人生楽しんだ者勝ち!
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少しずつ気温も上がってきて、カーディガンを着るか迷う日が増えてきた
まわりでは今年のGWは何するのか、どこに行くのか話題となっているが、進学組は勉強三昧なんだろうなーと頭の片隅で考える
『バレー部はGW合宿なんだっけ?』
「おう。宮城にいく」
パンを口いっぱいに頬張りながら夜久君が答えてくれた
『行ったことないなー。お土産よろしくねー』
「遊びに行くわけじゃないんだけど」
夜久君の鋭い視線から逃げるため体育館横の自動販売機まで来た
何飲もうかなーと迷っていると体育館からボールの音がして、中を覗くとリエーフ君の姿が見え、他の1年生とバレーをしていた
元気だなぁと思いながら見ていると、彼もこちらにきがついてテを振って駆け寄ってきた
「こんちわっす!どうしたんですか?」
『飲み物買いに来たんだけどボールの音が聞こえたからつい覗いちゃった』
しゃべっているの他の1年生もやってきて話に入りたいのかソワソワしている
『リエーフ君と同じバレー部かな?』
「はい!犬岡走です!」
「僕は芝山優生です」
「…手白球彦です」
『3年のみょうじなまえです。』
黒尾さんと夜久さんと同じクラス!となぜか嬉しそうにリエーフ君が紹介してくれた
『黒尾君と夜久君は怖くない?大丈夫?』
「夜久さんは怖いっす!」
「それはリエーフ君が夜久さんを怒らせるような事を言うからじゃないかな…」
「先輩は部活入ってますか?」
『入ってないよー』
「ならバレー部のマネージャーやってください!」
『バレーのルールそんなに詳しくないし、それに今からはちょっと…』
「そうだよリエーフ、先輩もう3年だから受験とか色々あるじゃん」
分かりやすくしょんぼりするリエーフ君に垂れた耳としっぽが見える気がする…
『ごめんね?でも誘ってくれてありがとう』
思いっきり背伸びして頭を撫でてあげるとさっきまでのしょんぼりモードから一転し、まぶしい笑顔を向けてくれた
4人で話しているとあっという間に時間がたち、予鈴が鳴ったため慌てて教室へ戻る
あ、飲み物買い損ねちゃった
(バレー部の1年生ってみんな可愛いね。いかにも後輩!って感じ)
(ちょっと意味がよくわからんが、悪いやつはいないな)
(ってゆうかいつの間に手懐けたんだ?)
(まだ手懐けてないよ!これから仲良くできたらいいなとは思ってる)
(年下キラーですか?)
(黒尾君、その顔やめて)
(サーセン)