無防備すぎるお前が悪い
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−あくあside−
pm 0:50
「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった。」
午後の授業はヒーロー基礎学
ヒーローになるための実戦訓練だ。
「ハーイ!何するんですか!?」
「災害水難なんでもござれ、人命救助(レスキュー)訓練だ!」
質問にそう答えた消くんは[rescue]と
書かれたプレートを前に掲げる。
(オールマイトも同じようなプレート使ってたな…)
わざわざ毎回作ってるのかなとか
どうでもいいことを考えている間に
壁から昨日同様コスチュームの棚が現れる
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。」
コスチューム…私は着た方がいいな
制服とジャージは防水機能ないし
私の個性だとかなり不便だ。
「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗って行く。以上、準備開始」
クラス全員の準備が終わると、
バスに乗るため屋外へ出る。
「バスの席順でスムーズにいくよう番号順で2列に並ぼう」
「飯田くんフルスロット…」
委員長の指示で2列にならんだものの、
「こういうタイプだったクソ!」
後ろは通常のバスと
同じような座席になっていて、
中央から前にかけては椅子に座った人同士が
向かい合うように長い椅子が並んでいた
(で、私はなんでこんなことに……)
この微妙な空気の重さ。
原因は明確、
両隣に座る焦凍くんと勝己くんだ。
遡ること10分。
バスに乗り込んですぐの事。
適当に椅子に座ろうとした時
強引に引っ張られた私の右腕
引っ張られた方を見ると、
犯人は勝己くんだった。
「あくあ、てめェはこっち来い」
こっち来いって…え?
…つまり一緒に座ろうってこと?
今の勝己くんの一言で
バスに乗り込むクラスメイト達の視線が
集まっているのもお構いなしに
私の手を掴んだまま奥の座席に
乗り込もうとする。
「待て、あくあはこっちだ」
こんどはいきなり後ろから
反対の手を掴まれたかと思うと
そこにいたのは焦凍くん
両腕掴まれている私は
どうすればいいのかわからず
とりあえず2人の顔色を伺う
でも、なんで焦凍くんも…?
そういえばどうして昨日
あんな事してきたのかもわからないし…
もしかして…とは一瞬思ったけど、
あのルックスであの性格なら
きっとモテるだろうし
多分それはないか、と結論づける。
『ええっと…あの〜…』
黙りきった2人に向かって
とりあえず何か言おうとは思ったものの
なんて声をかければいいのか分からない
「何何何?そういう感じなの?!」
「えええマジか…!?やるなあいつら」
「三角関係…?!」
そうこうしている間にも
周りが騒がしくなっていく
三角関係なんかじゃないし、
えええまじか!?とか
言ってる場合じゃ無い、助けてくれ。
どうすることもできない私は
すぐそばにいた出久くんに
視線で助けを求めた
「あー…じゃあこっちの椅子に座ったらどうかな?」
後ろの2人乗りの座席ではなく
中央の横長の椅子を指さした出久くん
出久くんならきっと
助け舟を出してくれる!!
という期待を裏切らず、
ナイスな助け舟を出してくれた。
そうして今に至るわけなのだが…
「おい、てめェどういうつもりだ」
「お前こそどういうつもりだ」
現在私の両サイドで行われている
この会話の威圧感
挟まれている私の身にもなって欲しい
勝己くんと焦凍くんの顔を
交互に見やると
その鋭い目つきで威圧感がもっと増す
(私はどうすれば……)
話題を変えよう!とか
思える雰囲気でもないし、
かと言って
さっきから2人ともどうしたの?
とか聞くわけにもいかないし…。
「てめェだろ、あくあの首のやつ。」
「首の…あぁ、あれか」
「どういうつもりだ」
「お前こそなんで知ってんだ。普通の距離じゃ気づかねぇだろ」
ちょっと待って、
その話ここでするの…!?
2人とも周りにクラスメイト
いるの知ってるよね??
pm 0:50
「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった。」
午後の授業はヒーロー基礎学
ヒーローになるための実戦訓練だ。
「ハーイ!何するんですか!?」
「災害水難なんでもござれ、人命救助(レスキュー)訓練だ!」
質問にそう答えた消くんは[rescue]と
書かれたプレートを前に掲げる。
(オールマイトも同じようなプレート使ってたな…)
わざわざ毎回作ってるのかなとか
どうでもいいことを考えている間に
壁から昨日同様コスチュームの棚が現れる
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。」
コスチューム…私は着た方がいいな
制服とジャージは防水機能ないし
私の個性だとかなり不便だ。
「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗って行く。以上、準備開始」
クラス全員の準備が終わると、
バスに乗るため屋外へ出る。
「バスの席順でスムーズにいくよう番号順で2列に並ぼう」
「飯田くんフルスロット…」
委員長の指示で2列にならんだものの、
「こういうタイプだったクソ!」
後ろは通常のバスと
同じような座席になっていて、
中央から前にかけては椅子に座った人同士が
向かい合うように長い椅子が並んでいた
(で、私はなんでこんなことに……)
この微妙な空気の重さ。
原因は明確、
両隣に座る焦凍くんと勝己くんだ。
遡ること10分。
バスに乗り込んですぐの事。
適当に椅子に座ろうとした時
強引に引っ張られた私の右腕
引っ張られた方を見ると、
犯人は勝己くんだった。
「あくあ、てめェはこっち来い」
こっち来いって…え?
…つまり一緒に座ろうってこと?
今の勝己くんの一言で
バスに乗り込むクラスメイト達の視線が
集まっているのもお構いなしに
私の手を掴んだまま奥の座席に
乗り込もうとする。
「待て、あくあはこっちだ」
こんどはいきなり後ろから
反対の手を掴まれたかと思うと
そこにいたのは焦凍くん
両腕掴まれている私は
どうすればいいのかわからず
とりあえず2人の顔色を伺う
でも、なんで焦凍くんも…?
そういえばどうして昨日
あんな事してきたのかもわからないし…
もしかして…とは一瞬思ったけど、
あのルックスであの性格なら
きっとモテるだろうし
多分それはないか、と結論づける。
『ええっと…あの〜…』
黙りきった2人に向かって
とりあえず何か言おうとは思ったものの
なんて声をかければいいのか分からない
「何何何?そういう感じなの?!」
「えええマジか…!?やるなあいつら」
「三角関係…?!」
そうこうしている間にも
周りが騒がしくなっていく
三角関係なんかじゃないし、
えええまじか!?とか
言ってる場合じゃ無い、助けてくれ。
どうすることもできない私は
すぐそばにいた出久くんに
視線で助けを求めた
「あー…じゃあこっちの椅子に座ったらどうかな?」
後ろの2人乗りの座席ではなく
中央の横長の椅子を指さした出久くん
出久くんならきっと
助け舟を出してくれる!!
という期待を裏切らず、
ナイスな助け舟を出してくれた。
そうして今に至るわけなのだが…
「おい、てめェどういうつもりだ」
「お前こそどういうつもりだ」
現在私の両サイドで行われている
この会話の威圧感
挟まれている私の身にもなって欲しい
勝己くんと焦凍くんの顔を
交互に見やると
その鋭い目つきで威圧感がもっと増す
(私はどうすれば……)
話題を変えよう!とか
思える雰囲気でもないし、
かと言って
さっきから2人ともどうしたの?
とか聞くわけにもいかないし…。
「てめェだろ、あくあの首のやつ。」
「首の…あぁ、あれか」
「どういうつもりだ」
「お前こそなんで知ってんだ。普通の距離じゃ気づかねぇだろ」
ちょっと待って、
その話ここでするの…!?
2人とも周りにクラスメイト
いるの知ってるよね??