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ーあくあsideー
中学3年生の夏頃、
私は猛烈に頭を悩ませていた。
目の前に差し出されたのは、一枚の紙
雄英高校ヒーロー科への推薦状。
『えーっとー、これは???』
「雄英高校ヒーロー科からの推薦状だ」
そりゃそうだ。見ればわかる。
「あくあにとってヒーローへの道に抵抗があるのは分かる。それで今まで目を背けてきたかもしれんが、これはあくあだけの問題じゃないんだ」
『消くん…、っでも私___________
「ヒーローになりたくないわけじゃないんだろ?…なら、挑戦してみたっていいんじゃないのか?」
私が消くんと呼んだ彼は、
雄英教師:相澤消太(イレイザーヘッド)
彼は、幼い頃両親無くし
行き場を無くした私を引き取ってくれた
兄のような存在だ。
私は彼を慕っているし反抗したい訳ではない
(ただ、これに関しては…やっぱり無理!!!)
『む、無理だよ!私が雄英なんて!!
…それに私、推薦されるような事してないし』
考えてみれば推薦されるような事は
何もしてないのに何故推薦が
私に来ているのかが疑問だ。
理由がわからない。
「(お前の個性は十分強い。ただ、強いだけじゃなく危険でもあるんだ…)」
『っ私、ちょっと外の空気吸ってくる!!』
そう言った私は玄関を飛び出して海岸へと走った
決して外の空気を吸いたいから
飛び出したわけではなく、逃げ出しただけだ。
雄英高校ヒーロー科への推薦、
普通の人なら喜ぶはず
だけど、少なくとも私は普通ではない。
そんな簡単にヒーローに
なりたいだなんて言えない。
『うわ、なにこれ。
こここんなにゴミだらけだったっけ?』
私が向かっていたのは海岸だったのだが、
ついた場所はゴミの山が広がる海岸だった。
砂浜一面に小さいゴミから粗大ゴミ
大きいゴミまで埋め尽くしている。
(しばらく来てなかった間にこんなことになってるなんて…)
昔から何かある度に
この場所に来ては水平線を眺め、
心を落ち着かせていた
最近は悩むことも少なかったから
来ていなかったけど
あんなに綺麗だった海岸がこの有様とは
だいぶ、いやかなりショックである。
『っていうか誰だよ海岸にゴミ捨てたの!
こんなところに捨てるなんてありえないっ!!』
(私の個性でできるかな…?)
私の個性は水を操ることと、歌って治癒する事。
治癒と言っても怪我を治すだけじゃなくて
壊れた建物を元の状態に戻すことだってできる。
ならこの海岸が綺麗だった状態に
戻すこともできるかなっていう
希望を持ちながら、自分の目の前にある
ゴミの山だけでも綺麗にしておきたいと思い
私はすうっと息を吸い、歌を歌い出した。
私が歌い出すと、たちまちこれ私が立っている
場所にあったゴミの山が消えていき、
目の前の綺麗な海が目にうつる。
「あくあ少女?」
中学3年生の夏頃、
私は猛烈に頭を悩ませていた。
目の前に差し出されたのは、一枚の紙
雄英高校ヒーロー科への推薦状。
『えーっとー、これは???』
「雄英高校ヒーロー科からの推薦状だ」
そりゃそうだ。見ればわかる。
「あくあにとってヒーローへの道に抵抗があるのは分かる。それで今まで目を背けてきたかもしれんが、これはあくあだけの問題じゃないんだ」
『消くん…、っでも私___________
「ヒーローになりたくないわけじゃないんだろ?…なら、挑戦してみたっていいんじゃないのか?」
私が消くんと呼んだ彼は、
雄英教師:相澤消太(イレイザーヘッド)
彼は、幼い頃両親無くし
行き場を無くした私を引き取ってくれた
兄のような存在だ。
私は彼を慕っているし反抗したい訳ではない
(ただ、これに関しては…やっぱり無理!!!)
『む、無理だよ!私が雄英なんて!!
…それに私、推薦されるような事してないし』
考えてみれば推薦されるような事は
何もしてないのに何故推薦が
私に来ているのかが疑問だ。
理由がわからない。
「(お前の個性は十分強い。ただ、強いだけじゃなく危険でもあるんだ…)」
『っ私、ちょっと外の空気吸ってくる!!』
そう言った私は玄関を飛び出して海岸へと走った
決して外の空気を吸いたいから
飛び出したわけではなく、逃げ出しただけだ。
雄英高校ヒーロー科への推薦、
普通の人なら喜ぶはず
だけど、少なくとも私は普通ではない。
そんな簡単にヒーローに
なりたいだなんて言えない。
『うわ、なにこれ。
こここんなにゴミだらけだったっけ?』
私が向かっていたのは海岸だったのだが、
ついた場所はゴミの山が広がる海岸だった。
砂浜一面に小さいゴミから粗大ゴミ
大きいゴミまで埋め尽くしている。
(しばらく来てなかった間にこんなことになってるなんて…)
昔から何かある度に
この場所に来ては水平線を眺め、
心を落ち着かせていた
最近は悩むことも少なかったから
来ていなかったけど
あんなに綺麗だった海岸がこの有様とは
だいぶ、いやかなりショックである。
『っていうか誰だよ海岸にゴミ捨てたの!
こんなところに捨てるなんてありえないっ!!』
(私の個性でできるかな…?)
私の個性は水を操ることと、歌って治癒する事。
治癒と言っても怪我を治すだけじゃなくて
壊れた建物を元の状態に戻すことだってできる。
ならこの海岸が綺麗だった状態に
戻すこともできるかなっていう
希望を持ちながら、自分の目の前にある
ゴミの山だけでも綺麗にしておきたいと思い
私はすうっと息を吸い、歌を歌い出した。
私が歌い出すと、たちまちこれ私が立っている
場所にあったゴミの山が消えていき、
目の前の綺麗な海が目にうつる。
「あくあ少女?」