人生楽しんだ者勝ち!
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新しいクラスになってから早いもので2週間近く経過した
廊下側の一番後ろという神席で前に座るあっちゃんとお弁当を食べようと机の上を片付けていると、
「こんにちわー!黒尾さんいませんかー!」
すぐ横からの大きな声にびっくりして思わず肩が揺れる
『黒尾君なら購買に行ってるよ。もうすぐ帰ってくると思うけど…』
あれ?この子見覚えある
「…あ!もしかして入学式で受け付けしてた先輩ですか?!」
『あのときの新入生君!えっと…』
「灰羽リエーフです!先輩もこのクラスだったんすね!」
黒尾君より身長が高いため、目線を合わせようにも首が痛い
しゃがんでくれないかなーと思いつつ彼の手元を見ると入部届が握られていた
結構皺になってる…
『それ入部届だよね?預かっておこうか?』
「んー、先輩ともう少しおしゃべりしたいんで待ってます!」
ニカッと笑う彼はなんて可愛い大型動物なんでしょう
あっちゃんも混ざり3人でしゃべっていると
「おいリエーフ、うちのクラスでナンパすんな」
「いたっ!夜久さん蹴らないで!」
夜久君のけりがリエーフ君の背中に綺麗にヒットした
すごい音したけど大丈夫?
「ナンパじゃないっす!入部届持ってきました!」
にっこりと笑いながらジャーンっと用紙を差し出すリエーフ君
そして、その手元に1回視線を落とす黒尾君
「…〆切り昨日なんだけど」
「…え?」
ため息をつく夜久君に、お腹を抱えながら笑う黒尾君
私とあっちゃんも口元を押さえながら肩をふるわせる
半泣き状態で黒尾君にすがりつくリエーフ君はクラス中の注目の的になっている
無事(?)入部届を受け取ってもらえたリエーフ君はすっかり元気になって教室を出ていった
(嵐のような子だね)
(バレーに関してはポンコツだけどな)
(やっくん指導頑張って)
(そこは主将のつとめだろ)