無防備すぎるお前が悪い
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−あくあside−
「人すごいなぁ…」
「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな」
午前の授業は終わり、
今いるここは雄英高校の食堂。
思っていた何倍もの人が食事をしている。
今はお茶子ちゃん、飯田くん、
出久くんと一緒に昼食中だ。
その時、
《ウウ〜〜〜》
と大きな音が食堂中、
いや校内中に響き渡った。
「警報!?」
【セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください】
とアナウンスが入る。
「セキュリティ3ってなんですか?」
「校舎内に誰か侵入してきたってことだよ!3年間でこんなの初めてだ!君らも早く!!」
(誰かが侵入…?)
悩む暇もなく校内にいる生徒達が
パニック状態で波のように押し寄せてきて
訳がわからないわからまま人
の波に呑まれてしまった。
「いてえいてえ」
「押すなって!」
「ちょっと待って倒れる!」
「押ーすなっ!!」
『いたっ急に何?!』
何が起きているのか聞こうにも
周りの人は皆パニックで話にならない
そうしてる間にも私は
出久くん達がいるところから
どんどん流されていってしまう。
「あくあちゃん!!」
これは、どうすればいいんだ…。
「君、邪魔だ!」
『わっ?!』
(…やばい!ここで倒れたら…!)
流れに呑まれるまいと
その場で立っていたら
後ろから来た生徒に押されてしまった
体勢を崩してしまい
人の波の中に転びそうになる。
その瞬間、誰かに右手を強く引っ張られ
そのまま抱きしめられるような形で
背中を手で支えられた。
「てめェ危なっかしいんだよ!」
『…爆豪くん?!』
「安心しろ、侵入者はただのマスコミだ」
侵入者ってただのマスコミなのか
でもそれならみんな
敵が来たのか何かと思っているし、
どうにかして伝えてあげるべきだ
そして、顔を上げると
目の前にいたのは爆豪くんだった。
私を壁際の端っこまで
連れてきてくれたみたいだ
『あ、あの…ありがとう、なんだけど…この体勢は…っ』
「あ?しょうがねーだろ文句言うんじゃねェ」
転びそうだったところを
助けてくれたのはありがたいんだけど……
(こんなにくっつかなくても…っ!)
さっきまで背中にあった爆豪くんの手が
今は頭の位置にあって
そのままがっちりホールドされている
『だって…近くにクラスの子とかもいるしっ…!』
「こんなパニック状態で誰もみてねぇよ」
何を言っても離れる気はなさそうな爆豪くん。
周りはパニックで騒いでいるのに対し、
私達2人の場所だけ空気感が違うような
そんな気がした
まるで今ここに2人だけしかいないような。
「皆さん…大丈ーーーー夫!!」
(何?!)
声の主は飯田くん。
非常口にポーズで扉の上に立ち、
叫んでいる。
「ただのマスコミです!何もパニックになるようなことはありません!大丈ー夫!ここは雄英!最高峰にふさわしい行動をとりましょう!!」
飯田くんの一言で
パニックだった生徒達は落ち着きを取り戻し
人の波も停止した。
さすが飯田くん
この一言でみんなを落ち着かせるなんて。
『ってどこ行くの?!』
周りも落ち着いたからもう大丈夫なはずなのに
爆豪くんが突然私の手を掴んだまま走り出した
やっと立ち止まったかと思いきや
《ダンッ!!》
と両側から音が聞こえ、
爆豪くんの腕と壁に挟まれる。
『あのっ…えと…もう大丈夫そうだよ…?どうしたの?』
「てめェ…相澤先生とどういう関係だ」
『えっ?!なんでそんな急に…』
相澤先生とのことは
出久くんにも言っていないし
どうして爆豪くんがこんなことを
聞いてきたのかわからない
「…さっきお前が相澤先生に頭撫でられてるとこ見たってやつがいンだよ」
「人すごいなぁ…」
「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな」
午前の授業は終わり、
今いるここは雄英高校の食堂。
思っていた何倍もの人が食事をしている。
今はお茶子ちゃん、飯田くん、
出久くんと一緒に昼食中だ。
その時、
《ウウ〜〜〜》
と大きな音が食堂中、
いや校内中に響き渡った。
「警報!?」
【セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください】
とアナウンスが入る。
「セキュリティ3ってなんですか?」
「校舎内に誰か侵入してきたってことだよ!3年間でこんなの初めてだ!君らも早く!!」
(誰かが侵入…?)
悩む暇もなく校内にいる生徒達が
パニック状態で波のように押し寄せてきて
訳がわからないわからまま人
の波に呑まれてしまった。
「いてえいてえ」
「押すなって!」
「ちょっと待って倒れる!」
「押ーすなっ!!」
『いたっ急に何?!』
何が起きているのか聞こうにも
周りの人は皆パニックで話にならない
そうしてる間にも私は
出久くん達がいるところから
どんどん流されていってしまう。
「あくあちゃん!!」
これは、どうすればいいんだ…。
「君、邪魔だ!」
『わっ?!』
(…やばい!ここで倒れたら…!)
流れに呑まれるまいと
その場で立っていたら
後ろから来た生徒に押されてしまった
体勢を崩してしまい
人の波の中に転びそうになる。
その瞬間、誰かに右手を強く引っ張られ
そのまま抱きしめられるような形で
背中を手で支えられた。
「てめェ危なっかしいんだよ!」
『…爆豪くん?!』
「安心しろ、侵入者はただのマスコミだ」
侵入者ってただのマスコミなのか
でもそれならみんな
敵が来たのか何かと思っているし、
どうにかして伝えてあげるべきだ
そして、顔を上げると
目の前にいたのは爆豪くんだった。
私を壁際の端っこまで
連れてきてくれたみたいだ
『あ、あの…ありがとう、なんだけど…この体勢は…っ』
「あ?しょうがねーだろ文句言うんじゃねェ」
転びそうだったところを
助けてくれたのはありがたいんだけど……
(こんなにくっつかなくても…っ!)
さっきまで背中にあった爆豪くんの手が
今は頭の位置にあって
そのままがっちりホールドされている
『だって…近くにクラスの子とかもいるしっ…!』
「こんなパニック状態で誰もみてねぇよ」
何を言っても離れる気はなさそうな爆豪くん。
周りはパニックで騒いでいるのに対し、
私達2人の場所だけ空気感が違うような
そんな気がした
まるで今ここに2人だけしかいないような。
「皆さん…大丈ーーーー夫!!」
(何?!)
声の主は飯田くん。
非常口にポーズで扉の上に立ち、
叫んでいる。
「ただのマスコミです!何もパニックになるようなことはありません!大丈ー夫!ここは雄英!最高峰にふさわしい行動をとりましょう!!」
飯田くんの一言で
パニックだった生徒達は落ち着きを取り戻し
人の波も停止した。
さすが飯田くん
この一言でみんなを落ち着かせるなんて。
『ってどこ行くの?!』
周りも落ち着いたからもう大丈夫なはずなのに
爆豪くんが突然私の手を掴んだまま走り出した
やっと立ち止まったかと思いきや
《ダンッ!!》
と両側から音が聞こえ、
爆豪くんの腕と壁に挟まれる。
『あのっ…えと…もう大丈夫そうだよ…?どうしたの?』
「てめェ…相澤先生とどういう関係だ」
『えっ?!なんでそんな急に…』
相澤先生とのことは
出久くんにも言っていないし
どうして爆豪くんがこんなことを
聞いてきたのかわからない
「…さっきお前が相澤先生に頭撫でられてるとこ見たってやつがいンだよ」