男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
インターハイ予選途中から合宿遠征埼玉編の途中まで
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公式のウォームアップが終わり試合開始3分前。
集中もバッチリ。
第2回戦。
伊達工業VS烏野
「「「お願いシァース」」」」
挨拶が終わればベンチに集合。
「1回戦目見た感じだと1発目強烈なサーブが来るはずです。」
「サーブで崩して確実にブロックで仕留めて出鼻をくじくっていうのが向こうの立ち上がりパターンです。過去偵察に行った練習試合や過去の試合の映像でもそうでした。」
「1本目レシーブしっかりあげていけよ!!!」
「オス」
「確かに向こうの壁は強固だ。でもそれを抜けさえすれば勝機は見える。音駒みたいに何でもかんでもレシーブで拾っちまうチームはそうそう居ないからな。で、わかってんな?影山」
「はい。」
「鉄壁を切り崩してやれ!!」
「烏野ファイッ」
「「「オォッス!!!」」」
開戦っ!!!
ウチは旭先輩が後衛スタート。
一番レシーブ力のあるフォーメーションからのスタートだ。
「サッコォーイ!!」
「1本ー!!」
向こうのサーバーは鎌先さん。
伊達工業鉄壁の一人。
三年生ミドルブロッカーだ。
ドキュッと打たれたサーブの威力はなかなかだ。
しかしそれは大地先輩の正面で
「大地さんっ!」
「ッシ!!」
フワリとボールは綺麗に上がった。
「ナイスレシーブ!」
「オッシ!」
「ナイスレシーブ!!」
ここまでは順調。
むしろ良い出だしだ。
しかし向こうのブロックはもうすでに準備万端。
飛雄も綺麗なフォームでトスがどこにあげるか容易に読ませないのも上手い。
青根さんがぴったり飛雄に張り付いてる。
翔陽はすでに助走をはじめ飛び出してきたところで飛雄のトスが翔陽の元へと送られた。
青根さんを完全に振り切れたかと思ったが甘かった。
すでに翔陽をマークしてた二口さんと青根さんでブロックは二枚揃えてきやがったがなんとか翔陽がペチンッと変なインパクト音だが避ける事でドシャットを免れた。
「ナイスコース日向!!」
「はぁあ!向こうのブロック1歩で遅れたと思ったんですけどねぇえ!」
「あれがリードブロックですよ。」
「トスを見てから飛ぶというやつですか。」
「はい。」
「今までの対戦校はコミットブロックつうトスをある程度予測してから飛ぶブロックが多かったが、伊達工は徹底したリードブロックだ。」
「トスがどこに上がるのか見てから飛ぶってことは囮に引っかかりにくくなります。そのぶん一歩出遅れるのですが青根さんが一気に詰めてきますよ。あの人大きいですが素早さは犬岡よりも上かと…」
「こっ怖いですね…犬岡くんと言えばあの音駒の日向くんについてきた人でしたよね?」
「そーでーす。」
1-0
サーバーは飛雄。
威力は十分だがいかんせんコントロールがまだまだなのでまっすぐリベロに飛んでった。
そりゃ拾われるわ。
笹谷さんのスパイクはブロックに飛んだ翔陽の頭上を越えたが夕先輩が拾った。
「すまんっカバー!龍頼む!!」
「よっしゃあ!!」
「バック!」
ここで旭先輩がバックアタックに要求。
龍先輩のアンダーレシーブから旭先輩が飛ぶけどコレは伊達工の鉄壁ブロック三枚に止められた。
夕先輩がブロックフォローに構えて居たが拾えなかった。
「くそっ…!」
「しょうがねぇしょうがねぇ!!切り替えろ!!」
「旭さんすんません!次は拾います!!」
「おう頼む!でも次は決めるからな!!」
謝る夕先輩にフォローする旭先輩。
思ったよりも大丈夫そうでホッとした。
「あれ?なんだよーもっと心折れろよー」
「性格の悪いことを言うな二口!!」
「イテッ。」
あーあ二口さん茂庭さんに怒られてら。
なんかいらん事でも言ったんしょ。
1-1。
次の攻撃は龍先輩に上がったが伊達工の鉄壁ブロック2枚にまたドシャット。
青根さんがタッチネットしたおかげで命拾いした。
伊達工は速攻でも2枚ブロック引っ付けてくる。
ブロックだけではなくやはりさすが強豪といったところか攻撃力も高い。
ウチもレシーブを崩されながらも果敢に攻めるが必ずあの鉄壁が立ちはだかる。
ブロックアウトなんかで特典はもぎ取るが気持ちよく打たせてはもらえない。
得点は3-1でリードだがかろうじてシャットアウトを免れてる感じはいなめない。
ギリギリで逃れているブロックに連続で捕まるわけにはいかない。
そんなことになったら流れを一気に向こうにもってかれる。
二口さんのスパイクを翔陽が持ち前の反射で飛びついてワンタッチ。
「ナイス日向!!」
「ワンタッチ!!」
「チャンスボール!!!」
夕先輩がきっちりトビオの真上に返す。
助走から飛び出してきた翔陽が飛ぶがやはりここでも青根さんが付いてくる。
茂庭さんと飛び込んできた青根さんの二枚ブロックに翔陽の速攻は阻まれてしまった。
「ナイスブロック!!!」
「青根もう一本!!」
「ナイスだ青根!!」
青根さんのブロックに沸く伊達工応援団。
茂庭さんが青根さんにハイタッチを求めて居たがビチーンとあまりにも強烈すぎてダメージを食らってるのが見えた。
ぶふぉ!!
何やってんの?
茂庭さん。
青根さんがひたすら表情は変えないが心配そうに見ているが…。
高く早い。
更には拾い壁まさに鉄壁。
「くっそー」
「気にすんな!次だ次!次は絶対に決まる。」
「あっ」
悔しがる翔陽と落ち着いてる飛雄。
飛雄が何が声をかけると翔陽も落ち着いた。
となればそろそろアレやるのか。
コーチにアイコンタクトを飛ばしてくる飛雄にコーチも小さく頷き許可を出したところを見ればやはりやるつもりらしい。
二口さんからのサーブは龍先輩が綺麗に拾う。
攻撃はもちろん翔陽が飛び込んでくる。
どんなに神経尖らせて居てもリードブロックじゃ追い付けないよ。
ドンピシャトスアンドスパイクは伊達工の度肝を抜くには十分だ。
決まった瞬間一気に伊達工応援団は静まり返り、観客席から見て居たのだろう他の高校のなんだ今のぉ!!という叫び声が響き渡る。
「っしゃあああ!!!」
「っし!!」
これで完全に揺さぶれただろう。
案の定向こうのベンチから探るように翔陽を見る視線を見つけコーチと二人してニヤリと笑う。
集中もバッチリ。
第2回戦。
伊達工業VS烏野
「「「お願いシァース」」」」
挨拶が終わればベンチに集合。
「1回戦目見た感じだと1発目強烈なサーブが来るはずです。」
「サーブで崩して確実にブロックで仕留めて出鼻をくじくっていうのが向こうの立ち上がりパターンです。過去偵察に行った練習試合や過去の試合の映像でもそうでした。」
「1本目レシーブしっかりあげていけよ!!!」
「オス」
「確かに向こうの壁は強固だ。でもそれを抜けさえすれば勝機は見える。音駒みたいに何でもかんでもレシーブで拾っちまうチームはそうそう居ないからな。で、わかってんな?影山」
「はい。」
「鉄壁を切り崩してやれ!!」
「烏野ファイッ」
「「「オォッス!!!」」」
開戦っ!!!
ウチは旭先輩が後衛スタート。
一番レシーブ力のあるフォーメーションからのスタートだ。
「サッコォーイ!!」
「1本ー!!」
向こうのサーバーは鎌先さん。
伊達工業鉄壁の一人。
三年生ミドルブロッカーだ。
ドキュッと打たれたサーブの威力はなかなかだ。
しかしそれは大地先輩の正面で
「大地さんっ!」
「ッシ!!」
フワリとボールは綺麗に上がった。
「ナイスレシーブ!」
「オッシ!」
「ナイスレシーブ!!」
ここまでは順調。
むしろ良い出だしだ。
しかし向こうのブロックはもうすでに準備万端。
飛雄も綺麗なフォームでトスがどこにあげるか容易に読ませないのも上手い。
青根さんがぴったり飛雄に張り付いてる。
翔陽はすでに助走をはじめ飛び出してきたところで飛雄のトスが翔陽の元へと送られた。
青根さんを完全に振り切れたかと思ったが甘かった。
すでに翔陽をマークしてた二口さんと青根さんでブロックは二枚揃えてきやがったがなんとか翔陽がペチンッと変なインパクト音だが避ける事でドシャットを免れた。
「ナイスコース日向!!」
「はぁあ!向こうのブロック1歩で遅れたと思ったんですけどねぇえ!」
「あれがリードブロックですよ。」
「トスを見てから飛ぶというやつですか。」
「はい。」
「今までの対戦校はコミットブロックつうトスをある程度予測してから飛ぶブロックが多かったが、伊達工は徹底したリードブロックだ。」
「トスがどこに上がるのか見てから飛ぶってことは囮に引っかかりにくくなります。そのぶん一歩出遅れるのですが青根さんが一気に詰めてきますよ。あの人大きいですが素早さは犬岡よりも上かと…」
「こっ怖いですね…犬岡くんと言えばあの音駒の日向くんについてきた人でしたよね?」
「そーでーす。」
1-0
サーバーは飛雄。
威力は十分だがいかんせんコントロールがまだまだなのでまっすぐリベロに飛んでった。
そりゃ拾われるわ。
笹谷さんのスパイクはブロックに飛んだ翔陽の頭上を越えたが夕先輩が拾った。
「すまんっカバー!龍頼む!!」
「よっしゃあ!!」
「バック!」
ここで旭先輩がバックアタックに要求。
龍先輩のアンダーレシーブから旭先輩が飛ぶけどコレは伊達工の鉄壁ブロック三枚に止められた。
夕先輩がブロックフォローに構えて居たが拾えなかった。
「くそっ…!」
「しょうがねぇしょうがねぇ!!切り替えろ!!」
「旭さんすんません!次は拾います!!」
「おう頼む!でも次は決めるからな!!」
謝る夕先輩にフォローする旭先輩。
思ったよりも大丈夫そうでホッとした。
「あれ?なんだよーもっと心折れろよー」
「性格の悪いことを言うな二口!!」
「イテッ。」
あーあ二口さん茂庭さんに怒られてら。
なんかいらん事でも言ったんしょ。
1-1。
次の攻撃は龍先輩に上がったが伊達工の鉄壁ブロック2枚にまたドシャット。
青根さんがタッチネットしたおかげで命拾いした。
伊達工は速攻でも2枚ブロック引っ付けてくる。
ブロックだけではなくやはりさすが強豪といったところか攻撃力も高い。
ウチもレシーブを崩されながらも果敢に攻めるが必ずあの鉄壁が立ちはだかる。
ブロックアウトなんかで特典はもぎ取るが気持ちよく打たせてはもらえない。
得点は3-1でリードだがかろうじてシャットアウトを免れてる感じはいなめない。
ギリギリで逃れているブロックに連続で捕まるわけにはいかない。
そんなことになったら流れを一気に向こうにもってかれる。
二口さんのスパイクを翔陽が持ち前の反射で飛びついてワンタッチ。
「ナイス日向!!」
「ワンタッチ!!」
「チャンスボール!!!」
夕先輩がきっちりトビオの真上に返す。
助走から飛び出してきた翔陽が飛ぶがやはりここでも青根さんが付いてくる。
茂庭さんと飛び込んできた青根さんの二枚ブロックに翔陽の速攻は阻まれてしまった。
「ナイスブロック!!!」
「青根もう一本!!」
「ナイスだ青根!!」
青根さんのブロックに沸く伊達工応援団。
茂庭さんが青根さんにハイタッチを求めて居たがビチーンとあまりにも強烈すぎてダメージを食らってるのが見えた。
ぶふぉ!!
何やってんの?
茂庭さん。
青根さんがひたすら表情は変えないが心配そうに見ているが…。
高く早い。
更には拾い壁まさに鉄壁。
「くっそー」
「気にすんな!次だ次!次は絶対に決まる。」
「あっ」
悔しがる翔陽と落ち着いてる飛雄。
飛雄が何が声をかけると翔陽も落ち着いた。
となればそろそろアレやるのか。
コーチにアイコンタクトを飛ばしてくる飛雄にコーチも小さく頷き許可を出したところを見ればやはりやるつもりらしい。
二口さんからのサーブは龍先輩が綺麗に拾う。
攻撃はもちろん翔陽が飛び込んでくる。
どんなに神経尖らせて居てもリードブロックじゃ追い付けないよ。
ドンピシャトスアンドスパイクは伊達工の度肝を抜くには十分だ。
決まった瞬間一気に伊達工応援団は静まり返り、観客席から見て居たのだろう他の高校のなんだ今のぉ!!という叫び声が響き渡る。
「っしゃあああ!!!」
「っし!!」
これで完全に揺さぶれただろう。
案の定向こうのベンチから探るように翔陽を見る視線を見つけコーチと二人してニヤリと笑う。