私がもっと、強かったら
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−No side−
『……んー…あれ、もう朝……?』
沙羅は自室のベットの上で目を覚ました
枕元に置いてあった携帯電話に手を伸ばし、
表示された時間を見る。
PM 16:14
『そっか、私あのまま寝ちゃったのか……って、もう夕方じゃん!?』
沙羅は眠って体力を回復するため
疲れを長期間溜め込んだり
強い力を使ったりした後は
決まって長い間寝込んでしまう。
_________新着メッセージがあります
そして、携帯電話の画面には
一件の通知が来ていた。
『電話じゃなくてメッセージなんて珍しい…何だろう?』
なんだか少し嫌な予感がして、
ガバッと布団から起き上がる
メッセージを開けば、
送り主の所には太宰治と表示されていた
-------------
_______おはよう、沙羅
突然で悪いけど、
急いでいるから単刀直入に言うね。
洋食屋の店主と、
織田作の養っていた孤児達が
ミミックによって殺された
そして織田作は一人でミミックの元へ向かった
救援許可は貰ったから、私も其処へ向かう
-------------
『は……。え、?』
え、いや、え?
意味が分からない
殺された…?
死人が出た…?
織田作が一人で向かったから
治も其処へ向かう???
一度に入ってくる情報量が多すぎて
沙羅はメッセージの内容をもう一度読み返す
『…私が呑気に寝ている間に、何があったっていうの…?
………早く行かないと。』
沙羅は急いでベットから降りると
ハンガーにかけてあった
白いロングコートに袖を通す
そして胸ポケットに入れていた
一本のペンを取り出し、
その場にしゃがみ込んだ。
床に左手を付け、
大きく息を吸い込む
『…………大丈夫、今なら失敗しない。異能力、“仮想魔法”』
沙羅がそう言うと、
自身の真下に丸い紫色の
魔法陣のようなものが浮かび上がる
『“転移!!!”』
右手に持つペンをギュッと握り
そう叫ぶと、沙羅は
眩しい光に包まれて
一瞬にしてその場から跡形もなく姿を消した。
この時沙羅が使った能力、
“転移”は
その名の通り、指定した人物や物を
転移、転送、瞬間移動する事ができる能力だ
ただ、場所指定ならその場所の景色を
よく記憶していないと
そこに転移する事はできないし、
誰かの所に転移する場合は
その人の所有物に触れていないといけない。
そして、
先程沙羅が手にしていたペンは
目的地にいる太宰から借りていたものだった
______________________
________
『治!!』
「沙羅…!?随分と早かったね」
太宰のいる地点に転移した沙羅は
走りながら太宰に話しかけた
『起きてすぐメールに気づいて、そのまま転移でここまで来た。治からペン借りといて良かったよ』
『……んー…あれ、もう朝……?』
沙羅は自室のベットの上で目を覚ました
枕元に置いてあった携帯電話に手を伸ばし、
表示された時間を見る。
PM 16:14
『そっか、私あのまま寝ちゃったのか……って、もう夕方じゃん!?』
沙羅は眠って体力を回復するため
疲れを長期間溜め込んだり
強い力を使ったりした後は
決まって長い間寝込んでしまう。
_________新着メッセージがあります
そして、携帯電話の画面には
一件の通知が来ていた。
『電話じゃなくてメッセージなんて珍しい…何だろう?』
なんだか少し嫌な予感がして、
ガバッと布団から起き上がる
メッセージを開けば、
送り主の所には太宰治と表示されていた
-------------
_______おはよう、沙羅
突然で悪いけど、
急いでいるから単刀直入に言うね。
洋食屋の店主と、
織田作の養っていた孤児達が
ミミックによって殺された
そして織田作は一人でミミックの元へ向かった
救援許可は貰ったから、私も其処へ向かう
-------------
『は……。え、?』
え、いや、え?
意味が分からない
殺された…?
死人が出た…?
織田作が一人で向かったから
治も其処へ向かう???
一度に入ってくる情報量が多すぎて
沙羅はメッセージの内容をもう一度読み返す
『…私が呑気に寝ている間に、何があったっていうの…?
………早く行かないと。』
沙羅は急いでベットから降りると
ハンガーにかけてあった
白いロングコートに袖を通す
そして胸ポケットに入れていた
一本のペンを取り出し、
その場にしゃがみ込んだ。
床に左手を付け、
大きく息を吸い込む
『…………大丈夫、今なら失敗しない。異能力、“仮想魔法”』
沙羅がそう言うと、
自身の真下に丸い紫色の
魔法陣のようなものが浮かび上がる
『“転移!!!”』
右手に持つペンをギュッと握り
そう叫ぶと、沙羅は
眩しい光に包まれて
一瞬にしてその場から跡形もなく姿を消した。
この時沙羅が使った能力、
“転移”は
その名の通り、指定した人物や物を
転移、転送、瞬間移動する事ができる能力だ
ただ、場所指定ならその場所の景色を
よく記憶していないと
そこに転移する事はできないし、
誰かの所に転移する場合は
その人の所有物に触れていないといけない。
そして、
先程沙羅が手にしていたペンは
目的地にいる太宰から借りていたものだった
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『治!!』
「沙羅…!?随分と早かったね」
太宰のいる地点に転移した沙羅は
走りながら太宰に話しかけた
『起きてすぐメールに気づいて、そのまま転移でここまで来た。治からペン借りといて良かったよ』