男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
インターハイ予選途中から合宿遠征埼玉編の途中まで
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タイムアウト終了。
及川さんの集中は全くきれていない様子で内心少し舌打ちする。
またもや龍先輩狙いのそれは今度は何とか上げたが、威力のせいで向こうコートのチャンスボールで返ってしまいダイレクトで金田一くんに叩かれてしまった。
「オーケーオケーちゃんと上がってるぞ田中!」
「…うす。」
今度はフォローに夕先輩をそばに起きサイドラインに少しよって構えた。
正面で何とか上がった。
「上がった!!」
「翔陽カバー!!」
「はいっ!!田中さん!!」
翔陽のレシーブから龍先輩がスパイクに行くが三枚ブロックに捕まった。
…今…トス呼ばなかった。
龍先輩。
やっぱり罪悪感とか色々心労が掛かってるから仕方がないが…ちゃんとケアして上げないと…。
堪らずタイムアウト。
これでタイムアウト使い切った。
ここは流れを着ることが優先だから仕方がない。
戻ってくる選手に渡すためにタオルの準備をして待っていれば
「フンヌァァア!!」
ビターンと両ほほを自分で叩いて龍先輩が戻ってきた。
せっせとタオルを選手の肩にかけていれば
「すんませんしたっつ!!」
「龍しょうがないこともあんだろ!今のトスはむずかったし三枚ブロックだったし」
「俺もフォロー…「今俺トス呼ばなかった!!!一瞬びびったんだちくしょう。公開は試合が終わってからクソほどする!!大して取り柄もない俺がてめーのミスに勝手に凹んで足引っ張ってちゃどうしようもねぇ!!!つぎはきめます!!!」
「わはは!!!今それを言えることが十分取り柄だ!!」
「あっうす。」
「コートに6人いるんだからよ!腕だけで取ろうとすると弾かれるから足動かせよ!」
「全然上がらないわけじゃありません!弾きさえしなければ誰かがカバーします。」
「「「おすー!!!」」」
全然ケアとかいらなかった。
このメンタルの強さ。
まだ龍先輩は負けてないっ!!!
「旭さんも龍みたいになれば良いんですよー!」
「出来たらやってるよ!けどそんな簡単じゃないからな!」
「たよな。強烈なサーブでその上狙われてさらにドシャット食らっていつものテンション保ってるってスゲェと思うよ。」
「すんません。先言っときます。カバー頼みます!!!」
「おおっ!!!」
「ね?飛雄。戦ってるのはお前だけじゃないんだよ。」
コートに戻って行く選手たちを再び送り出す。
及川さんの集中は物理的に流れを切ったが全然削がれてない…。
及川さんの打ったサーブは少し曲がったが龍先輩な正面に入り受けるがそれは腕ではなくて胸だった。
「んぐっ」
ポロっと落ちたそれは翔陽が飛び込み拾い繋ぐ。
「んっらぁ!!!」
翔陽が繋いだボールは飛雄が返した。
「おおお!!!返したっ!!!」
ファーストタッチは及川さんだが、リベロの渡先輩がマッキー先輩にトスを上げる。
ブロックについた翔陽と飛雄の間を縫って打たれたボールは夕先輩が拾った。
「ナイスレシーブ」
「すまんカバー」
「はいっ!!!」
「レェェフトォォォア!!!」
「田中さん!!」
飛雄のアンダーレシーブのトスからレフトに走りこむ龍先輩。
普段からミスが少ないわけじゃないしすぐに挑発に乗ってしまう。
でも旭先輩に次ぐチームナンバー2のパワーと何より崖っぷちに追い込まれた時にパフォーマンスを落とさないメンタルの強さ。
紛れもないエースの資質!!!
龍先輩は狭いストレートを抜くことで三枚ブロックに勝った。
龍先輩は及川さんに持っていかれた流れを自分の手で切った。
「田中さん!!」
「うおっしゃあああ!!!」
「りゅー!!!!」
「龍先輩っカッコイイー!!!」
龍先輩が決めると盛り上がり方が違ううちは得点板の係の人が苦笑いしていたので目があったしぺこりとお辞儀をすればお辞儀を返してくれた。
「田中ナイス!!」
「皆んなナイスフォローあざーす!!!」
及川さんはあと数点取るつもりだったのだろう悔しそうだがザマアミロ!!
「うおお…今までで一番ブロック見えた!!」
「見えた?」
「たまーにな空中でスローモーションみたく相手のブロックが見える事があんだよ。こうスッと光が通ったみたいに!毎回じゃないんだけどな…」
「おおお…!田中さんかっけえ!!」
「わはは!!先輩だからな!!!」
「うほぉぉお!!」
「田中サーブ!!」
良し。
これで流れは切れた!
こっから巻き返しだ!!
青葉城西はやっぱ強いけどこれ以上離されないようにしないと…攻撃力ならうちだって負けてない!!
国見くんのスパイクは翔陽旭先輩の二枚ブロックで止めた。
「チャンスボール!!」
「来いやっ!!」
翔陽の超速攻には基本的にブロックは1人体制なのか岩ちゃん先輩が飛んだ。
腕に当たって場外へ。
烏野のポイントだ。
「…オイごらまたトスは敵わないなんていうんじゃねーだろな」
「飛雄に?敵わないよあんなピンポイントあげらんないし。ぎゃっ怒んないで!才能では敵わなくてもみんなが一番打ちやすいトスを上げる自身ならるよ。セッターとしてはまけない!!」
次の青城の攻撃に飛んできたのは金田一くん。
また翔陽のブロック上から打たれてしまった。
9-16
7点差…かぁ。
なんとか詰めないと苦しいぞ…こりゃ。
とじっとみているとなんだか烏野の攻撃のテンポがだんだん早くなってきてる。
今はまだアタッカーが頑張って合わせてきてるけど飛雄の焦りがトスに出てきてて全体的に早くなってきてるんだ。
こりゃまずいぞ。
嫌な感じの加速…タイムアウトは使い切った。
チラリとコーチを見れば…
「ゆっくりゆっくり!焦んなよ!」
まだ声かけしかしない…か。
スピードの呪縛。
ブロックから逃れたい一心でつい打ちやすさよりも速さを優先してしまう。
無意識にほんの少しずつ。
でもそれは徐々に大きなズレになって行く。
飛雄は確かに天才で技能もポテンシャルもあるけどそれ故に自分でなんとかしようとする。
結局コミュニケーションも下手だから自分が自分がとなり中学の時はそれで失敗した。
セッターは個性の違うスパイカー達のそれぞれ100%の力を引き出してこそ。
飛雄は自分で精一杯になってきてるから自分が打たせると思ってる。
実際には違うんだけど…。
早く気付けばかっ。
青城はほんとのびのびと焦りもなく攻撃してくる。
11-18
国見くんのサーブはフェイントで前に落としてきた。
それを龍先輩が拾ったがネットを超える。
ってか近い。
「押し込め!影山!!」
及川さんと飛雄の押し合いだ。
及川さんが一瞬引いて横にずらしてきた事でうまく飛雄の勢いをいなしてから押し返した。
ほんとムカつくぐらいうまい。
この辺は経験の差か…。
「なんかいつもの影山じゃないみたいだ。」
「大地!!」
「ナイスレシーブ!!」
「焦るな!!飛雄!!!」
遅かった。
声をかけたけど飛雄のセットアップから蛍が飛んでいたのにコンビミス。
なんとか旭先輩が拾って向こうに返したけど、
「ふっ」
「旭さんナイスフォロー」
「戻ってくる!!」
「チャンスボール!!」
「岩泉!!」
及川さんはセンスもある。
きっとすごく努力をしてきたのだろう鍛えられてる。
才能の塊の飛雄と比べた時及川さんは優秀なんだろうけれど天才ではない。
それでも今の段階では断言できるほどセッターとして優れているのは及川さんだろう…。
でもウチは飛雄だけじゃない。
バレーは飛雄1人でやってるわけじゃないっ!!
「スーさん頼んだっ!!」
「おう。任せるべ」
「ん。」
ここでメンバーチェンジ。
コートにスーさんが入り飛雄が出る。
「凹むなよ。一回リズム変えるだけだ!!」
「すんませんっ」
チラリとスーさんは翔陽を見た。
スーさんはきっと翔陽の心配もしてるのだろう。
けど…
「お前を倒すのは絶対俺って言った!!それまで誰にも負けんじゃねぇよ!!」
「試合まだ終わってねぇんだからまだ負けてねぇし」
「よく言った飛雄!!翔陽も!!頼もしいぞ。」
「影山外からもちゃんと見とけよ。そんで一回落ち着け!!」
勝手にアップゾーンから出てきた翔陽は忠に引きずられて戻って言った。
「先輩のプレーしっかり見な?いい勉強になるわ」
「うすっ。」
「てか、私焦るなつったよね?」
「すんませんっ」
「ったく。はぁ…飛雄でれない間はただの休憩じゃない。もどかしいかもしれないけどしっかりフラストレーションためて次コートに戻るときにしっかり発散しな。腐るなよ」
「うっす!!!」
「ったくうちのトレーナー様は頼りになるねぇ…俺の出番ほぼねぇじゃねぇか。」
「そんなことありませんよ。頼りにしてますコーチ。」
及川さんの集中は全くきれていない様子で内心少し舌打ちする。
またもや龍先輩狙いのそれは今度は何とか上げたが、威力のせいで向こうコートのチャンスボールで返ってしまいダイレクトで金田一くんに叩かれてしまった。
「オーケーオケーちゃんと上がってるぞ田中!」
「…うす。」
今度はフォローに夕先輩をそばに起きサイドラインに少しよって構えた。
正面で何とか上がった。
「上がった!!」
「翔陽カバー!!」
「はいっ!!田中さん!!」
翔陽のレシーブから龍先輩がスパイクに行くが三枚ブロックに捕まった。
…今…トス呼ばなかった。
龍先輩。
やっぱり罪悪感とか色々心労が掛かってるから仕方がないが…ちゃんとケアして上げないと…。
堪らずタイムアウト。
これでタイムアウト使い切った。
ここは流れを着ることが優先だから仕方がない。
戻ってくる選手に渡すためにタオルの準備をして待っていれば
「フンヌァァア!!」
ビターンと両ほほを自分で叩いて龍先輩が戻ってきた。
せっせとタオルを選手の肩にかけていれば
「すんませんしたっつ!!」
「龍しょうがないこともあんだろ!今のトスはむずかったし三枚ブロックだったし」
「俺もフォロー…「今俺トス呼ばなかった!!!一瞬びびったんだちくしょう。公開は試合が終わってからクソほどする!!大して取り柄もない俺がてめーのミスに勝手に凹んで足引っ張ってちゃどうしようもねぇ!!!つぎはきめます!!!」
「わはは!!!今それを言えることが十分取り柄だ!!」
「あっうす。」
「コートに6人いるんだからよ!腕だけで取ろうとすると弾かれるから足動かせよ!」
「全然上がらないわけじゃありません!弾きさえしなければ誰かがカバーします。」
「「「おすー!!!」」」
全然ケアとかいらなかった。
このメンタルの強さ。
まだ龍先輩は負けてないっ!!!
「旭さんも龍みたいになれば良いんですよー!」
「出来たらやってるよ!けどそんな簡単じゃないからな!」
「たよな。強烈なサーブでその上狙われてさらにドシャット食らっていつものテンション保ってるってスゲェと思うよ。」
「すんません。先言っときます。カバー頼みます!!!」
「おおっ!!!」
「ね?飛雄。戦ってるのはお前だけじゃないんだよ。」
コートに戻って行く選手たちを再び送り出す。
及川さんの集中は物理的に流れを切ったが全然削がれてない…。
及川さんの打ったサーブは少し曲がったが龍先輩な正面に入り受けるがそれは腕ではなくて胸だった。
「んぐっ」
ポロっと落ちたそれは翔陽が飛び込み拾い繋ぐ。
「んっらぁ!!!」
翔陽が繋いだボールは飛雄が返した。
「おおお!!!返したっ!!!」
ファーストタッチは及川さんだが、リベロの渡先輩がマッキー先輩にトスを上げる。
ブロックについた翔陽と飛雄の間を縫って打たれたボールは夕先輩が拾った。
「ナイスレシーブ」
「すまんカバー」
「はいっ!!!」
「レェェフトォォォア!!!」
「田中さん!!」
飛雄のアンダーレシーブのトスからレフトに走りこむ龍先輩。
普段からミスが少ないわけじゃないしすぐに挑発に乗ってしまう。
でも旭先輩に次ぐチームナンバー2のパワーと何より崖っぷちに追い込まれた時にパフォーマンスを落とさないメンタルの強さ。
紛れもないエースの資質!!!
龍先輩は狭いストレートを抜くことで三枚ブロックに勝った。
龍先輩は及川さんに持っていかれた流れを自分の手で切った。
「田中さん!!」
「うおっしゃあああ!!!」
「りゅー!!!!」
「龍先輩っカッコイイー!!!」
龍先輩が決めると盛り上がり方が違ううちは得点板の係の人が苦笑いしていたので目があったしぺこりとお辞儀をすればお辞儀を返してくれた。
「田中ナイス!!」
「皆んなナイスフォローあざーす!!!」
及川さんはあと数点取るつもりだったのだろう悔しそうだがザマアミロ!!
「うおお…今までで一番ブロック見えた!!」
「見えた?」
「たまーにな空中でスローモーションみたく相手のブロックが見える事があんだよ。こうスッと光が通ったみたいに!毎回じゃないんだけどな…」
「おおお…!田中さんかっけえ!!」
「わはは!!先輩だからな!!!」
「うほぉぉお!!」
「田中サーブ!!」
良し。
これで流れは切れた!
こっから巻き返しだ!!
青葉城西はやっぱ強いけどこれ以上離されないようにしないと…攻撃力ならうちだって負けてない!!
国見くんのスパイクは翔陽旭先輩の二枚ブロックで止めた。
「チャンスボール!!」
「来いやっ!!」
翔陽の超速攻には基本的にブロックは1人体制なのか岩ちゃん先輩が飛んだ。
腕に当たって場外へ。
烏野のポイントだ。
「…オイごらまたトスは敵わないなんていうんじゃねーだろな」
「飛雄に?敵わないよあんなピンポイントあげらんないし。ぎゃっ怒んないで!才能では敵わなくてもみんなが一番打ちやすいトスを上げる自身ならるよ。セッターとしてはまけない!!」
次の青城の攻撃に飛んできたのは金田一くん。
また翔陽のブロック上から打たれてしまった。
9-16
7点差…かぁ。
なんとか詰めないと苦しいぞ…こりゃ。
とじっとみているとなんだか烏野の攻撃のテンポがだんだん早くなってきてる。
今はまだアタッカーが頑張って合わせてきてるけど飛雄の焦りがトスに出てきてて全体的に早くなってきてるんだ。
こりゃまずいぞ。
嫌な感じの加速…タイムアウトは使い切った。
チラリとコーチを見れば…
「ゆっくりゆっくり!焦んなよ!」
まだ声かけしかしない…か。
スピードの呪縛。
ブロックから逃れたい一心でつい打ちやすさよりも速さを優先してしまう。
無意識にほんの少しずつ。
でもそれは徐々に大きなズレになって行く。
飛雄は確かに天才で技能もポテンシャルもあるけどそれ故に自分でなんとかしようとする。
結局コミュニケーションも下手だから自分が自分がとなり中学の時はそれで失敗した。
セッターは個性の違うスパイカー達のそれぞれ100%の力を引き出してこそ。
飛雄は自分で精一杯になってきてるから自分が打たせると思ってる。
実際には違うんだけど…。
早く気付けばかっ。
青城はほんとのびのびと焦りもなく攻撃してくる。
11-18
国見くんのサーブはフェイントで前に落としてきた。
それを龍先輩が拾ったがネットを超える。
ってか近い。
「押し込め!影山!!」
及川さんと飛雄の押し合いだ。
及川さんが一瞬引いて横にずらしてきた事でうまく飛雄の勢いをいなしてから押し返した。
ほんとムカつくぐらいうまい。
この辺は経験の差か…。
「なんかいつもの影山じゃないみたいだ。」
「大地!!」
「ナイスレシーブ!!」
「焦るな!!飛雄!!!」
遅かった。
声をかけたけど飛雄のセットアップから蛍が飛んでいたのにコンビミス。
なんとか旭先輩が拾って向こうに返したけど、
「ふっ」
「旭さんナイスフォロー」
「戻ってくる!!」
「チャンスボール!!」
「岩泉!!」
及川さんはセンスもある。
きっとすごく努力をしてきたのだろう鍛えられてる。
才能の塊の飛雄と比べた時及川さんは優秀なんだろうけれど天才ではない。
それでも今の段階では断言できるほどセッターとして優れているのは及川さんだろう…。
でもウチは飛雄だけじゃない。
バレーは飛雄1人でやってるわけじゃないっ!!
「スーさん頼んだっ!!」
「おう。任せるべ」
「ん。」
ここでメンバーチェンジ。
コートにスーさんが入り飛雄が出る。
「凹むなよ。一回リズム変えるだけだ!!」
「すんませんっ」
チラリとスーさんは翔陽を見た。
スーさんはきっと翔陽の心配もしてるのだろう。
けど…
「お前を倒すのは絶対俺って言った!!それまで誰にも負けんじゃねぇよ!!」
「試合まだ終わってねぇんだからまだ負けてねぇし」
「よく言った飛雄!!翔陽も!!頼もしいぞ。」
「影山外からもちゃんと見とけよ。そんで一回落ち着け!!」
勝手にアップゾーンから出てきた翔陽は忠に引きずられて戻って言った。
「先輩のプレーしっかり見な?いい勉強になるわ」
「うすっ。」
「てか、私焦るなつったよね?」
「すんませんっ」
「ったく。はぁ…飛雄でれない間はただの休憩じゃない。もどかしいかもしれないけどしっかりフラストレーションためて次コートに戻るときにしっかり発散しな。腐るなよ」
「うっす!!!」
「ったくうちのトレーナー様は頼りになるねぇ…俺の出番ほぼねぇじゃねぇか。」
「そんなことありませんよ。頼りにしてますコーチ。」