「おい日向。良くやった「上司か」

「日向キレッキレだなーちくしょう。影山も水を得た魚ってかんじだなー」

「「(かげやまトビウオ)」」



なんだあのコント。

褒めるの下手くそか飛雄っwww。



「くっそ…」

「ハァイ落ち着いて。焦ってこっちが崩れてやる必要はないよ。一本取り返せば問題ない。」

「！ハイ！！」

「「オス」」

「おいその顔とポーズ腹立つヤメロ」

「ヒドイな！」


かなりのドヤ顔と両手を広げる仕草の及川さんと人1人沈めて居そうな…もはや般若顔の岩ちゃん先輩。

おおふ。

つーか余裕そうでムカつきますワ。

次の飛雄のサーブは岩ちゃん先輩の正面だった。



「っしゃ正面！」

「岩泉さんナイスレシーブ！！」


金田一くんの囮に翔陽が引っかかり、マッキー先輩に決められた。

でもまぁうちのリズムは戻ったし飛雄も良い感じにブロックばかりに気を取られて居たのに仲間への意識が向くようになってきている。

これは良い傾向だ。

19-19

ここでの出し惜しみはしないでよー。

うちは攻めてこそ何だから。

守りに入っちゃこのセットもゲームも取れない。

このセット獲らなきゃどうしょうもないのは分かってるはず。

ガンガン超速攻を使ってってよ…。




「国見ナイッサー」

「よっしゃ！」



龍先輩のレシーブから翔陽の超速攻。

ギリギリ及川さんが飛びついたけど間に合わなかった。

飛雄。

翔陽はお前が望んだ早い選手だよ。

この速攻こそがまだまだ伸び代しかない今のお前達の最強の武器。

19-20

先にうちが20点台にのった。

ニヤニヤしていればコートでは翔陽と飛雄がお互いにヒドイ顔で睨み合いかなり痛そうなドビチーン！！という音を立てハイタッチしていた。

何あれ痛そう。

ん？

なんか私忘れてる？と周りを見れば丁度ローテーションが回り蛍がコートに戻ってきたところだった。

てか戻ってきて早々見つめ？あう？2人。

あぁここからだ。

問題は…。


「何で月島VS影山みたいになってんだ！！！」



龍先輩のツッコミキレッキレっすね。

ぶふぉ！！