男の子っぽい女の子のお名前でどーぞ!!
始まりからインターハイ予選途中まで
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「それが日本のテッペンでもせかいでも」
「あ、当たり前だっ!!」
「あと俺は王様じゃねぇ」
「ギャァァァア」
朝から何やってんだか。
いつも通りの超人コンビ。
飛雄が翔陽の頭を片手でボールのように鷲掴みギリギリと指を食い込ませていた。
朝から元気だなおい。
「お~世界かーデカイなー」
「その為にはまずこの日本の東北6県の更にその中の1県の予選の1回戦。」
「ちゃんと勝たないとな~」
「「はざまーす!」」
「おはよ。翔陽飛雄。」
「期待してるからな変人コンビ!!」
「「おす!!!」」
返事はいい返事なのだが、良いのかそれで…変人コンビって言われてんぞ2人とも。
何はともあれ無事に部員全員が集合すれば武田先生がバスを回してくれた。
「よーし!忘れ物ない?出発するよー」
「お願いします。」
「「「しぁーす!」」」
みんなで運転してくださる武田先生に挨拶してから順に乗る。
翔陽を呼び止め何やら紙袋を見せる龍先輩を横目に先乗せてもらう。
あれ、翔陽用の袋だろう。
あの子乗り物酔いに弱いから。
私は乗り物にあんまり強くないから一番前の席の窓側に座れば何故か隣に飛雄ちゃんが座った。
「隣いいすか?」
「ん。どーぞ。」
「うす。」
隣に来たからといって特に話すことはないのかそわそわと落ち着きなく座ってるだけで話しかけては来ない。
音楽を聴こうとヘッドホンをつけて外を見て入ればあっという間に仙台市体育館に着いた。
インターハイバレーボール競技男子宮城県予選。
A・Bブロック及び決勝戦試合会場。
「もう白鳥沢のひとり勝ちだろォ」
「いや今年は青葉城西がヤバイらしいよ。」
「及川が三年になってから頭一つ抜けてるって」
「あと一年の伸びがスゲーんだってさ」
「いやーつっても伊達工のブロックには勝てないんじゃないの?」
「なんでこのブロックなんだよ。マジ勘弁…」
「えーとあとAブロックは…とり?とりの?」
「カラスノじゃね?」
「烏野?知ってる?」
「前まで強かったところじゃん?前までね。」
「今はなんかねーダサい異名がついてんだよ。」
「あっ」
なんか変な噂話してんなーと思いながら遠目に掲示板に貼られたトーナメント表の前に立つ他校の生徒の後ろ姿が見えた。
つーか声でかいよ君たち。
「えっ?どんな?」
「たしか…落ちた強豪飛べない烏。」
ぼーっと見て入ればみんながその人らを囲むように立つ。
っといってもここ入り口だから囲んだわけでもないんだけど…みんな顔怖いよ。
後ろでボート見て入れば潔子先輩にトンと背を押されたので置いていかれないようについていく。
「おいっちょ…やばい」
「え?」
「きた!烏野だ!」
「飛べない?何ですって?」
「コラ行くぞ…スミマセン。」
「あっイエ!!」
「すぐ絡まない。」
早速絡みにいった龍先輩は猫のように後ろ襟を掴まれていた。
流石大地先輩である。
「あ…」
「なんか黒い」
「高校生に見えないやつ混じってね?」
「あ…あれは!まさか!」
「?どした?」
「烏野のアズマネ!!」
「え?何誰?」
「北高のやつを手下使ってボコラしたとか」
本当は喧嘩現場に居合わせて警察を呼ぼうとその場にいた北高の人に訴えかけひたすら狼狽えていただけだ。
変に事実が湾曲されて噂されてるなーてか本人に聞こえてるんだけど…旭先輩泣きそうなんですけども…。
「路上でなんかやばいもの売りつけてたとか…」
実際は女性が落としたハンカチを拾ってあげていただけだし五年留年とかあり得ないでしょ?
そこまでいってたら普通高校は義務教育じゃないんだから退学とかあるでしょ?と呆れを通り越して笑ってしまう噂話が流れていた。
「まぁまぁいつものことじゃん。」
「見た目がそんなんだからだろぉ?」
「俺はっなんかこう…見た目からでもワイルドな感じになりたいと思ってな…」
「ほらもーそういうこと言うところがワイルドじゃないもん。」
「いいじゃないすかどう見られるかなんて!自分でかっこいいと思ってれば!!」
「こう言うのをワイルドと言う!」
「夕先輩流石!!カッコいい!!」
「ほんとか高尾ちゃん!!」
まぁまぁと旭先輩を慰めて入れば先生と潔子先輩に呼ばれたので駆け寄る。
「高尾さんはトレーナーで登録して置いたのでバッチではなく名札です。この中に資格のカードなんかを入れといてください。」
「あー了解です。」
「和樹ちゃん。なるべく1人での行動を避けてね。」
「え?ん?はい?分かりました。」
「うん。」
武田先生と話して入れば何故か潔子先輩と私の周りを囲むように威嚇して回る龍先輩と夕先輩。
潔子先輩が持っている資料でパコリと頭を叩いて終わらせた。
「やめなさい」
ふと周りを見て入れば噂されてるのは夕先輩と飛雄。
流石烏野の天才2人だ。
やっぱ有名選手はそれだけ噂されるのだろう。
飛雄は王様の単語が聞こえた瞬間鬼の形相で相手を睨んでたけど…。
「人がいっぱいだ!!うぉぉぉお!!!」
なんか翔陽は楽しそうだ。
「体育館でけえっそしてっエアーサロンパスの匂い!!」
「何言ってんだお前」
「この匂いって何となく大会って感じすんだよ」
「わかる!」
はしゃぐ翔陽に笑って入ればあたりがざわつく。
振り向けば伊達工の人達がやってきた。
その中でも青根さんが私を指差した後まっすぐ旭先輩を指差した。
「なんだてめー」
絡もうとした夕先輩は何も言わず真剣な表情で青根さんを見返す旭先輩に止められた。
「ちょいちょいちょい!やめっ。やめなさい。」
と青根さんの後ろから出てきたのは三年生の茂庭さんだ。
伊達工の主将さん。
「スミマセン!スミマセン」
「茂庭さん、青根さんこんにちは。」
「あ、高尾さん。こんにちは。」
「おい二口手伝えっ。」
必死にビクともしない青根さんの腕を下ろさせようと奮闘する茂庭さんがヘルプに読んだのは二年の二口さん。
「高尾ちゃーん。今日はうちのベンチに来ないの?」
「行きませんよ。今日も私は烏野ですか。」
「残念。スミマセンーこいつエースとわかるとロックオンする癖があって…だから今回も覚悟してくださいね。高尾ちゃんはいつでもうちにおいで?歓迎してやるから」
「絶対いきませんよ。偵察には行きますが…」
あの人ほんとしたたかだなーと思いながらも去っていく伊達工の選手たちにひらひらと手を振って入れば烏野陣営がグリンと一斉にこっちを振り向いた。
「高尾ちゃんベンチって何!?」
「どう言う関係だ!!?」
「あー偵察に行った時にベンチで練習試合を見せていただいたんですよ。向こうの三年生の茂庭さんが黒澤先生のお店に来て顔見知りだったのでお誘いいただきましたので…」
「知らない男の人について行っちゃダメ。」
「いや、潔子先輩かおみ「ダメだから。」
「はい…」
「それにしてもちょっとびっくりしたな…旭よく目をそらさなかったな…」
と旭先輩を見れば一気にドバッと汗をかいていたので驚いた。
「きっ緊張したっ…」
「なんでコートの外だとそんなに弱いんですか。」
「ノヤッさんオブラート」
「あ、当たり前だっ!!」
「あと俺は王様じゃねぇ」
「ギャァァァア」
朝から何やってんだか。
いつも通りの超人コンビ。
飛雄が翔陽の頭を片手でボールのように鷲掴みギリギリと指を食い込ませていた。
朝から元気だなおい。
「お~世界かーデカイなー」
「その為にはまずこの日本の東北6県の更にその中の1県の予選の1回戦。」
「ちゃんと勝たないとな~」
「「はざまーす!」」
「おはよ。翔陽飛雄。」
「期待してるからな変人コンビ!!」
「「おす!!!」」
返事はいい返事なのだが、良いのかそれで…変人コンビって言われてんぞ2人とも。
何はともあれ無事に部員全員が集合すれば武田先生がバスを回してくれた。
「よーし!忘れ物ない?出発するよー」
「お願いします。」
「「「しぁーす!」」」
みんなで運転してくださる武田先生に挨拶してから順に乗る。
翔陽を呼び止め何やら紙袋を見せる龍先輩を横目に先乗せてもらう。
あれ、翔陽用の袋だろう。
あの子乗り物酔いに弱いから。
私は乗り物にあんまり強くないから一番前の席の窓側に座れば何故か隣に飛雄ちゃんが座った。
「隣いいすか?」
「ん。どーぞ。」
「うす。」
隣に来たからといって特に話すことはないのかそわそわと落ち着きなく座ってるだけで話しかけては来ない。
音楽を聴こうとヘッドホンをつけて外を見て入ればあっという間に仙台市体育館に着いた。
インターハイバレーボール競技男子宮城県予選。
A・Bブロック及び決勝戦試合会場。
「もう白鳥沢のひとり勝ちだろォ」
「いや今年は青葉城西がヤバイらしいよ。」
「及川が三年になってから頭一つ抜けてるって」
「あと一年の伸びがスゲーんだってさ」
「いやーつっても伊達工のブロックには勝てないんじゃないの?」
「なんでこのブロックなんだよ。マジ勘弁…」
「えーとあとAブロックは…とり?とりの?」
「カラスノじゃね?」
「烏野?知ってる?」
「前まで強かったところじゃん?前までね。」
「今はなんかねーダサい異名がついてんだよ。」
「あっ」
なんか変な噂話してんなーと思いながら遠目に掲示板に貼られたトーナメント表の前に立つ他校の生徒の後ろ姿が見えた。
つーか声でかいよ君たち。
「えっ?どんな?」
「たしか…落ちた強豪飛べない烏。」
ぼーっと見て入ればみんながその人らを囲むように立つ。
っといってもここ入り口だから囲んだわけでもないんだけど…みんな顔怖いよ。
後ろでボート見て入れば潔子先輩にトンと背を押されたので置いていかれないようについていく。
「おいっちょ…やばい」
「え?」
「きた!烏野だ!」
「飛べない?何ですって?」
「コラ行くぞ…スミマセン。」
「あっイエ!!」
「すぐ絡まない。」
早速絡みにいった龍先輩は猫のように後ろ襟を掴まれていた。
流石大地先輩である。
「あ…」
「なんか黒い」
「高校生に見えないやつ混じってね?」
「あ…あれは!まさか!」
「?どした?」
「烏野のアズマネ!!」
「え?何誰?」
「北高のやつを手下使ってボコラしたとか」
本当は喧嘩現場に居合わせて警察を呼ぼうとその場にいた北高の人に訴えかけひたすら狼狽えていただけだ。
変に事実が湾曲されて噂されてるなーてか本人に聞こえてるんだけど…旭先輩泣きそうなんですけども…。
「路上でなんかやばいもの売りつけてたとか…」
実際は女性が落としたハンカチを拾ってあげていただけだし五年留年とかあり得ないでしょ?
そこまでいってたら普通高校は義務教育じゃないんだから退学とかあるでしょ?と呆れを通り越して笑ってしまう噂話が流れていた。
「まぁまぁいつものことじゃん。」
「見た目がそんなんだからだろぉ?」
「俺はっなんかこう…見た目からでもワイルドな感じになりたいと思ってな…」
「ほらもーそういうこと言うところがワイルドじゃないもん。」
「いいじゃないすかどう見られるかなんて!自分でかっこいいと思ってれば!!」
「こう言うのをワイルドと言う!」
「夕先輩流石!!カッコいい!!」
「ほんとか高尾ちゃん!!」
まぁまぁと旭先輩を慰めて入れば先生と潔子先輩に呼ばれたので駆け寄る。
「高尾さんはトレーナーで登録して置いたのでバッチではなく名札です。この中に資格のカードなんかを入れといてください。」
「あー了解です。」
「和樹ちゃん。なるべく1人での行動を避けてね。」
「え?ん?はい?分かりました。」
「うん。」
武田先生と話して入れば何故か潔子先輩と私の周りを囲むように威嚇して回る龍先輩と夕先輩。
潔子先輩が持っている資料でパコリと頭を叩いて終わらせた。
「やめなさい」
ふと周りを見て入れば噂されてるのは夕先輩と飛雄。
流石烏野の天才2人だ。
やっぱ有名選手はそれだけ噂されるのだろう。
飛雄は王様の単語が聞こえた瞬間鬼の形相で相手を睨んでたけど…。
「人がいっぱいだ!!うぉぉぉお!!!」
なんか翔陽は楽しそうだ。
「体育館でけえっそしてっエアーサロンパスの匂い!!」
「何言ってんだお前」
「この匂いって何となく大会って感じすんだよ」
「わかる!」
はしゃぐ翔陽に笑って入ればあたりがざわつく。
振り向けば伊達工の人達がやってきた。
その中でも青根さんが私を指差した後まっすぐ旭先輩を指差した。
「なんだてめー」
絡もうとした夕先輩は何も言わず真剣な表情で青根さんを見返す旭先輩に止められた。
「ちょいちょいちょい!やめっ。やめなさい。」
と青根さんの後ろから出てきたのは三年生の茂庭さんだ。
伊達工の主将さん。
「スミマセン!スミマセン」
「茂庭さん、青根さんこんにちは。」
「あ、高尾さん。こんにちは。」
「おい二口手伝えっ。」
必死にビクともしない青根さんの腕を下ろさせようと奮闘する茂庭さんがヘルプに読んだのは二年の二口さん。
「高尾ちゃーん。今日はうちのベンチに来ないの?」
「行きませんよ。今日も私は烏野ですか。」
「残念。スミマセンーこいつエースとわかるとロックオンする癖があって…だから今回も覚悟してくださいね。高尾ちゃんはいつでもうちにおいで?歓迎してやるから」
「絶対いきませんよ。偵察には行きますが…」
あの人ほんとしたたかだなーと思いながらも去っていく伊達工の選手たちにひらひらと手を振って入れば烏野陣営がグリンと一斉にこっちを振り向いた。
「高尾ちゃんベンチって何!?」
「どう言う関係だ!!?」
「あー偵察に行った時にベンチで練習試合を見せていただいたんですよ。向こうの三年生の茂庭さんが黒澤先生のお店に来て顔見知りだったのでお誘いいただきましたので…」
「知らない男の人について行っちゃダメ。」
「いや、潔子先輩かおみ「ダメだから。」
「はい…」
「それにしてもちょっとびっくりしたな…旭よく目をそらさなかったな…」
と旭先輩を見れば一気にドバッと汗をかいていたので驚いた。
「きっ緊張したっ…」
「なんでコートの外だとそんなに弱いんですか。」
「ノヤッさんオブラート」