ガラ悪!?
ってか蛍は卑屈すぎっしょ。
蛍のあんまりな言い草に止めに入ろうとするスーさんの声は飛雄本人の言葉で止められた。
「(また月島は!言い方!!子供だな!!言い争いをしてる余裕はー)おい!「どういう意味だ?」
「(今日はやたらグイグイくるな…)こっちにもやり方があるからトスを一定にして欲しい。」
ま、頭のいい蛍には蛍の考えがあるという事だ。
それがあの打ちづらそうにしていた原因だろう。
そういう場面は今までも何度かあったが本人達が話そうとしないってか飛雄が見えてなかったら意味がない事なのでこの土壇場のタイミングで気付けたのなら良しとするべきだろう。
「あのどういう意味でしょうか?(こそっ」
「多分影山は月島にAクイックをあげるときに打つコースさえもトスで指示出してる。トスの位置をボール一個ぶんセッター側ならクロス。遠ければターンって感じで。高尾ノートとってんだろ?貸してくれ。」
「ほいさっさ。」
一旦手を止めてベンチに置いていたノートを手渡せばパラパラと記録を見られた。
「ん。サンキュ。」
「あ、本当ですね。高尾山のノートにも記録があります。あれ?でも月島くんはやはりフェイントが多いですね。」
「蛍は打ちづらくてそれが嫌だから逃げる傾向にありましたからね…」
「ま、影山は当然決まりやすいと思った方へ打たそうとしていたが、でも月島にはそれが打ちづらかったんだろうな。」
「スパイカーの性格とか力量にもよるだろうからどっちが正しいかと言われれば一概には言えませんが個性の強いスパイカーそれぞれに合わせられるのも良いセッターの条件ですからね。そこはうまいことやってもらわなくっちゃ困ります。」
「成る程…」
「高尾ちゃんはよく見てんな…」
「それが仕事ですから。はい。次は大地先輩ですよー」
「おぉ悪いな。」
「いえいえ。」
龍先輩の処置を終えて次は大地先輩に移る。
「…考えてるのは君だけじゃない。相手の守備の形。自分が今日よく決まってる攻撃。皆何かしら考えてる。日向ですら一応何か考えているから普通の速攻も使えるようにしたんでしょ?辛うじてだけど…」
「ですらって何だ!!辛うじてって何だ!!!!」
「まあまあまあ。」
あんまりな言い草に翔陽が突っかかりに来ようとするがスーさんに止められていた。
ナイススーさん。
「わかった。」
「ずいぶん素直だね。今日大丈夫!?」
「どっちがいいかやって見ないと分かんねーし」
「(月島は多分真っ向から向かってくる相手に慣れてなくて逃げられないんだよな…)」
「けーいー?」
「…何?」
「ちょっと耳貸して」
「…だから何?」
素直に少ししゃがんだ蛍の唇をきゅむっと軽く摘む。
「もー何つー言い方するんですか?悪いのはこの口か…この口か…んん?ったく。ちょっとヒャヒャしたぞこら。」
「んんんーっ。」
「ぷぷー何言ってんのかさっぱりだわこりゃ。」
「ぷはっ当たり前でしょ。君が僕の口抑えてるんだからっ。」
「んで?反省してくれた?」
「…すみませんでした。」
「んっ宜しい。喧嘩すんのも結構だけど時と場合を選んでよ。」
「…ちょっと面白がってない?」
「ん…ごめん。ちょっとだけね。」
「むかつく。」
「いひゃい、いひゃい。はなひへほえんへは」
「ぷっ。君の方こそ何言ってんのかわからないんだけど。」
「イテテ。うわ絶対これ赤くなったっしょ?」
「お互い様でしょ。」
憎たらしく笑う蛍に不貞腐れるようにむすっとすればさらにバカにするように嘲笑われた。
ちぇー。
つままれ引っ張られた方の頬を軽くこすった。
翔陽のサーブは拾われ強烈なカウンターをもらった。
20-21
あっちも譲らないなぁくそぅ。
これで青城も20点…。
このセット落とせばうちは終わり。
それでも集中を切らさない選手達に手に汗握る。
「ナイスレシーブ大地さん!!」
ここでようやく飛雄が蛍にトスをあげたが…蛍なんか打ちにくそうでブロックの手は交わしたけど後ろに構えていたマッキー先輩に拾われた。
そこから飛雄が触るが後方に飛ばされる岩ちゃん先輩のスパイクが決まった。
「なんっかいずそうな打ち方だな月島。」
「いず?んん…打ちづらそうだなーとは思いますね。」
「いずいっていうのはしっくりしない、違和感があるというような意味ですよ。そう言えば高尾さんは東京にご実家がありましたね。」
「あはは…なんとなくニアンス的には分かるんすけどね…」
21-21
ここで同点。
「先生!」
「はいっ!」
物理的に流れを着るためにうちもタイムアウトだ。
「オラオラ顔こわばってんぞ!落ち着いていけ!動きはいいぞ!!」
何故か龍先輩がコーチに顔面掴まれていたのを横目に緊張か筋肉がこわばってる旭先輩の腕や肩を軽く按摩する。
「大丈夫っすよ。旭先輩っ」
「あ、ありがとう…なんかちょっと落ち着いて来たよ…」
「ほんと旭は気が小さいんだから!」
「そうっすよ。しっかりしてください!!」
あースーさんと夕先生に釘刺されてる旭先輩。
可哀想に…。
「おい…今のトスはどうでしたかコラ」
「!?」
ぶっ!!
チョ直球だと……。
えっ。
どした飛雄。
「なんで田中さん口調なの?」
「何ですかコラ」
「まぁまぁ龍先輩。こっち来てください。按摩しますんで」
「ハァイ!!」
うわ素直。
飛んで来た龍先輩の腕やら肩やらをあんましながらも飛雄と蛍を見守る。
「……」
「黙ってこのトスを打て庶民って言われてるみたいで腹立つ」
「あ゛?!」
ガラ悪!?
ってか蛍は卑屈すぎっしょ。
蛍のあんまりな言い草に止めに入ろうとするスーさんの声は飛雄本人の言葉で止められた。
「(また月島は!言い方!!子供だな!!言い争いをしてる余裕はー)おい!「どういう意味だ?」
「(今日はやたらグイグイくるな…)こっちにもやり方があるからトスを一定にして欲しい。」
ま、頭のいい蛍には蛍の考えがあるという事だ。
それがあの打ちづらそうにしていた原因だろう。
そういう場面は今までも何度かあったが本人達が話そうとしないってか飛雄が見えてなかったら意味がない事なのでこの土壇場のタイミングで気付けたのなら良しとするべきだろう。
「あのどういう意味でしょうか?(こそっ」
「多分影山は月島にAクイックをあげるときに打つコースさえもトスで指示出してる。トスの位置をボール一個ぶんセッター側ならクロス。遠ければターンって感じで。高尾ノートとってんだろ?貸してくれ。」
「ほいさっさ。」
一旦手を止めてベンチに置いていたノートを手渡せばパラパラと記録を見られた。
「ん。サンキュ。」
「あ、本当ですね。高尾山のノートにも記録があります。あれ?でも月島くんはやはりフェイントが多いですね。」
「蛍は打ちづらくてそれが嫌だから逃げる傾向にありましたからね…」
「ま、影山は当然決まりやすいと思った方へ打たそうとしていたが、でも月島にはそれが打ちづらかったんだろうな。」
「スパイカーの性格とか力量にもよるだろうからどっちが正しいかと言われれば一概には言えませんが個性の強いスパイカーそれぞれに合わせられるのも良いセッターの条件ですからね。そこはうまいことやってもらわなくっちゃ困ります。」
「成る程…」
「高尾ちゃんはよく見てんな…」
「それが仕事ですから。はい。次は大地先輩ですよー」
「おぉ悪いな。」
「いえいえ。」
龍先輩の処置を終えて次は大地先輩に移る。
「…考えてるのは君だけじゃない。相手の守備の形。自分が今日よく決まってる攻撃。皆何かしら考えてる。日向ですら一応何か考えているから普通の速攻も使えるようにしたんでしょ?辛うじてだけど…」
「ですらって何だ!!辛うじてって何だ!!!!」
「まあまあまあ。」
あんまりな言い草に翔陽が突っかかりに来ようとするがスーさんに止められていた。
ナイススーさん。
「わかった。」
「ずいぶん素直だね。今日大丈夫!?」
「どっちがいいかやって見ないと分かんねーし」
「(月島は多分真っ向から向かってくる相手に慣れてなくて逃げられないんだよな…)」
「けーいー?」
「…何?」
「ちょっと耳貸して」
「…だから何?」
素直に少ししゃがんだ蛍の唇をきゅむっと軽く摘む。
「もー何つー言い方するんですか?悪いのはこの口か…この口か…んん?ったく。ちょっとヒャヒャしたぞこら。」
「んんんーっ。」
「ぷぷー何言ってんのかさっぱりだわこりゃ。」
「ぷはっ当たり前でしょ。君が僕の口抑えてるんだからっ。」
「んで?反省してくれた?」
「…すみませんでした。」
「んっ宜しい。喧嘩すんのも結構だけど時と場合を選んでよ。」
「…ちょっと面白がってない?」
「ん…ごめん。ちょっとだけね。」
「むかつく。」
「いひゃい、いひゃい。はなひへほえんへは」
「ぷっ。君の方こそ何言ってんのかわからないんだけど。」
「イテテ。うわ絶対これ赤くなったっしょ?」
「お互い様でしょ。」
憎たらしく笑う蛍に不貞腐れるようにむすっとすればさらにバカにするように嘲笑われた。
ちぇー。
つままれ引っ張られた方の頬を軽くこすった。