青春は待ったなし!
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夕方、ようやく日向影山コンビが到着し、烏野は初めてセットを取りペナルティ回避できたようで、ほっと息を吐く
音駒も最終セット生川と対戦し勝利を収め、合宿初日を終えた
マネージャー同士自己紹介をし、一緒に食堂へ向かう
食事中もガールズトークは止まることなく、周りにいた男子部員は鼻の下を伸ばす
20時前 お風呂も済ませ、洗濯物を回収しに音駒部員がいる教室へ向かう
一応壁をノックして…
『失礼しまーす!洗濯物回収にし来ましたよー』
上半身裸でシャツを振り回す山本君と目が合い、赤面しながらしゃがまれ…
『いや、女子かっ!そんな格好で名にしてんねん』
「いやいや、ノックしてから入るまでが早すぎんのよ!」
黒尾さんにそう指摘されるも気にせず洗濯物を回収して回るとよく知る人物を発見した
『あれ?日向なんでここにおるん?』
「研磨達と話したくて!」
『ふーん。研磨は何のゲームしてるん?』
「えっ、えっと…これ」
寝転がる日向の隣で胡座をかきながらゲームをする研磨の手元を覗き込むと見えやすいように傾けてくれた
目線は反対向いてるけど
『これうちもやってる!でも2章のボスが強くてなかなか倒せへんん…』
「あー…ちょっと曲者だよね」
『せやねん!装備があかんのかスキルがあかんのかよぉわからへん』
「補助スキルを組み合わせたらいいよ。…今持ってる?」
『家やわ。ちょぉ見て欲しいから携帯教えてー』
「ん」
2人のやり取りに驚きを隠せない音駒部員
「け、研磨が…じ、女子と連絡先を交換する…だと…?!」
「成長したなぁ」
「なんかリエーフまで便乗してるけど?」
「おいこらリエーフ!他校のマネージャーに手出してんじゃねぇよ!」
「手出してません!携帯出してます!」
「そうじゃねぇぇ!」
『夜久さんも交換しましょー』
「お、おう?!」
「やっくーん、顔、大変な事になってる」
無事音駒の皆様と連絡先を交換し(山本君は近寄ってこーへんから交換できんかった)、部屋を後にして洗濯に向かう
そう、向かっているのだが一行に辿り着かない
そもそも洗濯室ってどこやったっけ…説明ちゃんと聞いたはずなのにここにきて記憶力のなさが無駄に発揮されてる
あかん…詰んだ…
思わず天を仰ぐと後ろから
「音駒のマネージャーさん?」
『ん?』
反射的に振り返ったけどちゃうやん
『音駒やなくて烏野のマネです』
「そうなんですか?音駒ベンチにおられたのでてっきり新しく入部されたのかと思ってました」
律儀に自己紹介をしてくれたのは2年の赤葦君
たしかセッターやったよな?
しかもここの生徒で、救世主や…と尊敬の眼差しを向けると1歩引かれた
なんでや
洗濯室まで案内してくれて、なんなら道中カゴまで持ってくれて紳士かよ
『ほんまありがとう。あのままあっこで一夜を過ごすとこやったわ』
「大袈裟な…帰りは大丈夫そう?」
『大丈夫!明かりの付いた教室を目指せばええだけやろ?』
親指立てて見せるもどこか納得いかない顔してはるやん
なぜか心配され連絡先を交換し、赤葦君は校舎に戻っていった
無事洗濯が終わり、宣言した通り明かりの付いた校舎を目指す
迷わずマネ用の教室に辿り着くことができ、携帯を見ると赤葦君からメッセージが来ていた
”帰れた?”
面倒見良すぎんか…
”今帰ったー!ありがとね”
すぐに既読が付き、梟が飛び跳ねて喜んでるスタンプが送られてきた
赤葦君とのギャップありすぎやろと思わず笑ってしまうと、
おやおや?もしかして?
彼氏だたり?きゃー! となぜか盛り上がっていた
うちがおらん間に恋バナしてたらしい
JKっぽい~!
『彼氏ちゃいますよー!いてもないです』
相手が赤葦君で経緯を説明すると他校のマネさんみんな納得してた
木兎さんのお世話係やから面倒見がええらしいけど、木兎さんって先輩よな?
赤葦君もおかんポジションなんやね
苦労も多そうや…
「じゃー好きな人とか気になる人はないの?」
『んー。いないですねー』
「毎日連絡とってる人とかはー?」
毎日…ではないけどちょくちょく連絡来るやつならおるわ
そういえば今日も来とったけど返信してなかったな
あとで返そー
なんて思っていたけど話してるうちに眠くなり、気がついたら夢の中だった
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(”睡魔に襲われた負けた”)
(”そんなんに負けるとか雑魚かよ”)
(”こっちは慣れない場所で合宿してて疲れてるんですー”)
(”体力なさすぎて草”)
(”か弱い女子でごめんなさいねー?”)
(”は?寝言は寝て言えよ”)
(”しばく”)
(”【爆笑のスタンプ】”)
(にろめっ…!)
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