Episode 7
夢小説設定
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スーパーに着くと、凛はカゴを手に取った。
「貸して。」
すると、凛の手にあったカゴを安室が持った。
「重くなるからな。」
(さりげなくするこういう所が、本当にすごくイケメンなんだよなぁ。)
凛は、先を歩く安室の姿を見ながら微笑んだ。
(しっかし・・・ 安室さんの買い物姿とか、中々見る機会がないからレアな気がするわね。
てか、セロリ買いすぎじゃね?
セロリ好きなのかな。)
安室の持つカゴに入れられた3束のセロリを見ていると、安室が振り返った。
「何か欲しいものはありますか?
お菓子なら500円までならいいですよ。
あちらがお菓子コーナーです。」
「やったぁ!
ーーーって私は子どもか!
しかも、500円って意外と結構買える金額!
太っ腹だな!!」
安室は笑うと、凛の頭をポンポン軽く撫でた。
「ふふ、すみません。
僕の後ろを、小さな子どものようにちょこちょこと着いて来てくれる姿が可愛らしくて・・・
でも、何か欲しいものがあれば遠慮なく言ってください。」
凛は少し拗ねながら近くの商品棚へと視線を移した。
たまたま見た商品棚には、最近流行りの警察もののアニメの菓子が並んでいた。
(うぉっ何これすごい!
私が知ってるアニメとは絵柄が全然違う!
キラッキラだ!
時代を感じるーっっ)
凛は興味が湧き、適当に1つ手に取って見た。
その菓子のパッケージに、片手にライフルを持った黒髪でつり目がちのアニメのキャラクターが描かれていた。
中身は、そのパッケージに描かれているキャラクターのマスコットキーホルダーとラムネが入っているようだ。
(おぉ!
この人は中々のイケメンだ!
どことなく私の飼っていた可愛い可愛いライにも似てる!)
「凛さん?
そのお菓子が欲しいーーーー」
安室は凛の手元にある菓子箱を見た瞬間、凄まじい早さで奪い取り、そして違う菓子箱を手渡した。
「・・・そのお菓子が欲しいのでしたら、こちらの方がいいですよ。」
凛は視線を菓子箱に移すと、手渡された菓子箱のパッケージには、片手にH&K P7M8の銃を持った金髪でタレ目のキャラクターが描かれていた。
(おーっっ
この人の方が私好みのイケメン!
・・・ていうかーーーー)
「この人、何だか安室さんに似てるね?」
「そうですか?
ほら、それカゴに入れるので貸してください。
レジへ行きますよ。」
「え?
別にこれいらないんだけど。」
安室は凛の手から菓子箱を取ってカゴに入れると、さっさとレジへと向かった。
そして、会計の時に凛が財布を出していると安室に制され、安室が全額支払った。