青春は待ったなし!
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急いで1階に降り、みんなと合流する
『「「うぇーい!」」』
もちろんハイタッチも忘れずに
『潔子さん、うちドリンクの補充してきますね』
「うん、ありがとう」
カゴを持ち水道へ向かう
給水機で水を入れてると後ろから声をかけられた
「おーっす。お前相変わらず怖いもの知らずだな」
「げっ、にろやん」
隣には青根君もおるやん
一応謝ったほうがええか…
『青根君さっきはごめんな?ちょっと腹立ってん』
「ぶっ、そこ正直に言うのかよ」
吹き出す二口をよそに青根は首を振る
『でも…もう負けへんよ?』
「今回も心折ってやるよ」
じゃぁなーと去っていく2人を見届け、補充し終えたボトルも持ちみんなのところへ戻る
前の試合が終わりコートに向かうと伊達工の声援が大きく、ビビる日向
公式WUが始まるため2階に上がると丁度西谷が回転レシーブを決めていた
まぁた夕は危ないことしとるやん
と呆れていると
「よっしゃあ!心配することなんか何も無ぇ!皆、前だけ見てけよォ!背中は俺が護ってやるぜ」
…
『(夕ーーーー!!かっこよすぎやろぉ!)』
思わず膝から崩れ落ち、心の中で叫んでしまった…
周りの視線感じるけどそんなんどうでもええ!
こんな男前なやつ他におらんやろ!
「あれ大丈夫か?」
「きっと大丈夫なやつです」
下で菅原と縁下のやり取りがあったが本人の耳には届いていない
試合が始まり、伊達工のブロックに止められるも前回の対戦の時のような思い空気にならず、二口の口から文句がこぼれる
そして変人速攻が決まると一瞬会場内が静かになり、大きなどよめきが起こる
その後も一進一退の攻防が続き、日向が前衛に上がるとまた変人速攻を決める
伊達工がタイムをとり、選手内で“10番を止める”という意識が強くなった
田中がスパイクを決め、3点リードしている
「良かった、男子の2回戦まだやってる!」
『あ、結先輩!お疲れ様です!』
「なまえちゃん、すごいね伊達工に勝ってる!」
『はい!みんな頑張ってます!』
烏野女子の後ろから嶋田、滝ノ上もやってきた
『お二人も見にきてくれはったんですね!』
「もちろん!あ、今日は豚バラ安いから終わったら買いにおいで」
『ほんまですか?絶対行きます!』
高校生のする会話じゃねえよと滝ノ上さんにツッコまれたけど、うちにとっては大事な情報やねん
今日の晩ご飯は豚バラで何作ろうかと頭の片隅で考えながら応援をする
18−15 烏野リードで二口にサーブがまわり、思いっきり打たれたボールにレシーブが崩れる
日向に2段トスが上がるもブロックに止められた
しかしカバーに入った西谷がボールを拾い、日向は素早く戻る
相手は日向をマークしており思いっきり飛ぶもボールは日向を越え、後ろから東峰がアタックを決め、ベンチにいる菅原もガッツポーズをする
その後も烏野が得点を重ね、1セット目を獲ることができた
2セット目、烏野は2ローテ回してスタートした
一進一退の攻防が続き、僅差でリードするも相手のブロックに阻まれ、思うように点が入らない
それでもなんとかマッチポイントになるも日向のサーブミスで相手へサーブ権が移る
相手のサーブを拾い月島の速攻に繋げるも拾われてしまい、逆に烏野のレシーブが乱された
なんとか東峰にトスが上がるも相手のブロックに捕まり、誰もいない後ろへボールが飛ばされる
西谷が追いつき、なんとか上げるも二段トスがネットに近くなり、東峰と青根の押し合いになる
『(旭さん、がんばれ…!)』
しかし無情にもボールは烏野コートへ…
落ちるかと思ったがカバーに入っていた西谷が足で上げ、東峰は急いで攻撃体制をとる
誰にトスを上げるか迷う影山に対して
「もう一回!」
「決まるまでだ!!」
その声に東峰の好きな
“ネットから離れた高めのトス“
丁寧に上げられたボールを東峰が全力で打ち切り、無事勝利を収めた
2階に戻ってきたみんなに声をかける
『旭さん!最後かっこ良かったです!!』
「あ、ありがとう」
『リベンジ…できましたね』
「うん…みんなのおかげだよ」
『もーすぐ謙遜しはる!もっと胸張ってくださいよ!エースなんだから!』
「は、はい!」
「どっちが先輩なんだか」
後ろで澤村と菅原が苦笑いしながら2人のやりとりを見ていた
隣のコートでは青城の初戦が行われており、及川セッターでのチームを初めて目の当たりにする
黙り込むメンバーをよそに西谷・日向のテンションは上がっており、テレビ関係者から注意されるほどだった
青城勝利で試合終了し、烏野は学校へ戻る
学校へ着くと職員室にいた先生からテレビに映ってますよと声がかかり、急いで向かう
今日の試合結果が放送され注目選手が紹介される中、次はAブロックの紹介に移った
青城の及川が紹介され、アナウンサーから烏野高校の名前が呼ばれるも、映ったのは及川へのインタビューだけであった
「先生ありがとうございました。よーしそれじゃあ…やるか。」
「何を?!」
「ミッ、ミーティングですよ!」
体育館に移動し、フォーメーションの確認をしてから解散となった
いつもよりピリピリした様子の影山に声をかける日向に感心する澤村
「…スガ、旭、明日も生き残るぞ」
「「ーおお」」
3人の背中を見つめ
『明日も全力で戦おう』
「行くぜ、3年生と…全国」
「「「「おお」」」」
−−−
(嶋田さーん!豚バラ残ってますか?!)
(なまえちゃん来ると思って取っといたよ。特別に割引シール貼ってまーす)
(ありがとうございます!めっちゃ助かるー!)
(ちなみにナスも安いですが…?)
(なんやて…?!では、豚バラとナスをレンチンしてポン酢でいただく…これに決まりです)
(最高だと思います)