男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
インターハイ予選途中から合宿遠征埼玉編の途中まで
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完全にエンジンのかかった烏野陣営。
翔陽のスパイクを常波のリベロが取りこぼしカバーに池尻さんが飛び込むがボール1つ分届かない。
あっという間に2セット目。
得点は17-8。
うちもちょくちょくミスは多いがまだ超速攻を使わないまま試合は優位に進んでいる。
この試合は許可が出るまでは超速攻や新しい武器のバックアタックは温存する指示を出してある。
もちろんこの試合も本気の本気でやるが隠し球は多いに越したことはないからだ。
実際に偵察に来てるのがいるしね、彼処(青葉城西)とか…。
コーチも偵察を気にしてるのかチラリと観客席の方を見ていた。
あっという間に21-12。
たまらず常波がタイムアウトをとった。
タイムアウト中にスパイカーの手のひらのツボを軽く揉み少しでもケアをして回る。
「あー高尾ちゃんのマッサージ気持ちいい」
「おっさん臭いぞ旭!!」
「そう言ってもらえて私は嬉しいですよ。」
「高尾さんテーピング外れて来たから巻き直してもらえる?」
「はいはーい。手を出して」
蛍のテーピングを剥がして腰のウエストポーチからテープと小さいハサミを取り出して手早く巻く。
タイムアウトが終わる頃には何があったのか常波のベンチが元気を取り戻した。
タイムアウト取る前は死にかけていた常波の息が吹き返した。
たった一点されど一点。
スパイクでもぎ取ったそれを誇り喜ぶ。
24-14。
烏野のマッチポイントは変わらないが、お互いに本気。
どれだけ点差があろうとうちが有利だろうとコートの中のあの人達には関係ない。
たった一点。
別にその1点でこの状況がひっくり返るってわけでもないが、うちは本気の本気だ。
たった1点でも取られれば悔しい。
最後まで油断もしない。
最後大地先輩のスパイクが決まり25-14。
試合終了。
セットカウント2-0
1セット目は25-122セット目は25-14
「「「ありがとうございましたーッ」」」
挨拶が終われば次のチームがすぐ入るので撤収する。
あっという間に終わった試合に翔陽だけが呆然と立っていた。
「…おい!ボゲッとしてんなボケ!さっさとー」
「勝った。」
「…おう。」
「次…次の試合もある?」
「…おう。かったからな。」
「勝った…勝った…勝った!次もまた試合ができる!コートに立っていられる。次も!」
ようやく試合に勝った実感が湧いたのだろう。
勝利に飢えた小さいケモノが初めて勝利の味を知る。
。
翔陽のスパイクを常波のリベロが取りこぼしカバーに池尻さんが飛び込むがボール1つ分届かない。
あっという間に2セット目。
得点は17-8。
うちもちょくちょくミスは多いがまだ超速攻を使わないまま試合は優位に進んでいる。
この試合は許可が出るまでは超速攻や新しい武器のバックアタックは温存する指示を出してある。
もちろんこの試合も本気の本気でやるが隠し球は多いに越したことはないからだ。
実際に偵察に来てるのがいるしね、彼処(青葉城西)とか…。
コーチも偵察を気にしてるのかチラリと観客席の方を見ていた。
あっという間に21-12。
たまらず常波がタイムアウトをとった。
タイムアウト中にスパイカーの手のひらのツボを軽く揉み少しでもケアをして回る。
「あー高尾ちゃんのマッサージ気持ちいい」
「おっさん臭いぞ旭!!」
「そう言ってもらえて私は嬉しいですよ。」
「高尾さんテーピング外れて来たから巻き直してもらえる?」
「はいはーい。手を出して」
蛍のテーピングを剥がして腰のウエストポーチからテープと小さいハサミを取り出して手早く巻く。
タイムアウトが終わる頃には何があったのか常波のベンチが元気を取り戻した。
タイムアウト取る前は死にかけていた常波の息が吹き返した。
たった一点されど一点。
スパイクでもぎ取ったそれを誇り喜ぶ。
24-14。
烏野のマッチポイントは変わらないが、お互いに本気。
どれだけ点差があろうとうちが有利だろうとコートの中のあの人達には関係ない。
たった一点。
別にその1点でこの状況がひっくり返るってわけでもないが、うちは本気の本気だ。
たった1点でも取られれば悔しい。
最後まで油断もしない。
最後大地先輩のスパイクが決まり25-14。
試合終了。
セットカウント2-0
1セット目は25-122セット目は25-14
「「「ありがとうございましたーッ」」」
挨拶が終われば次のチームがすぐ入るので撤収する。
あっという間に終わった試合に翔陽だけが呆然と立っていた。
「…おい!ボゲッとしてんなボケ!さっさとー」
「勝った。」
「…おう。」
「次…次の試合もある?」
「…おう。かったからな。」
「勝った…勝った…勝った!次もまた試合ができる!コートに立っていられる。次も!」
ようやく試合に勝った実感が湧いたのだろう。
勝利に飢えた小さいケモノが初めて勝利の味を知る。
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