2017.10.22 広島での出来事
「今日のライブも凄い楽しかったな〜!!」
「うははっ♪終わりたくない、って言ってたもんね、ジロウってば〜」
本日、アリーナツアーの広島公演二日目が終了した。終演後に東京に戻る予定であったのだが、大型の台風の影響で帰りの新幹線が運行を見合わせており、急遽もう一泊することになったのだ。
今は、ホテルの一室で俺とジロウが二人きりで今日のライブについてビール片手に盛り上がっているところだ。
「てゆーかさ、テッコ君!やっぱ、ババアはないでしょ!!」
「まだ言ってるの〜…早速ツイッターでそのネタがファンの子達の間で上がってたよ〜」
「当たり前だよっ!!」
そう言いながら、ジロウは俺の背中をバシバシ叩く。
「いたたたたっ…ライブ中は俺の事、後ろから蹴ろうとしてたよね〜」
俺が笑いながら返すと、ふとジロウは俺の背中を叩く手を止めた。
「?」
急に黙り込んだのでどうしたのかと顔を伺うと、ジロウは意地悪な少年のようにニヤッと口角を持ち上げた。
「…久しぶりにテッコ君をいじめたくなっちゃった♪」
「え?」
その言葉の意味が解らずにいると、ジロウは酔いの回った少し火照った顔を近付けてきて…
「んんぅっ…!!」
愛らしいその口唇を俺のものと重ねてキスをしてきたのだ。
「んー、んんっ!」
男のものとは思えない程の柔らかい感触が俺の口唇を支配する。息が苦しくなるまで押し付けられた口唇が少し離れたかと思うと、隙をついたかのように熱い舌が俺の口内に差し込まれた。
「んぁっ…!はぁっ、んんんっ…!んはぁっ…」
執拗に俺の舌を求めては絡ませてくる。俺は息をする暇もなかった。
「はあっ…!はぁっ、はぁっ…」
「ふふっ、可愛い…」
やっと口唇が解放されると、俺は酸素を取り戻そうと大きく息をした。突然の出来事に頭が真っ白になる。
「ちょっ、ジロウ!?」
「一晩、じっくりいじめてあげる…」
言いながらジロウは俺の中心部に触れ、いやらしい手付きで撫で回す。俺は頭が追い付いていないまま、床に押し倒されそうになった。
「ちょっ、無理ぃ…!」
身の危険を感じ、一気に熱が引いた俺は、精一杯の力でその行為を阻止してジロウから離れた。
「…つまんないの」
「っ…!おやすみっ!!」
俺はジロウの部屋のドアを勢い良く開け、その場を後にしたのだった…。
「うははっ♪終わりたくない、って言ってたもんね、ジロウってば〜」
本日、アリーナツアーの広島公演二日目が終了した。終演後に東京に戻る予定であったのだが、大型の台風の影響で帰りの新幹線が運行を見合わせており、急遽もう一泊することになったのだ。
今は、ホテルの一室で俺とジロウが二人きりで今日のライブについてビール片手に盛り上がっているところだ。
「てゆーかさ、テッコ君!やっぱ、ババアはないでしょ!!」
「まだ言ってるの〜…早速ツイッターでそのネタがファンの子達の間で上がってたよ〜」
「当たり前だよっ!!」
そう言いながら、ジロウは俺の背中をバシバシ叩く。
「いたたたたっ…ライブ中は俺の事、後ろから蹴ろうとしてたよね〜」
俺が笑いながら返すと、ふとジロウは俺の背中を叩く手を止めた。
「?」
急に黙り込んだのでどうしたのかと顔を伺うと、ジロウは意地悪な少年のようにニヤッと口角を持ち上げた。
「…久しぶりにテッコ君をいじめたくなっちゃった♪」
「え?」
その言葉の意味が解らずにいると、ジロウは酔いの回った少し火照った顔を近付けてきて…
「んんぅっ…!!」
愛らしいその口唇を俺のものと重ねてキスをしてきたのだ。
「んー、んんっ!」
男のものとは思えない程の柔らかい感触が俺の口唇を支配する。息が苦しくなるまで押し付けられた口唇が少し離れたかと思うと、隙をついたかのように熱い舌が俺の口内に差し込まれた。
「んぁっ…!はぁっ、んんんっ…!んはぁっ…」
執拗に俺の舌を求めては絡ませてくる。俺は息をする暇もなかった。
「はあっ…!はぁっ、はぁっ…」
「ふふっ、可愛い…」
やっと口唇が解放されると、俺は酸素を取り戻そうと大きく息をした。突然の出来事に頭が真っ白になる。
「ちょっ、ジロウ!?」
「一晩、じっくりいじめてあげる…」
言いながらジロウは俺の中心部に触れ、いやらしい手付きで撫で回す。俺は頭が追い付いていないまま、床に押し倒されそうになった。
「ちょっ、無理ぃ…!」
身の危険を感じ、一気に熱が引いた俺は、精一杯の力でその行為を阻止してジロウから離れた。
「…つまんないの」
「っ…!おやすみっ!!」
俺はジロウの部屋のドアを勢い良く開け、その場を後にしたのだった…。
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