アズカバンの囚人
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残りの夏休み、ナマエはハリーとともに毎日ダイアゴン横丁に繰り出した。ぶらぶら店を覗いて回ったり、カフェ・テラスに並んだ鮮やかなパラソルの下で食事をしたり、ハリーの宿題を手伝ったりした。
ハリーは、お気に入りの「高級クィディッチ用具店」にいつも行きたがった。ナマエは結局、一年生のときに、賢者の石が隠されている場所から脱出するときに箒に乗ったきり、一度も飛べた試しがなかったので、あまり興味をそそられなかった。しかし今日は、店の中で、何やら覗き込んでいる人集りが気になって、ハリーがその中に割り込んでいった。
興奮した魔法使いや魔女の中でぎゅうぎゅう揉まれながら、ハリーが消えていくのを遠巻きに眺めた。
「すごい箒だ!世界一速いんだって、ファイアボルトっていうんだ!」
ハリーはそれから毎日ファイアボルトを見に行きたがるので、ナマエはいい加減うんざりしていた。
「ナマエ、君も自分の箒があれば飛行術を練習する気になるんじゃない?」
「俺はもう、箒が必要ないんだよ」
ナマエはべえっと舌を出して、両手をパタパタさせた。ハリーは笑った。
「なあ、もういいだろ。教科書とか、必要なものを買いに行こうぜ」
「でも、君はもう用意してあるんでしょ?」
「ばか、あんたの分を買いに行こうって話だ」
訪れたフローリシュ・アンド・ブロッツ書店では、今度はナマエがハリーをうんざりさせた。
ナマエはハリーが目を離すとすぐに書棚の陰に消え、教科書とは無関係の本をパラパラめくっては「これは図書館になかったかも」「うわー、新書だな?見たことない説だ」と大きな独り言を呟いていた。
「僕の教科書はもうとっくに済んだよ、行こう」
「ハリーも何か欲しい本を見ればいいじゃないか」
「そんなのないよ、ハーマイオニーと二人でやってくれよ」
ハリーはため息をついた。
夏休み最後の日、着替えをすませ、ナマエは「どうしても最後にもう一度ファイアボルトを見たい」と訴えるハリーに連れられ、しぶしぶ外に出た。どこで昼食をとろうかと考えていると、誰かが大声でハリーとナマエの名前を呼んだ。
「ハリー!ナマエ!」
振り返るとそこに、ロンとハーマイオニーの二人がいた。フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラーのテラスに、二人とも座っていた。ロンはとてつもなくそばかすだらけに見えたし、ハーマイオニーはこんがり日焼けしていた。
ナマエとハリーは駆け寄って空いている席に座った。
「やっと会えた!」
ロンがにこにこしながら言った。
「僕たち『漏れ鍋』に行ったんだけど、もう出ちゃったって言われたんだ。フローリシュ・アンド・ブロッツにも行ってみたし、マダム・マルキンのとこにも、それで──」
「僕たちが『漏れ鍋』に泊まってるって、どうして知ってたの?」
ハリーが尋ねた。
「いや、ナマエもいるのは知らなかったんだ。でも、ハリーのことはパパから聞いた。君がおばさんを膨らませて、家出したって」
「ハリーが退学にならなかったことが驚きだわ」
ナマエは肩をすくめたが、ハリーは認めた。
「僕もそう思ってる。退学処分どころじゃない。僕、逮捕されるかと思った」
ハリーはロンのほうを見た。
「ファッジがどうして僕のことを見逃したのか、君のパパ、ご存知ないかな?」
「たぶん、君が君だからだ。違う?」
「──半分あってると思う」
ロンはおどけたように言ったが、ナマエが口を挟んだ。
「考えてもみろよ、ハリー。シリウス・ブラックが脱獄したんだぜ?例のあの人の一番の支持者だ。生き残った男の子にとんでもなく恨みを抱えてるに決まってる。そうなったら、ダンブルドアのいるホグワーツよりも安全な場所なんてない。なのに、わざわざ退学にさせるなんて、できるか?」
「たしかに……あなたって、論理的ね」
ハーマイオニーにそう言われて、ナマエは少し照れて頬杖をついた手で口元を隠した。
「──そういえば、これ。ありがとう、気に入った」
ナマエは思い出したように自分の首元を指差した。ハーマイオニーから届いたメダイがきらりと光った。
「ふふ、よかったわ」
ハーマイオニーは嬉しそうに笑った。ナマエはほっとした。ハーマイオニーからの手紙をシノビーが拾ってくれて本当によかったと心から思った。
「──まあ、今晩パパに直接聞いてみろよ。僕たちも、『漏れ鍋』に泊まるんだ!だから、明日は僕たちと一緒にキングズ・クロス駅に行ける!ハーマイオニーも一緒だ!」
「パパとママが今朝ここまで送ってくれたの」
「じゃ、新しい教科書とか、もう全部買ったの?」
ハリーがうれしそうに尋ねた。
「これ見てくれよ」
ロンが袋から細長い箱を引っ張り出し、開けて見せた。
「ピカピカの新品の杖。三十三センチ、柳の木、ユニコーンの尻尾の毛が一本入ってる。それに、僕たち二人とも教科書は全部そろえた」
「ハーマイオニー、それどうしたの?」
ハリーは、ハーマイオニーの隣の椅子を指差した。はちきれそうな袋が、一つどころか三つもある。
「ほら、私、あなたたちよりもたくさん新しい科目を取るでしょ?これ、その教科書よ。ね、ナマエもこのくらいあるんじゃない?」
「ああ、そうだけど……それじゃ運ぶのが大変だろ?俺はこうして──」
ナマエはハーマイオニーの教科書の袋の一つに杖を向けた。ハーマイオニーがはっとして、ナマエを遮った。
「待って!『検知不能拡大呪文』ね?それは決められたものにしか使っちゃいけないのよ!」
ナマエは杖を引っ込めたが、言い返した。
「教科書を運ぶくらい、悪用のうちに入らないだろ」
「何、その魔法?」
ハリーが尋ねた。
「ロンのパパがあの車にかけてた魔法だよ。あとは……そう、ホグワーツのトランク。見た目よりもたくさん入るだろ?」
「ナマエ、魔法省によって許可された物にしか使っちゃいけないのよ」
「わかった、わかったってば」
ハーマイオニーは疑わしそうにナマエを見たが、ふう、と一息ついてから話題を変えた。
「──私、まだ十ガリオン残ってるわ。私の誕生日、九月なんだけど、自分でひと足早くプレゼントを買いなさいって、パパとママがお小遣いをくださったの」
「素敵なご本はいかが?」
ロンが無邪気に言った。
ナマエは不服そうな顔をしたのでハリーが笑った。ハーマイオニーは落ち着きはらって言った。
「私、とってもふくろうがほしいの。だって、ハリーにはヘドウィグがいるし、ロンにはエロールが──」
「僕のじゃない」
ロンが言った。
「エロールは家族全員のふくろうなんだ。僕にはスキャバーズしかいない」
ロンはポケットからペットのネズミを引っ張り出した。
「こいつをよく診てもらわなきゃ。どうも、エジプトの水が合わなかったらしくて」
ロンがスキャバーズをテーブルに置いた。 スキャバーズはいつもよりやせて見えたし、ヒゲは見るからにだらりとしていた。
ナマエはスキャバーズの小さな頭をを人差し指で撫でながら言った。
「こいつ、いくつだ?もう寿命なんじゃないか?」
「わからないよ。かなり歳だ。でも、エジプトに行くまでは元気だったんだ」
「すぐそこに『魔法動物ペットショップ』があるよ」
ハリーはダイアゴン横丁のことなら、もう何でも知っていた。
四人はアイスクリームの代金を払い、道路を渡って「魔法動物ペットショップ」に向かった。
ナマエは店には入らずに外で待っていた。店内は外から見てもわかるほど一分の隙もなくびっしりとケージで覆われていて、なんだか落ち着かなかった。
しばらくぼうっと店の窓からヒキガエルや大きなカメを眺めていると、突然「スキャバーズ!」とロンが叫ぶ声が店の中から聞こえてきた。と、同時に、スキャバーズが飛び出してきた。ナマエは危うくスキャバーズを踏みつけそうになり、慌てて飛び退きながら杖を出した。
「イモービラス!」
ナマエの呪文はスキャバーズに命中し、スキャバーズの動きはスローモーションのように遅くなった。
「スキャバーズ!」
店からロンとハリーが飛び出してきた。ナマエはスキャバーズを抱き上げてロンに渡した。
「どうしたんだ?注射が嫌いなのか?スキャバーズは」
「違う、化け猫に襲われたんだ。かわいそうに……」
ロンは震えているスキャバーズをポケットに押し込んだ。
ちょうどそのとき、中からハーマイオニーが出てきた。しかし、ふくろうを持ってはいなかった。両腕にしっかり抱きしめていたのは巨大な赤猫だった。
「──化け猫ってのは、まさかあいつ?」
ナマエが尋ねたが、ロンは口をあんぐり開けていた。
「この子、素敵でしょう、ね?クルックシャンクス」
ハーマイオニーは得意満面だった。
ハリーは同意しかねるといった様子で曖昧に笑っていた。
赤味がかったオレンジ色の毛がたっぷりとしてふわふわだったが、どう見てもちょっとガニ股だったし、気難しそうな顔がおかしな具合につぶれていた。まるで、レンガの壁に正面衝突したみたいだった。
猫はハーマイオニーの腕の中で、満足げにゴロゴロ甘え声を出していた。
ハリーは、お気に入りの「高級クィディッチ用具店」にいつも行きたがった。ナマエは結局、一年生のときに、賢者の石が隠されている場所から脱出するときに箒に乗ったきり、一度も飛べた試しがなかったので、あまり興味をそそられなかった。しかし今日は、店の中で、何やら覗き込んでいる人集りが気になって、ハリーがその中に割り込んでいった。
興奮した魔法使いや魔女の中でぎゅうぎゅう揉まれながら、ハリーが消えていくのを遠巻きに眺めた。
「すごい箒だ!世界一速いんだって、ファイアボルトっていうんだ!」
ハリーはそれから毎日ファイアボルトを見に行きたがるので、ナマエはいい加減うんざりしていた。
「ナマエ、君も自分の箒があれば飛行術を練習する気になるんじゃない?」
「俺はもう、箒が必要ないんだよ」
ナマエはべえっと舌を出して、両手をパタパタさせた。ハリーは笑った。
「なあ、もういいだろ。教科書とか、必要なものを買いに行こうぜ」
「でも、君はもう用意してあるんでしょ?」
「ばか、あんたの分を買いに行こうって話だ」
訪れたフローリシュ・アンド・ブロッツ書店では、今度はナマエがハリーをうんざりさせた。
ナマエはハリーが目を離すとすぐに書棚の陰に消え、教科書とは無関係の本をパラパラめくっては「これは図書館になかったかも」「うわー、新書だな?見たことない説だ」と大きな独り言を呟いていた。
「僕の教科書はもうとっくに済んだよ、行こう」
「ハリーも何か欲しい本を見ればいいじゃないか」
「そんなのないよ、ハーマイオニーと二人でやってくれよ」
ハリーはため息をついた。
夏休み最後の日、着替えをすませ、ナマエは「どうしても最後にもう一度ファイアボルトを見たい」と訴えるハリーに連れられ、しぶしぶ外に出た。どこで昼食をとろうかと考えていると、誰かが大声でハリーとナマエの名前を呼んだ。
「ハリー!ナマエ!」
振り返るとそこに、ロンとハーマイオニーの二人がいた。フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラーのテラスに、二人とも座っていた。ロンはとてつもなくそばかすだらけに見えたし、ハーマイオニーはこんがり日焼けしていた。
ナマエとハリーは駆け寄って空いている席に座った。
「やっと会えた!」
ロンがにこにこしながら言った。
「僕たち『漏れ鍋』に行ったんだけど、もう出ちゃったって言われたんだ。フローリシュ・アンド・ブロッツにも行ってみたし、マダム・マルキンのとこにも、それで──」
「僕たちが『漏れ鍋』に泊まってるって、どうして知ってたの?」
ハリーが尋ねた。
「いや、ナマエもいるのは知らなかったんだ。でも、ハリーのことはパパから聞いた。君がおばさんを膨らませて、家出したって」
「ハリーが退学にならなかったことが驚きだわ」
ナマエは肩をすくめたが、ハリーは認めた。
「僕もそう思ってる。退学処分どころじゃない。僕、逮捕されるかと思った」
ハリーはロンのほうを見た。
「ファッジがどうして僕のことを見逃したのか、君のパパ、ご存知ないかな?」
「たぶん、君が君だからだ。違う?」
「──半分あってると思う」
ロンはおどけたように言ったが、ナマエが口を挟んだ。
「考えてもみろよ、ハリー。シリウス・ブラックが脱獄したんだぜ?例のあの人の一番の支持者だ。生き残った男の子にとんでもなく恨みを抱えてるに決まってる。そうなったら、ダンブルドアのいるホグワーツよりも安全な場所なんてない。なのに、わざわざ退学にさせるなんて、できるか?」
「たしかに……あなたって、論理的ね」
ハーマイオニーにそう言われて、ナマエは少し照れて頬杖をついた手で口元を隠した。
「──そういえば、これ。ありがとう、気に入った」
ナマエは思い出したように自分の首元を指差した。ハーマイオニーから届いたメダイがきらりと光った。
「ふふ、よかったわ」
ハーマイオニーは嬉しそうに笑った。ナマエはほっとした。ハーマイオニーからの手紙をシノビーが拾ってくれて本当によかったと心から思った。
「──まあ、今晩パパに直接聞いてみろよ。僕たちも、『漏れ鍋』に泊まるんだ!だから、明日は僕たちと一緒にキングズ・クロス駅に行ける!ハーマイオニーも一緒だ!」
「パパとママが今朝ここまで送ってくれたの」
「じゃ、新しい教科書とか、もう全部買ったの?」
ハリーがうれしそうに尋ねた。
「これ見てくれよ」
ロンが袋から細長い箱を引っ張り出し、開けて見せた。
「ピカピカの新品の杖。三十三センチ、柳の木、ユニコーンの尻尾の毛が一本入ってる。それに、僕たち二人とも教科書は全部そろえた」
「ハーマイオニー、それどうしたの?」
ハリーは、ハーマイオニーの隣の椅子を指差した。はちきれそうな袋が、一つどころか三つもある。
「ほら、私、あなたたちよりもたくさん新しい科目を取るでしょ?これ、その教科書よ。ね、ナマエもこのくらいあるんじゃない?」
「ああ、そうだけど……それじゃ運ぶのが大変だろ?俺はこうして──」
ナマエはハーマイオニーの教科書の袋の一つに杖を向けた。ハーマイオニーがはっとして、ナマエを遮った。
「待って!『検知不能拡大呪文』ね?それは決められたものにしか使っちゃいけないのよ!」
ナマエは杖を引っ込めたが、言い返した。
「教科書を運ぶくらい、悪用のうちに入らないだろ」
「何、その魔法?」
ハリーが尋ねた。
「ロンのパパがあの車にかけてた魔法だよ。あとは……そう、ホグワーツのトランク。見た目よりもたくさん入るだろ?」
「ナマエ、魔法省によって許可された物にしか使っちゃいけないのよ」
「わかった、わかったってば」
ハーマイオニーは疑わしそうにナマエを見たが、ふう、と一息ついてから話題を変えた。
「──私、まだ十ガリオン残ってるわ。私の誕生日、九月なんだけど、自分でひと足早くプレゼントを買いなさいって、パパとママがお小遣いをくださったの」
「素敵なご本はいかが?」
ロンが無邪気に言った。
ナマエは不服そうな顔をしたのでハリーが笑った。ハーマイオニーは落ち着きはらって言った。
「私、とってもふくろうがほしいの。だって、ハリーにはヘドウィグがいるし、ロンにはエロールが──」
「僕のじゃない」
ロンが言った。
「エロールは家族全員のふくろうなんだ。僕にはスキャバーズしかいない」
ロンはポケットからペットのネズミを引っ張り出した。
「こいつをよく診てもらわなきゃ。どうも、エジプトの水が合わなかったらしくて」
ロンがスキャバーズをテーブルに置いた。 スキャバーズはいつもよりやせて見えたし、ヒゲは見るからにだらりとしていた。
ナマエはスキャバーズの小さな頭をを人差し指で撫でながら言った。
「こいつ、いくつだ?もう寿命なんじゃないか?」
「わからないよ。かなり歳だ。でも、エジプトに行くまでは元気だったんだ」
「すぐそこに『魔法動物ペットショップ』があるよ」
ハリーはダイアゴン横丁のことなら、もう何でも知っていた。
四人はアイスクリームの代金を払い、道路を渡って「魔法動物ペットショップ」に向かった。
ナマエは店には入らずに外で待っていた。店内は外から見てもわかるほど一分の隙もなくびっしりとケージで覆われていて、なんだか落ち着かなかった。
しばらくぼうっと店の窓からヒキガエルや大きなカメを眺めていると、突然「スキャバーズ!」とロンが叫ぶ声が店の中から聞こえてきた。と、同時に、スキャバーズが飛び出してきた。ナマエは危うくスキャバーズを踏みつけそうになり、慌てて飛び退きながら杖を出した。
「イモービラス!」
ナマエの呪文はスキャバーズに命中し、スキャバーズの動きはスローモーションのように遅くなった。
「スキャバーズ!」
店からロンとハリーが飛び出してきた。ナマエはスキャバーズを抱き上げてロンに渡した。
「どうしたんだ?注射が嫌いなのか?スキャバーズは」
「違う、化け猫に襲われたんだ。かわいそうに……」
ロンは震えているスキャバーズをポケットに押し込んだ。
ちょうどそのとき、中からハーマイオニーが出てきた。しかし、ふくろうを持ってはいなかった。両腕にしっかり抱きしめていたのは巨大な赤猫だった。
「──化け猫ってのは、まさかあいつ?」
ナマエが尋ねたが、ロンは口をあんぐり開けていた。
「この子、素敵でしょう、ね?クルックシャンクス」
ハーマイオニーは得意満面だった。
ハリーは同意しかねるといった様子で曖昧に笑っていた。
赤味がかったオレンジ色の毛がたっぷりとしてふわふわだったが、どう見てもちょっとガニ股だったし、気難しそうな顔がおかしな具合につぶれていた。まるで、レンガの壁に正面衝突したみたいだった。
猫はハーマイオニーの腕の中で、満足げにゴロゴロ甘え声を出していた。