夜伽
「…はっ、あぁっ」
ヒサシは毎晩毎晩、俺を抱くようになった
俺が仕事で疲れて帰ってきた時も、体調を崩してしまった時も、お構いなしに毎日俺を求めた
「もっと腰を沈めろ」
「そんなっ…無理ぃ…っ」
今日も、久々の収録の仕事で疲れて帰ったのに無理矢理押し倒された
今はヒサシの上に俺が跨がるような姿勢だ
腰の後ろで両手を固定されていて、自由が効かない
俺の両手にはヒサシがネットか何かで買ってきたんだろう、手錠が繋がれていた
「もっと腰を落とせ、奥まで入らないだろ」
「こんなっ…女みたいな格好…はぁっ、恥ずかしいよっ」
恥ずかしさと自由が効かず不安定な姿勢の為か、俺の体は小刻みに震えていた
「何言ってんだ」
俺の言葉に少し苛立ったようなヒサシは、俺の腰を掴んで一気に己を突き上げた
「ひゃぁぁぁっ!」
「カワイイ…」