青春は待ったなし!
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翌日、練習終わりに武田先生から今後のスケジュールと東京遠征の詳細を聞く
「学校からの承諾も基本的には大丈夫」
「費用もとりあえず目処はついてる」
「ただ…
来月になったら期末テストあるの、わかるよね?」
「「…」」
「わかるよね?」
思わず目を背ける問題児4人
赤点で補習になった場合遠征には行けないという事実を突きつけられ、思わず逃げ出す田中・西谷
澤村の指示で縁下と共に捕まえる
『はっはっはー!逃げても無駄やでぇ』
「なまえ、笑ってる余裕あるの?お前も危ないの知ってるからね」
「縁下のいう通りだぜなまえ!この前の小テスト18点だっただろ!」
『ちょ!龍?!みんなの前で言わんといてよ?!』
「え、なまえもそっちの仲間な訳?」
『すがさん!ちゃいますよ!一緒にせんとってください!』
「こっち側へようこそー」
『その龍の顔腹立つ!』
ギャァギャァ騒がしい中、澤村の声で静かになる
「このバカ5人抜きで烏野のMAXが発揮できるか?!いや、できない!」
『うちもバカの仲間に入ってるやん…』
「やってやる…全員で…東京行ってやる…!」
その後部室に呼ばれ、澤村の前で正座し今後は
授業中に寝ない・わからないことはそのままにせず、先輩や先生に聞くこと
これを約束され頭に叩き込む
翌日、練習わりに部室で3年生に勉強を教わる
1年もワーワー言いながらも勉強しとるみたいやし、うちもがんばろっ
「土曜の練習終わったらうちで勉強しよーぜ」
『それならうちんちでせーへん?勉強終わってからタコパしようや!』
「何言ってやがる。タコパなんてすr…最高じゃねぇか」
「タコパする暇あったら勉強しろ」
『力さん厳しい…』
「だいたいなまえもギリギリなんだからな?それに田中西谷が女子の家に行ったら勉強どころじゃなくなるだろ」
「安心しろ力。なまえなら大丈夫だ」
『どういう意味だコラ』
結局田中の家で勉強会をすることにし、部室を後にする
LINE
よし、嶋田さんの所で買い物して帰ろう!
−土曜日 田中家
縁下が西谷の現文を見るため、木下に数学を見てもらう
『なんで数学やのに英語が出てくるん…意味わからへん』
「これを英語と言っていいのか?とにかく数学は基礎さえ理解できれば後は応用するだけだから」
『基礎ねぇ…』
「とりあえずシャーペン持ってくれる?」
すでに帰りたい!そんな空気を遠慮なく出していると襖が勢いよく開けられる
「げっアンタ勉強してんの?!大丈夫?!」
「大丈夫ってなんだよ!」
「姐さんチーッス!!」
『冴子姉さん、お久しぶりです!』
「おお夕になまえ!相変わらず2人ともイケてんね!」
『「あザーッス!」』
相変わらずかっこいいー!
「よしホラやるぞ!東京行くんだろ?!
『「「ハイ縁下先生!」」』
その後みっちり勉強し、気がつけば16時を過ぎていた
『もう無理や…一生分の勉強したわ…』
思わず机に突っ伏せる
「大袈裟な…とりあえず今日はここまでにするか」
白目剥いてる西谷を叩き起こし、田中家をでる
帰る途中に自宅の住所を二口に連絡し、家についてからある程度の準備は済ませる
最中で返信があり、いる物あるか聞かれたため飲み物!とだけ返す
誰がくるかなー
20分ほどするとインターホンが鳴り、声をかけてから開錠する
モニターを見ていると二口、青根に続いて長身で特徴的な髪型の子と小柄な子が入ってきた
玄関のインターホンが鳴り、玄関に向かい鍵を開ける
『いらっしゃーい』
「おー。あとこれ飲み物と適当にお菓子とかも買っといてやった」
言い方な?でもありがとー、と言いながら受け取ると後ろにいた長身の子がキラッキラした目で見てくる
小柄な子はリベロだった子やんな?
『初めましてかな?』
「ハイ!黄金川っす!二口先輩の彼女さんっすか?!」
「バッ!バッカじゃねぇの?!違うって言ってただろ!」
『元気のよろしいことで。残念ながら彼女じゃないでー』
「黄金川君、いきなり失礼だよ。すみません、僕は作並です。今日はお招きいただきありがとうございます。」
『伊達工にも常識的な子がいたなんて…感激…』
「おい、聞こえてんぞ」
思わず口元を抑えながら涙を堪える
リビングへ案内し、まだ飲まない飲み物は冷蔵庫へ入れる
作並が手伝いを申し出てくれたが丁重にお断りし、みんながいるテレビの前に座ってもらう
「1人暮らしにしては広くね?」
『一昨年までは両親も一緒に住んどったからね』
「ふーん」
興味ないんかい!とツッコミ入れると何故か黄金川君がめっちゃ見てくる。なんで?
「なまえさんって関西弁なんっすね!」
『せやでー』
「うぉー!なんか新鮮っす!」
『この反応されるとうちの日向思い出すわ』
「あの10番か」
伊達工メンバーであの試合のことを話している間に、テーブルに置いていた焼き器に生地を流し込み具材を入れる
その時みんなにバレないようにタコ以外の具材も忘れずに
1回で40個焼けるプレートやけどすぐなくなりそうやな…
とりあえず1回目が焼け大皿に取り出してから2回目を焼き始める
『できたでー』
「腹へったー」
みんなテーブルに集まる
椅子が1つ足りないため、折りたたみ椅子に座ろうとすると
「自分がそれに座るんで、なまえさんはこっちの椅子に座ってください!」
『いやいや!うちどうせ何回も立つしお客様やからそんな気ぃ使わんでもええよ』
「でも…」
『ほんま君ええ子やなぁ…にろも少しは見習い?って黄金川君もう食べてるやん!』
お前ずりぃぞ!
めっちゃうまいっす!
黄金川君いただきますした?
いただいてます!
そやろね!
賑やかなタコパの始まり始まり
−−−
(ん?!辛っ!お前何入れた?!)
(タバスコ!それ以外にも色々入ってまっせー)
(これ食感気持ち悪いっす!)
(ならグミかな?)
(あ、これタコです)
(…)
(さすが青根君と作並君は日頃の行いがええんやね)
(お前とタコパは絶対もうやんねぇ…)
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