アズカバンの囚人
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次の日、ごうごうという風の唸り声で目が覚めた。ナマエは欠伸をしながら薄く目を開けると、窓には雨が打ちつけ、雷がゴロゴロと光った。
今日は十時から、グリフィンドール対ハッフルパフのクィディッチの試合だった。ナマエは今まで欠かさずハリーの応援をしていたが、今日の嵐の中を観戦するのは正直に言えば億劫だった。それに、ロンとハーマイオニーに顔を合わせるのがなんとなく気まずかった。アンソニー、テリー、特にマイケルは、城から出たがらないナマエを急かした。
「ちょっとぐらいの雨、気にするなよ」
しかし、雨は「ちょっとぐらい」どころではなかった。それでも、なにしろ大人気のクィディッチのことなので、学校中がいつものように試合を見に外に出た。荒れ狂う風に向かってみんな頭を低く下げ、競技場までの芝生を駆け抜けた。校庭では、暴れ柳雨風を叩くように枝をぶんぶん振り回していた。すると突然、暴れ柳の枝が風に逆らうのをやめた。
ナマエはふと、雨に打たれながら暴れ柳を見た。──大きな黒い犬が、木のこぶに前足を乗せていた。ナマエはあっと声を上げた。
「あれは──なあ!おい、マイケル!あれが見えるか?」
ナマエの声は風にかき消された。振り返ると、すでにみんな競技場に行ってしまっていた。
──あれは、ハリーの言っていた死神犬じゃないか?
ナマエは、死神犬の迷信を否定しながらも、どこか不吉な気分になっていた。ナマエはもう一度校庭をじっと見た。一分ほど必死で見回し、その姿を見つけた。今度は「森」の際に沿って歩いていた。ナマエは、あたりの生徒がみんな競技場に向かったことを確認して、カササギに変身した。犬に気付かれないように空から近づこうとしたが、あまりの風の強さに一瞬で吹き飛ばされてしまった。
ナマエは咄嗟に人の姿に戻って、芝生の上にびしゃりと墜落した。泥まみれのびしょ濡れになりながら、なんとか暴れ柳に近づいた。
「くそっ、見失った!」
ナマエは暴れ柳の辺りを急いで見回したが、風と雨が芝生を波打たせているだけだった。
すると、頭上で風を切るような音がして、何かが暴れ柳に激突した。そして、その拍子に暴れ柳が再び枝をぶんぶんと凶暴に振り回し始めた。
ナマエは慌てて木から飛び退いて、地面に伏せた。頭上でバキバキと何かが折れる不穏な音が響いて、ナマエの頭に木片がパラパラと降り注いだ。ナマエは木片の一つを手に取ってよく見た。
──粉々になったのは、ハリーのニンバス2000だった。
「ナマエ!なんで泥まみれなんだ?どこにいた?」
ぞろぞろと競技場から出てくる生徒の群れから、マイケルたち三人がナマエを見つけて駆け寄った。城の中に入って、四人は自分たちの服を絞ったり杖で乾かしたりした。
「風で吹っ飛ばされて転んだ……」
嘘ではなかった。しかし、そんなことはどうでも良いというようにテリーが言った。
「なあ!大変だったんだぞ、吸魂鬼が来て、ハリー・ポッターが箒から落ちたんだ!」
「吸魂鬼が?」
ナマエが繰り返した。主人を失ったニンバスが飛んできたことに合点がいった。
「うん。吸魂鬼が学校の敷地に入ってきたもんだから、校長はかなり怒っていたよ」
アンソニーが言った。
「ハリーが落ちる前に、セドリック・ディゴリーがスニッチを取った。ハッフルパフの勝ちだ──それ、何持ってるんだ?」
マイケルが、ナマエが脇に抱えている泥だらけのローブを指差した。
「これ、暴れ柳に突っ込んできた……ハリーのニンバスだと思う」
ナマエは、無惨に破壊されたニンバスの欠片をかき集めてローブにくるんでいた。中身を見せると、三人は呻き声を出した。
「うわあ……これはもう直せないな」
マイケルが残念そうに言った。
「俺、ハリーに渡してくるよ。医務室に行ってくる」
ナマエはそう言って小走りで医務室に向かった。ちょうど、グリフィンドールの生徒たちが医務室からわらわらと出てくるところだった。
「ナマエ!」
目を真っ赤に腫らしたハーマイオニーが、ナマエに気がついて駆け寄ってきた。ロンも一緒だ。
「ハリーが箒から落ちたの、二十メートルくらいの高さから──」
「もちろん、無事だよな?」
ナマエが急いで聞くと、ハーマイオニーが頷いた。しかし、ロンはとげとげしくナマエを睨んだ。
「君は試合も見ずに、今まで一体何してたわけ?」
ロンとナマエの間に、ぴりっと緊張感が漂った。ナマエはむっとロンを睨んだ。
「……あんたがそういう態度なら──」
ハーマイオニーが心配そうに二人の様子をちらりと見たので、ナマエは言葉を切って、「はあ」とため息をついた。
「──これ、暴れ柳に飛んできたんだ」
ナマエはそう言って、ローブを広げて、無惨なニンバス2000の残骸を見せた。ロンとハーマイオニーは思わず小さな悲鳴をあげた。
「──行きましょう、ロン」
ロンが何か言う前に、ハーマイオニーがロンを引っ張って足早にその場を去った。
医務室に入ると、マダム・ポンフリーが、どろどろの床を掃除しながらぶつぶつとぼやいていた。気づかれないように静かにベッドに向かうと、お馴染みの様子でハリーが横になっていた。
「ハリー!大丈夫か?」
ナマエが声をかけると、ハリーは暗い顔で身を起こした。
「ナマエ……」
ハリーはちらりと周りを見てから、声を低くして言った。
「漏れ鍋で泊まった時に、街で死神犬を見たって話をしたの、覚えてる?」
「ああ」
「そいつが、観客席にいたんだ。……君やハーマイオニーは、死神犬なんてただの犬だっていうけど、やっぱり──」
「ハリー。俺も、その犬を見た」
ハリーは、ナマエの言葉に目を丸くした。
「暴れ柳の近くで見たんだ。近づこうとしたら見失って、それで、近くを探してたんだ。……そしたら……えーと、こいつが飛んできて……暴れ柳に──」
ナマエはローブを逆さまにして、中身をベッドの上に空けた。粉々になった木の切れ端が、小枝が、散らばり出た。ハリーの忠実な、そしてついに敗北して散った、ニンバスの亡骸だった。
「一応、試してみるけど……」
ナマエは、散らばったニンバスの欠片におずおずと杖を向けて、「レパロ」と唱えた。木片がふるりと震えたが、何も起こらなかった。
ハリーは声にならない呻き声をあげた。
そのとき、マダム・ポンフリーがナマエの後ろからぬっと現れた。
「まだいたんですか?面会は終わりだと言ったでしょう!」
「俺は今来たばっかりで──」
「この子は休息が必要なんです!さあ、さあ!」
ナマエはあれよあれよと医務室を追い出されてしまった。
ハリーはその週末いっぱい、病室に泊まっていた。ナマエはカササギの姿になって、窓から医務室の様子を伺った。たくさんの見舞いのプレゼントに混じって、ニンバス2000の亡骸がベッドの脇に置いてあった。夜以外はほとんど、ロンとハーマイオニーがつきっきりだったので、ナマエは二人が帰るのを待ってから見舞いに行った。しかし、ハリーの落ち込みようは尋常ではなかった。
「……ハリー、元気出せよ。今まで試合に負けたことないほうが異常だったんだ」
「そうだね、平気だよ。僕のせいで試合に負けて、グリフィンドールの優勝はほぼ無理だ。箒から落ちて、その上箒は折れちゃって……僕だけ、吸魂鬼を見ると気絶して、死神犬を見るたびに死にかけるくらい、どうってことない」
ハリーは自分に降りかかった不幸を指折り数えながら言った。
「君だって、死神犬を見たから暴れ柳に殺されかけてた」
「じゃあ、死ぬときゃ一緒だな」
ナマエはへらっと笑いかけたが、ハリーの顔は晴れなかった。ナマエが黙っていると、ハリーがゆっくり口を開いた。
「……まね妖怪が吸魂鬼になるんだ。吸魂鬼が近づくと、女の人の叫び声が聞こえる。そのせいで──母さんがヴォルデモートに殺されたときの悲鳴が、ヴォルデモートの笑い声が、ずっと頭にこびりついてるんだ」
ナマエは、ハリーから突然出てきたヴォルデモートの名前に少したじろいだ。ハリーは無視して続けた。
「これからずっと、母さんの死に際を思い出して、死神犬が僕を殺すまでずっと怯えていかなきゃいけないなんて、僕──」
「あんたも俺も、犬っころなんかに殺されたりしない。自分で言ってたじゃないか」
ナマエは、ハリーの顔を見て言った。そのあと一瞬、額の傷を見た。
「……吸魂鬼は、守護霊の呪文で追い払える」
「守護霊の呪文?」
ハリーの声が、医務室にきてから初めて少し明るくなった。ナマエは続けた。
「俺はまだ成功したことがない。難しいんだ、かなり。ルーピン先生なら教えられるかもしれない」
ナマエはハリーを元気づけるように笑った。
「あと、犬は俺が捕まえて、連れてきてやる。ただの犬だって証明してやるさ──俺だって、犬の影に殺されるなんてまっぴらだしな」
ナマエは、結局シリウス・ブラックがハリーの両親を裏切ったことをハリーに言い出せなかった。母親の今際の叫びにうなされているハリーに、とてもそんな話をする気にはなれなかった。
今日は十時から、グリフィンドール対ハッフルパフのクィディッチの試合だった。ナマエは今まで欠かさずハリーの応援をしていたが、今日の嵐の中を観戦するのは正直に言えば億劫だった。それに、ロンとハーマイオニーに顔を合わせるのがなんとなく気まずかった。アンソニー、テリー、特にマイケルは、城から出たがらないナマエを急かした。
「ちょっとぐらいの雨、気にするなよ」
しかし、雨は「ちょっとぐらい」どころではなかった。それでも、なにしろ大人気のクィディッチのことなので、学校中がいつものように試合を見に外に出た。荒れ狂う風に向かってみんな頭を低く下げ、競技場までの芝生を駆け抜けた。校庭では、暴れ柳雨風を叩くように枝をぶんぶん振り回していた。すると突然、暴れ柳の枝が風に逆らうのをやめた。
ナマエはふと、雨に打たれながら暴れ柳を見た。──大きな黒い犬が、木のこぶに前足を乗せていた。ナマエはあっと声を上げた。
「あれは──なあ!おい、マイケル!あれが見えるか?」
ナマエの声は風にかき消された。振り返ると、すでにみんな競技場に行ってしまっていた。
──あれは、ハリーの言っていた死神犬じゃないか?
ナマエは、死神犬の迷信を否定しながらも、どこか不吉な気分になっていた。ナマエはもう一度校庭をじっと見た。一分ほど必死で見回し、その姿を見つけた。今度は「森」の際に沿って歩いていた。ナマエは、あたりの生徒がみんな競技場に向かったことを確認して、カササギに変身した。犬に気付かれないように空から近づこうとしたが、あまりの風の強さに一瞬で吹き飛ばされてしまった。
ナマエは咄嗟に人の姿に戻って、芝生の上にびしゃりと墜落した。泥まみれのびしょ濡れになりながら、なんとか暴れ柳に近づいた。
「くそっ、見失った!」
ナマエは暴れ柳の辺りを急いで見回したが、風と雨が芝生を波打たせているだけだった。
すると、頭上で風を切るような音がして、何かが暴れ柳に激突した。そして、その拍子に暴れ柳が再び枝をぶんぶんと凶暴に振り回し始めた。
ナマエは慌てて木から飛び退いて、地面に伏せた。頭上でバキバキと何かが折れる不穏な音が響いて、ナマエの頭に木片がパラパラと降り注いだ。ナマエは木片の一つを手に取ってよく見た。
──粉々になったのは、ハリーのニンバス2000だった。
「ナマエ!なんで泥まみれなんだ?どこにいた?」
ぞろぞろと競技場から出てくる生徒の群れから、マイケルたち三人がナマエを見つけて駆け寄った。城の中に入って、四人は自分たちの服を絞ったり杖で乾かしたりした。
「風で吹っ飛ばされて転んだ……」
嘘ではなかった。しかし、そんなことはどうでも良いというようにテリーが言った。
「なあ!大変だったんだぞ、吸魂鬼が来て、ハリー・ポッターが箒から落ちたんだ!」
「吸魂鬼が?」
ナマエが繰り返した。主人を失ったニンバスが飛んできたことに合点がいった。
「うん。吸魂鬼が学校の敷地に入ってきたもんだから、校長はかなり怒っていたよ」
アンソニーが言った。
「ハリーが落ちる前に、セドリック・ディゴリーがスニッチを取った。ハッフルパフの勝ちだ──それ、何持ってるんだ?」
マイケルが、ナマエが脇に抱えている泥だらけのローブを指差した。
「これ、暴れ柳に突っ込んできた……ハリーのニンバスだと思う」
ナマエは、無惨に破壊されたニンバスの欠片をかき集めてローブにくるんでいた。中身を見せると、三人は呻き声を出した。
「うわあ……これはもう直せないな」
マイケルが残念そうに言った。
「俺、ハリーに渡してくるよ。医務室に行ってくる」
ナマエはそう言って小走りで医務室に向かった。ちょうど、グリフィンドールの生徒たちが医務室からわらわらと出てくるところだった。
「ナマエ!」
目を真っ赤に腫らしたハーマイオニーが、ナマエに気がついて駆け寄ってきた。ロンも一緒だ。
「ハリーが箒から落ちたの、二十メートルくらいの高さから──」
「もちろん、無事だよな?」
ナマエが急いで聞くと、ハーマイオニーが頷いた。しかし、ロンはとげとげしくナマエを睨んだ。
「君は試合も見ずに、今まで一体何してたわけ?」
ロンとナマエの間に、ぴりっと緊張感が漂った。ナマエはむっとロンを睨んだ。
「……あんたがそういう態度なら──」
ハーマイオニーが心配そうに二人の様子をちらりと見たので、ナマエは言葉を切って、「はあ」とため息をついた。
「──これ、暴れ柳に飛んできたんだ」
ナマエはそう言って、ローブを広げて、無惨なニンバス2000の残骸を見せた。ロンとハーマイオニーは思わず小さな悲鳴をあげた。
「──行きましょう、ロン」
ロンが何か言う前に、ハーマイオニーがロンを引っ張って足早にその場を去った。
医務室に入ると、マダム・ポンフリーが、どろどろの床を掃除しながらぶつぶつとぼやいていた。気づかれないように静かにベッドに向かうと、お馴染みの様子でハリーが横になっていた。
「ハリー!大丈夫か?」
ナマエが声をかけると、ハリーは暗い顔で身を起こした。
「ナマエ……」
ハリーはちらりと周りを見てから、声を低くして言った。
「漏れ鍋で泊まった時に、街で死神犬を見たって話をしたの、覚えてる?」
「ああ」
「そいつが、観客席にいたんだ。……君やハーマイオニーは、死神犬なんてただの犬だっていうけど、やっぱり──」
「ハリー。俺も、その犬を見た」
ハリーは、ナマエの言葉に目を丸くした。
「暴れ柳の近くで見たんだ。近づこうとしたら見失って、それで、近くを探してたんだ。……そしたら……えーと、こいつが飛んできて……暴れ柳に──」
ナマエはローブを逆さまにして、中身をベッドの上に空けた。粉々になった木の切れ端が、小枝が、散らばり出た。ハリーの忠実な、そしてついに敗北して散った、ニンバスの亡骸だった。
「一応、試してみるけど……」
ナマエは、散らばったニンバスの欠片におずおずと杖を向けて、「レパロ」と唱えた。木片がふるりと震えたが、何も起こらなかった。
ハリーは声にならない呻き声をあげた。
そのとき、マダム・ポンフリーがナマエの後ろからぬっと現れた。
「まだいたんですか?面会は終わりだと言ったでしょう!」
「俺は今来たばっかりで──」
「この子は休息が必要なんです!さあ、さあ!」
ナマエはあれよあれよと医務室を追い出されてしまった。
ハリーはその週末いっぱい、病室に泊まっていた。ナマエはカササギの姿になって、窓から医務室の様子を伺った。たくさんの見舞いのプレゼントに混じって、ニンバス2000の亡骸がベッドの脇に置いてあった。夜以外はほとんど、ロンとハーマイオニーがつきっきりだったので、ナマエは二人が帰るのを待ってから見舞いに行った。しかし、ハリーの落ち込みようは尋常ではなかった。
「……ハリー、元気出せよ。今まで試合に負けたことないほうが異常だったんだ」
「そうだね、平気だよ。僕のせいで試合に負けて、グリフィンドールの優勝はほぼ無理だ。箒から落ちて、その上箒は折れちゃって……僕だけ、吸魂鬼を見ると気絶して、死神犬を見るたびに死にかけるくらい、どうってことない」
ハリーは自分に降りかかった不幸を指折り数えながら言った。
「君だって、死神犬を見たから暴れ柳に殺されかけてた」
「じゃあ、死ぬときゃ一緒だな」
ナマエはへらっと笑いかけたが、ハリーの顔は晴れなかった。ナマエが黙っていると、ハリーがゆっくり口を開いた。
「……まね妖怪が吸魂鬼になるんだ。吸魂鬼が近づくと、女の人の叫び声が聞こえる。そのせいで──母さんがヴォルデモートに殺されたときの悲鳴が、ヴォルデモートの笑い声が、ずっと頭にこびりついてるんだ」
ナマエは、ハリーから突然出てきたヴォルデモートの名前に少したじろいだ。ハリーは無視して続けた。
「これからずっと、母さんの死に際を思い出して、死神犬が僕を殺すまでずっと怯えていかなきゃいけないなんて、僕──」
「あんたも俺も、犬っころなんかに殺されたりしない。自分で言ってたじゃないか」
ナマエは、ハリーの顔を見て言った。そのあと一瞬、額の傷を見た。
「……吸魂鬼は、守護霊の呪文で追い払える」
「守護霊の呪文?」
ハリーの声が、医務室にきてから初めて少し明るくなった。ナマエは続けた。
「俺はまだ成功したことがない。難しいんだ、かなり。ルーピン先生なら教えられるかもしれない」
ナマエはハリーを元気づけるように笑った。
「あと、犬は俺が捕まえて、連れてきてやる。ただの犬だって証明してやるさ──俺だって、犬の影に殺されるなんてまっぴらだしな」
ナマエは、結局シリウス・ブラックがハリーの両親を裏切ったことをハリーに言い出せなかった。母親の今際の叫びにうなされているハリーに、とてもそんな話をする気にはなれなかった。
