これが私のスタートライン
名前変換設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《プロローグ》
“東京崩壊事件”
それは10年前に起きた、
ヴィランの大軍が東京都全体に攻めてきた事件の事。
その戦いは壮絶なもので、
負傷者犠牲者は数え切れないほど多く
都心の建物は全て崩壊していたという。
“ヴィランの大群による襲撃で、
多くの人々、プロヒーローが負傷し、
建物が全壊した”
ニュースではそう報道された。
だが、この事件の真実は違っていた。
その事実を知るのは
その場で身をていして戦っていた
プロヒーローと、
1人の男の子、
そして1人の少女のみが知る。
この真実は
世間に知られていい出来事ではなかったのだ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
_______ここはどこ?私は、何をしているの?
目の前には倒れたヴィランの大群。
そして、倒れた親の姿。
周りを見渡せば、崩れた建物とプロヒーロー。
その時私は背中に何か違和感を感じた
何かが、刺さっている
『うっ……』
私、今、ヒーローに、攻撃されてる…??
いやいや、そんなことあるわけ…
違う…これは、私が_________
「あくあ!!」
その時、私の名前を呼ぶ声と共に
暖かい風に包まれ
私の意識はそこで途切れた。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
私はもう、大切を増やさない
初めから好きになんてならなければ────
────もう誰も、失わないために。