春なのに、あつい
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−轟side−
『…やっぱり…気持ち悪いって思った…?』
(こいつ…その姿、気持ち悪いと思ってるのか…?いや、普通真逆だろ)
「いや、綺麗だと思った。お前のこの瞳も、その足も」
海凪は俯いたままで
髪で顔が隠れて表情が見えなかったため
俺は海凪の片側の髪の毛に触れて耳にかけた
『轟くん…』
「気持ち悪いなんて微塵も思ってねぇよ。それに、その姿になったって海凪は海凪だろ」
なんで海凪はこんなに
自分に自信がないのかわからない。
この姿を見て気持ち悪いだなんて
思う人いるのだろうか。
いないだろ
いたとしたらそいつの目がおかしいんだ。
『轟くん、ずるいよね…そういう事さらっと言えちゃうなんて』
「いや、思ったことをそのまま言っただけなんだが…」
海凪はプールサイドに手を付くと、
そのまま水から上がって俺の隣に腰を下ろした
今度は姿がしっかり見える。
近くで見ても、やっぱり綺麗だ。
−あくあside−
“いや、綺麗だと思った。
お前のこの瞳も、その足も”
“気持ち悪いなんて微塵も思ってねぇよ。
それに、人魚の姿になったって
海凪は海凪だろ”
こんな事言われるなんて思ってなかった
この足を、綺麗と思ってくれるなんて。
姿が変わっても私は私、か。
きっと私が1番言って欲しかったであろう
言葉をかけてくれた轟くん。
それも素でこんな言葉が出てくるなんて、
外見だけじゃなくて中身もイケメンすぎる
(轟くんなら…みられても平気かな…)
そう思った私はプールからあがり
轟くんの隣に腰を下ろす
こんな間近で人にこの姿を見られるのは
初めてかもしれない。
『あ、あんまりじろじろ見ないでっ!!』
轟くんがあまりにもガン見してくるものだから
両手でほっぺを掴んで顔の向きを変えさせた
(もう…轟くんって、
無意識に人のこと見つめる癖あるよね…)
こんな美形男子に見つめられて
平常心を保てるわけがない。
「海凪、…少し…触ってもいいか?」
『触っ、えっ?!?』
いきなり何を言い出すんだこの人は。
いや、人魚が珍しいのはわかる。
この足が気になるのもわかる。
(わかる…けど!!普通そうはならないでしょ!)
触るって、私の、この、魚みたいな足を??
人間の姿に置き換えたら
すごい絵面になるんだけど…
「…ダメか?嫌ならいいんだけど…」
(う、これは…断れないっ…
こんな綺麗な顔でそんな事言われて
断れるわけがないじゃん!)
別に嫌なわけじゃないし、
この足を綺麗と言ってくれた彼になら
触られても良いとは思うけど、
ただ…いくら見た目がヒレだとしても足は足だ
彼は珍しい魚のヒレを触る気分かもしれないけど私にとっては足なわけで…。
『…ちょっとだけなら…いいよ』
私がそう言うと
轟くんの右手がそっと私の足(ヒレ)に触れる
上から下へと撫でるように触れられて、
私の心臓は既にすごい速さで脈打っている
まさかこの足を人に触られる日が来るなんて
思ってもいなかった。
(やばい、これ、思った以上に恥ずかしい…‼︎)
「すべすべしてる…それに、やっぱり綺麗だ」
(あぁぁだからなんで君はさらっとそういう事言うんだ!)
私は既に真っ赤になってしまっている顔を隠そうともう一度目の前のプールに正面から飛び込んだ。
「…ど、どうした?」
『……もうおしまいっ!!これ、触られる側思った以上に恥ずかしいんだからね…!』
私は水面から少し顔を出して
轟くんの方を見上げる。
この姿を見られて、触られて、
綺麗とか言われて…色々感情が追いつかない
『…やっぱり…気持ち悪いって思った…?』
(こいつ…その姿、気持ち悪いと思ってるのか…?いや、普通真逆だろ)
「いや、綺麗だと思った。お前のこの瞳も、その足も」
海凪は俯いたままで
髪で顔が隠れて表情が見えなかったため
俺は海凪の片側の髪の毛に触れて耳にかけた
『轟くん…』
「気持ち悪いなんて微塵も思ってねぇよ。それに、その姿になったって海凪は海凪だろ」
なんで海凪はこんなに
自分に自信がないのかわからない。
この姿を見て気持ち悪いだなんて
思う人いるのだろうか。
いないだろ
いたとしたらそいつの目がおかしいんだ。
『轟くん、ずるいよね…そういう事さらっと言えちゃうなんて』
「いや、思ったことをそのまま言っただけなんだが…」
海凪はプールサイドに手を付くと、
そのまま水から上がって俺の隣に腰を下ろした
今度は姿がしっかり見える。
近くで見ても、やっぱり綺麗だ。
−あくあside−
“いや、綺麗だと思った。
お前のこの瞳も、その足も”
“気持ち悪いなんて微塵も思ってねぇよ。
それに、人魚の姿になったって
海凪は海凪だろ”
こんな事言われるなんて思ってなかった
この足を、綺麗と思ってくれるなんて。
姿が変わっても私は私、か。
きっと私が1番言って欲しかったであろう
言葉をかけてくれた轟くん。
それも素でこんな言葉が出てくるなんて、
外見だけじゃなくて中身もイケメンすぎる
(轟くんなら…みられても平気かな…)
そう思った私はプールからあがり
轟くんの隣に腰を下ろす
こんな間近で人にこの姿を見られるのは
初めてかもしれない。
『あ、あんまりじろじろ見ないでっ!!』
轟くんがあまりにもガン見してくるものだから
両手でほっぺを掴んで顔の向きを変えさせた
(もう…轟くんって、
無意識に人のこと見つめる癖あるよね…)
こんな美形男子に見つめられて
平常心を保てるわけがない。
「海凪、…少し…触ってもいいか?」
『触っ、えっ?!?』
いきなり何を言い出すんだこの人は。
いや、人魚が珍しいのはわかる。
この足が気になるのもわかる。
(わかる…けど!!普通そうはならないでしょ!)
触るって、私の、この、魚みたいな足を??
人間の姿に置き換えたら
すごい絵面になるんだけど…
「…ダメか?嫌ならいいんだけど…」
(う、これは…断れないっ…
こんな綺麗な顔でそんな事言われて
断れるわけがないじゃん!)
別に嫌なわけじゃないし、
この足を綺麗と言ってくれた彼になら
触られても良いとは思うけど、
ただ…いくら見た目がヒレだとしても足は足だ
彼は珍しい魚のヒレを触る気分かもしれないけど私にとっては足なわけで…。
『…ちょっとだけなら…いいよ』
私がそう言うと
轟くんの右手がそっと私の足(ヒレ)に触れる
上から下へと撫でるように触れられて、
私の心臓は既にすごい速さで脈打っている
まさかこの足を人に触られる日が来るなんて
思ってもいなかった。
(やばい、これ、思った以上に恥ずかしい…‼︎)
「すべすべしてる…それに、やっぱり綺麗だ」
(あぁぁだからなんで君はさらっとそういう事言うんだ!)
私は既に真っ赤になってしまっている顔を隠そうともう一度目の前のプールに正面から飛び込んだ。
「…ど、どうした?」
『……もうおしまいっ!!これ、触られる側思った以上に恥ずかしいんだからね…!』
私は水面から少し顔を出して
轟くんの方を見上げる。
この姿を見られて、触られて、
綺麗とか言われて…色々感情が追いつかない