Shining on
name change
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昼休み、お弁当を食べ終わった後オレンジジュースを求め体育館そばの自販機へ向かう
さとけんからトッキーの情報を得たから失敗はしないはず
自販機が見えると先客がいたため少しペースを落とす
サンダルに色的に先輩のようだ
先輩2人組が離れた後、お金を入れようとしたら足元に生徒手帳が落ちていた
さっきの先輩のだと思うけどどちらのだろう?
見させていただきますねーと心の中で勝手に許可を取り開けてみる
2年生だ
うーん、なんて読むんだろう…
振り返ると少し離れてしまっていたので慌てて追いかける
『あの、すいません!』
「…ん?」
あ、顔写真と同じ人だ。よかったー
『えっと…でみず先輩、落とし物です』
「…は?」
「ブハッ」
対照的は反応の2人に戸惑う
『あ!お顔を確認するために勝手に中見ちゃってすみません』
「いや、そっちじゃねーよ。今なんて?」
『でみず先輩…?』
「ウケる!お前今日からでみずに改名しようぜ」
「うっせー槍バカ!でみずじゃなくていずみな!」
『うわー!申し訳ないですっ!』
思わず深々と頭を下げる
…あれ、これバイト初日にもしたぞ?
「君1年だよね、漢字苦手系?これなんて読むかわかる?」
黒髪の先輩が自身の生徒手帳を開いて見せてくれたため名前の漢字を見る
『…こめや先輩?』
「と思うじゃん?正解はよねやでしたー」
あんた面白いな。と言いながら出水先輩は私の手から生徒手帳を受け取ってくれた
『先輩に対してなんて失礼なことを…どうお詫びして良いものか…』
「いやいや、大袈裟すぎるだろ。あんた名前は?」
『みょうじなまえです』
「ならお詫びってことで連絡先交換しようぜ」
「おっ、ならオレもー」
『は、はい!』
米屋先輩になんでお前もだよ!ってツッコむ出水先輩
よし、もう絶対間違えないぞ
「これ、サンキューな。助かったわ」
生徒手帳を軽く掲げ去っていく二人を見送り、改めて自販機でお目当ての飲み物を購入し急いでB組に向かう
『トッキー!教科書ありがとう!これお礼にどうぞー』
「オレンジジュースだ。お礼なんていいのにわざわざありがとう」
『いえいえ。また忘れたら借りに来るかもしれないからさ』
「ふふふ。オレがいる時はいつでも借りていいよ」
『頼もしい…さすがトッキー』
「でも忘れ物しないのが一番だけどね」
『ごもっとも』
「2回忘れ物すると留年決定らしいよ」
『えっ!?そうなの!?』
「まぁ、嘘だけど」
『…ん?』
「嘘」
『烏丸くんんん??』
「また烏丸はすぐ揶揄うんだから。なまえちゃん気にしないで」
さらっと嘘つく烏丸君は無事、要注意人物に決定されました