Episode 6
夢小説設定
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カラン・・・
店内に来客を知らせるベルが鳴り、凛は扉の方へと向かった。
「いらっしゃいませ!
あ、蘭ちゃん!」
店内に入って来たのは、蘭と茶髪のボブカットの女子高校生と黒髪のショートカットの女子高校生だった。
凛は店内奥にある窓側のソファ席へと3人を案内した。
そして、それぞれの前に水の入ったコップを置いた。
「ねぇ、蘭・・・ もしかしてこの人?」
「蘭くんが可愛くて可愛くて仕方がないって言ってた?」
2人の女子高校生の言葉に、凛は首を傾げた。
すると、蘭が顔の前で両手を合わせて頭を下げた。
「凛さん、突然ごめんなさい!
私がつい学校でも凛さんがとても可愛いっていう話を2人に話していたら、2人が逢いたいって言ったので・・・」
「ん?
蘭ちゃん、1つ訂正させて。
まず 私より蘭ちゃんや彼女たちの方がはるかに可愛いし、なんなら天使なんだけど?
もうね、可愛すぎて隙あらばハグしたいし、いっその事連れて帰りたいくらいなんだけど?」
至極真面目な表情で危ない発言をする凛に、蘭は頬を染めながら照れ笑いし、蘭の隣に座っていた2人の女子高校生は声を出して笑った。
「本当に噂通りなんだな。
ボクは世良 真純って言うんだ。
よろしくな、凛ちゃん。」
「見た目の可愛さに反して中身がちょっと変態ちっくなのも、ギャップがあっていいわね!
私は鈴木 園子よ!
凛さん、よろしく!」
そして凛は、世良と園子から連絡先を聞かれて交換した。
新しく増えた連絡先に、嬉しそうに笑った凛を見た世良と園子は、頬を染めて固まった。
(出た! 凛ちゃんの悩殺プリティスマイル!)
凛の笑顔に謎の名前を付けていた梓は、カウンターの中からそのやり取りを暖かい目で見ていた。