Shining on
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私が住む三門市は人口28万人
ある日この街に異世界への門が開いた
「近界民」
後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が門付近の地域を蹂躙
こちらの世界とは異なる技術を持つ近界民には地球上の兵器は効果が薄く、街を壊滅させていく
それにより多くの犠牲者が出て、私のお父さんもその1人だ
誰しもが諦めかけた時、突如現れた謎の一団が近界民を撃退した
その一団が界境防衛機関「ボーダー」
それから4年
今日は三門市立第一高等学校の入学式が行われる
写真のお父さんに行ってきます。と声をかけ家を出る
幸い天候にも恵まれ、自分のクラスを確認してから教室へ向かう
C組の教室を見つけ、中に入るとまだ生徒は多くなかった
少し早く来すぎたかな…
黒板に書いてある座席表を頼りに自分の席へ向かう
窓際の一番後ろという神席に心の中でガッツポーズをした
座って窓の外をボーっと見ていると前の席の子がきて、お互い自己紹介し、たわいもない話をしていると、
「俺の席はっけーん」
「一番後ろとかラッキー」
二人の男の子が隣の席にやってきた
あれ?1人見覚えがあるぞ…?
「おれ佐鳥賢!よろしくねー」
「半崎義人っす」
『みょうじなまえです。よろしくね。佐鳥君ってもしかして…』
「あっ、わかっちゃったー?そう、嵐山隊の佐鳥だよー」
「うわ、この流れだるっ」
いえーい!とピースしてくれる佐鳥君
やっぱり、テレビで見たことあると思ったんだよなぁ
まさか同じクラスになるなんて!
聞くと隣の席の半崎君もボーダー隊員らしく、他にも少し離れた席にいる別役君と笹森君もそうだと教えてくれた
この高校内に隊員が割と多くいるようで、何かあった時の安心感が増した
担任の先生もやってきて入学式が始まるため、体育館へ向かう
最中は校長先生の話が長くて思わずあくびが出たけど、隣の半崎君なんかガッツリ寝てるじゃん
私もバレないように寝ようかな…
あ〜あくびが止まんない、止める気もないけど
「んふっ」
声がした方に顔向けると隣のクラスの子と目が合い、すぐ逸らした
え、あくび見られてた?ちゃんと手で口押さえてた…よね?
うわ〜はずっ
しかもなかなかのイケメンさんじゃん…
もう一度彼の方に目線をやるとしっかり前を見ていたので目が合うことはなかった
ちゃんと起きとこう
教室に戻り先生から明日以降の注意事項などを聞いて下校になった
佐鳥君と半崎君はこれから本部に行くらしく、挨拶をして教室から出て行った
さ、私も帰ってバイトの準備でもしますか!