成歩堂の名の宿命を背負わせてくれよ
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「成歩堂の名の宿命、私にも背負わせてよ」
「……そ、それ、どういう意味で言ってるの」
「どういう意味で言ってると思う?」
「……はあ。またぼくのことからかってるな」
「からかってるつもりはないんだけどな」
「はいはい。何に影響されたんだい?」
「これ。ご先祖様のCM。『事件の容疑者になってしまうのも、成歩堂の名の宿命か!?』って」
「ああ、なるほどね。急にヘンなこと言われるとドキッとするからやめてくれないかなあ」
「私も欲しいんだもん、成歩堂の名の宿命」
「悪いけど、殺人事件の容疑者になっちまう宿命なんか背負わせてあげられないよ」
「えー……」
「……代わりに、成歩堂の名だけあげようか」
「……そ、それ、どういう意味で言ってるの」
「どういう意味で言ってると思う?」
「……私、そういうの忘れないからね。貰っちゃうよ」
「いいよ。そのうち、ね」
「あーあ、打ち合わせの間のちょっとした休憩でこれだもんなあ」
「真宵クン……彼らはいつもああなのか?」
「そうですよー、御剣検事は初めて見ました?」
「あ、ああ。……だが、もう見たくないものだな、幼なじみが彼女に腑抜けている姿など。…………気まずい」
「カフェの打ち合わせ、ナルホドくん抜きでいいと思うんですよね、あたし」
「うム、検察側に異議はない」
「弁護側も異議なーし! 閉廷!」
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